風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

高橋源一郎さん 弟さんの死を乗り越えて

2024-06-03 20:03:44 | キリスト教会
前回の高橋源一郎飛ぶ教室は、
京都への初フライトでした。
今回、高橋源一郎さんの冒頭の短いお話は
弟さんが、2日前に癌で亡くなられたこと。
京都での公開生放送の直前だったと明かされました。

幼少期、3歳違いの弟さんと、とても辛い経験をされてきた。
お父さんはどこかへ行ってしまって
夜仕事に出るお母さん。
2人で寂しさをまぎらわせるため、
源一郎さんは、毎晩、紙芝居を作って、弟に読んであげていたとか。

最初の読者は、弟さんだったのでした。
想像の翼を広げ、宇宙へロケットを飛ばすこともできる。
お話を創ることは、子どものころからもう、始まっていたのでした。

両親を亡くした時には感じなかった悲しさを
弟さんが亡くなったことで、強く感じると。

確かに、自分より歳の若い人が亡くなるのは、
耐えがたいです。

お話を聞いていると、泣けてきました。
そこには、とても深い哀しみがあって、触ることができそうでした。
・・そのあとにかかった曲、ユーミンの「春よ来い!」の歌詞が沁みて、
 また涙が出てきました。

その悲しみを乗り越えて、生放送をやり遂げた。
誰も知らなくて、驚きました。
会場にいらした、伊藤比呂美さんが、今回のゲスト。
彼女も、お悔やみをおっしゃっていました。

ラヂオって、不思議なつながりを持たせてくれる。
長く番組を聴いていると、みんな家族のようになる。

悲しみに寄り添ってくれる人たちが、
いっぱいいることに気づく。

時間を共有するって、不思議なことですね。


 みやこわすれ  (高谷学さんからお借りしました)

  初めてこの花の名前を教えてくださった、Tさんのことを
  思い出しました。
  野の花がいっぱい咲いているお庭でした。