2022年10月封切りの映画「千夜、一夜」を
アマゾンプライムで見つけました。
主演は田中裕子さん
全く知らない映画でした。
離島に暮らす主人公 登美子(田中裕子さん)の夫は
遠洋漁業に出る漁師。
ある時、漁から帰ってきて、その後行方不明になる。
不審船が来ることもあるので、拉致を疑う。
妻はビラを配って、情報を求めた。
しかし、全くの手がかりもなく30年、夫の帰りを待ち続ける。
〈どうしていなくなったのか分からないで待つ〉というのは、
本当に辛く、苦しいこと。
失踪した理由を、あれこれ考え、悩み、苦しむ。
そこへ2年前に夫がいなくなった奈美が来る。
元町長さんが、彼女に登美子を紹介する。
登美子は親身になって調査を助ける。
結末は言いませんが、
突然いなくなる・・・・ということで
私は最近(1か月くらい前)
ひとりで登山にでかけて、行方不明になり
捜索願が出されて、捜索してもらったが、まだ見つかっていない
80歳になられるH牧師さんのことを思いました。
謹厳実直、静かで思慮深く、聖人と言われたH先生は、
若いころから登山がお好きだったそうです。
慣れておられるからひとりで出かけられたのでしょう。
地元の山で、そんなに高い山ではなかったようです。
まだ安否は分かりません。
ある日、ひょっこり帰って来られるのでは、と思ったり。
聖書には、死なないままで 神が天に取られた人は
エノクとエリヤの二人だけです。
創世記5:24に、
「エノクは神と共に歩んだ。神が彼を取られたので彼はいなくなった。」
とあります。
エノクは、ノア(ノアの洪水)の曽祖父にあたります。
私はH先生が、このまま見つからなかったら
「エノクのように、神さまが取られた」と思います。
多くの人たちが心配して、メールでの情報も錯綜したり。
いかに慕われておられた先生かと。
でも寂しさはつのります。
そして、ご家族の方々の苦しみ、辛さを、
この映画を見て、実感しました。
慰めと励ましが、ご家族の方にありますように祈ります。
虹が立つ (高谷学さんからお借りしました)
虹をみると、ノアの洪水のあとで現れた、
神さまの約束の虹を思います。