1943年9月20日、、、治安維持法違反で、
セブンスデー・アドベンチスト教会の牧師、信徒43名が検挙されました。
全国の教会、海外の台湾、パラオの教会も。
3名の方が獄死(殉教)なさいました。
もし、自分がその時代に生きていたら、、、、
踏み絵を踏むことを試された時代に生きていたら、、、、
果たして、信仰を保ち続けることはできただろうか。
教会のすべての人が、国家の要求する、天皇遥拝(偶像礼拝)を拒んだわけではありません。
迎合して生き延びよう、それが教会を守ることだと思った指導者もいた。
その教団の方針に従わない教育関係の職員を解雇しようとした。
しかし、解雇の理由を聖書から説明してほしいと職員はいい、8時間の議論になり
解雇はされなかった。
人を信じるのではなく、神さまを信じた人たちは、地方にもいました。
密かに墓地に集まって、毎週の安息日(土曜日)礼拝をしていた人たちもいました。
特高刑事は、教会へ求道者を装い熱心に通い、説教の内容や、祈りの内容を書き留めて
検挙する証拠にしたという。
ただ、中にはキリスト教を調べ、知って感銘を受け、
職を辞して、信者になった人もいらっしゃるとか。
国は、キリスト教会を、カトリック教会と、日本基督教団(プロテスタント)の2つだけを認めて、
そこに入らない、ホーリネス教会や、セブンスデー・アドベンチスト教会を弾圧したという。
獄中の生活は、とても厳しいものだったようです。
粗末な食事、南京虫やうじがついた毛布の支給。
かゆくて眠れない。
1年8か月で敗戦、出獄できました。
安穏な現代の、平和な生活からは、想像するのも難しい状況。
そのような日々がこないことを祈るばかりです。
「耐えられない試練には合わせない」という聖書の言葉にすがります。
聖書の言葉を、自分に与えられた神様からの言葉と受け取っていないと、
立つことはできません。
麦わら菊 (野口勝利さんからお借りしました)
親切なことばを語りたいです。