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安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

がん免疫細胞療法セミナーに参加してきました

2015年09月21日 21時42分05秒 | 健康・病気

 

すっかり、脳みそが疲れてしまってますが、

この疲れが取れた頃には忘れていると思われるので、

一念発起して?

ざっくり、くちこ語でまとめておきます。

文責は、負いません、負えません!

で、

癌治療に興味の無い人はスルーしてくださいね。

 

 

「癌」が波であれば、その防波堤が「免疫力」

癌に対する免疫力の主力がNK細胞。

NK細胞の活性が下がると防波堤も弱体化する。

癌にもNK細胞の活性を眠らせてしまう力がある。(弱体化)

 

 

ANK細胞とは、NK細胞の活性化を高めたもの(強い防波堤へ)

  →直接、がん細胞を破壊する

  →抑えられた免疫力を立て直す

  →T細胞を呼び寄せ活性化する

 

※但し、京大が小規模な臨床試験をした程度で、きちんとしたデータはとれていない様子。

 費用的に、大規模な臨床試験や、データの裏付けは出来ないとのこと。

http://www.lymphocyte-bank.co.jp/ank.html

 

 

体外においてNK細胞の活性を10倍以上に、数を1000倍以上に増やす技術を用い、

それを体内に戻すことでがん細胞を消滅させる治療がANK自己リンパ球免疫療法。(ANK療法)

癌を封じるためには、NK細胞の活性が高いことが必須となる。

 

 

再発、遠隔転移に対する癌治療は、外科、放射線、化学療法の三大治療では、延命しかできないが、

ANK療法では完治を目指すことが出来る。

→活性化した自己のNK細胞の活性細胞を週に2回のペースで12回点滴する。

→毎回の点滴で免疫抑制の壁に攻撃を繰り返し、最後にはその壁を壊すことで点滴無しでも活性細胞のレベルが保てるようになる。

 

 

但し、数の多い癌では、ANK療法単独では、時間と費用が掛かり過ぎるので、

分子標的薬との併用が望ましい

→分子標的薬で叩いておいて、ANK療法でトドメを刺すイメージ。

→分子標的薬ががん細胞の増殖を抑えている間にANK細胞が癌を破壊する。

 

 

標準治療で抗がん剤を使う場合は、

抗がん剤で、がん細胞が減った時に、ANK療法でトドメを刺す。

※同時には使えない。

標準治療で免疫細胞が傷む前にリンパ球を採取して培養、凍結しておく、標準治療後にANK療法を開始する

※若しくは、化学療法で傷んだリンパ球の回復をまって採取、培養してANK療法を開始する。

 

 

ANK療法は、がん免疫細胞療法としては完成しており、

LAK療法、T細胞細胞系療法、樹状組織療法より、治療効果が優れているものの、

NK細胞の培養には高い技術と、大量の薬剤が必要で、原価も高く普及が遅れている。

但し、他の免疫療法よりも攻撃力が強く延命でなく、治すことも期待できる

 

 

ANK療法は、一時的に、発熱や悪寒等に副作用が出るが正常細胞は傷つけない

 

術後の再発予防にも有効。

→画像では見えないレベルの全身に散った癌細胞を叩くことができる。

 

 

癌の増殖力と、ANK細胞の癌への破壊力の力関係で結果が決まる。

僅かでも勝った方が加速度的に勝利する。

→分子標的薬を併用することでANK療法が勝ちやすくなる。

 

 

ANK療法は、保険診療で認められていないので自由診療となる。

→保険診療の病院ではANK療法は基本、受けられない。

→自由診療をしているANK療法の指定病院で治療を受けることになる。

→1クール(リンパ球採取と点滴12回)で、ざっくり費用は400万円!!!

※追加検査、追加処置等で追加費用が生じることもあり、

費用は完全前払い制で、返金は無い。

 

 

講演も聴き、質疑もしたくちこです。

うーーーーーん・・・

くちこもね、以前は、現場の癌治療、多少は見ていました。

新薬の開発も、微力ながら関わってきました。

だから、全く知らない世界では無かっただけに、

あれ?と思うことも。

くちこの知識の方が正しいと言い張れるほどの自信は無いけれど、

そうかなあ?と思うことも。

勿論、より賢いのは、講演された方なのは確かですけれどね。

 

で、多分、同様な治療を受ける人を病棟で何人か見たような?

そして、結局ダメだったような?

その点を聞くと、

「元々、ターミナルな人だったからでしょう」と。

 

NETのG2って評価についても、

「それって、結局、よく解らないってことですよね」と。

解ったことが、解ったから、G2なのに!と思ったくちこでした。

 

 

遺伝子医療についても、思いっきり否定的でした。

「必要無い、関係無い」と。

その人なりに、その根拠を長々くちこに説明してくれましたが、

くちこも、遺伝子医療については現場でも多少見てきたし、

「遺伝子革命」という本も読み、講演も聴いたのでねえ。。。

これについては、考えてる世界とチャンネルが違うって感じで、

会話がやや不成立だったような?

 

 

くちこの場合、転移が無くても、8cmという巨大腫瘍だったのなら、ANK療法も考慮してはどうかと言われました。

でも、8cmに育つまで、どこにも転移していなかったということは、逆に大人しいイメージでは?と思うくちこです。

「飛ばないタイプの癌ですね」と講演者。

だったら、今は未だ必要ないのでは?と思うくちこでした。

画像的には転移していないんだし。

なんたって、400万円だしね。

これって、サメ氏と地球一周旅行できる額なのよね。

だったら、地球一周の船旅して逝くのもありかな、なんて思うくちこでした。

 

 

ま、来月、膵神経内分泌腫瘍で膵頭十二指腸切除術をして二年半ってことでMRIの予定なんです。

それで、運悪く転移していたら、また考えようかな、と。

 

参考までに・・・

 

 

ああ、知恵熱、出そう。。。

 

追伸。

思い出したんだけど。

講演者も意見は、極めて断定的で、

コレステロールを下げる薬、無意味、不必要。

インフルエンザワクチン、子宮頸がんワクチン、無意味、不必要。

血圧を下げる薬も不必要で飲むと鬱になる。

で、鬱になって鬱の薬を飲むともっと鬱になる、等々・・・

医療の世界にいろんな考えがあることは百も承知。

でも、此所まで断じて良いのかなあ、と。

降圧剤、抗鬱薬、その機序は多岐にわたっている訳で、

その効能、効果について、一言で断じれるだろうか、と。

と言うか、血圧にこだわる必要が無いとのことでしたが・・・

講演者も医者では無く、くちこも、もちろん医者では無いのだから、

まあ・・・個人の意見ということかな。

 

 

 

コメント (40)
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