風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

「虎に翼」 三渕嘉子さんの声  伊集院光の百年ラヂオ待ってました。

2024-06-02 16:34:30 | キリスト教会
伊集院光の百年ラヂオで、「虎に翼」のモデル
三渕嘉子さんのお声を聴きました!!

ずっと、ずっと、聴いていたくなるような
明るくて、聡明そうで、優しい気持ちのこもった、自信に満ちたお声。

昭和56年(1981年)66歳の時のラヂオのインタビュー。
この1本しか残っていないという貴重な音源。

子どものころから、とても活発だったという。
明治大学の女子部から明治大学の法学部。
男尊女卑が当たり前だった時代、父親が理解があり、
医師か弁護士になったらと言われた。

新潟県の家裁時代、心のこもった説諭に、
事件を起こした少年も、家族も涙を流したという。
また、裁判官として勤務していたときも、
職員から「うちのお母さん」と慕われたという。

はきはきしたよく通る声をお聴きするだけで
さもありなんと思いました。

弱い人たちを助けたいという思い。
男女関係なく。
いまの憲法で国民の平等が明記されていることに
どれほど解放感を覚えたか。
それまでは、女性というだけで、
発言も控えねばならないこともあったという。

戦後に生まれ、男女平等、自由に発言できる、
そのような時代に生きてきた者には分からないくやしさも、
たくさんあったと推察されます。

「虎に翼」は、女性が人としての権利を獲得し、保証されていく過程が
とても明確で、痛快です。

透明、清明、正直、堂々と生きてこられた
三渕嘉子さん。
声をお聴きしただけでも、十分にそのお人柄を想像できました。
素晴らしい大先輩です。




 「虎に翼」 虎 寅 とら  (無料画像をお借りしました)