風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

2016年の映画「沈黙 サイレンス」を思い出して

2023-09-23 18:25:30 | ドラマ・映画・演劇

友人のT.Mさんが、遠藤周作さんの「深い河」を中心に

最近、いろいろ考察しておられます。

私も若いころ、友人3人で、遠藤周作さんの作品を読む会をしていました。

しかし、もうずっと遠藤周作さんの作品を読むこともなく、

遺作となった「深い河」も、実は読んでいません。

 

この「深い河」は、黒人霊歌にもありますし、

インドのガンジス川も意識しているらしいです。

 

旧約聖書の「イザヤ書53章は、イエス・キリストの十字架を預言しています。

 イザヤ書53章2節~4節

  :2・・・彼には見るべき姿も輝きもなく

    私たちが慕うような見栄えもない。

  :3 彼は蔑(さげす)まれ、人々からのけものにされ

    悲しみの人で、病を知っていた。

    人が顔を背けるほど蔑まれ(軽蔑され)

    私たちも彼を尊ばなかった

  :4 まことに、彼は私たちの病を負い

    私たちの痛みを担った。

    それなのに、私たちは思った。

    神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。

     (新改訳聖書2017)

「深い河」には、このイザヤ書53章のことばが度々引用されているそうです。

 

2016年の映画「沈黙 サイレンス」は、とても優れた映画でした。

遠藤周作さんの作品を、外国人のキリスト者の目を通して描いている。

宣教師の役は外人(古い日本映画の「沈黙」では、丹波哲郎さんなどだったかと)

 

一番印象に残っているのは、

隠れキリシタンのリーダーのやや年配の男性。

その表情、演技は、まさに本物のキリスト者でした。

ゆるぎない信念、信仰が、その厳しく引きしまった表情に現れていました。

 いまも時々その表情を思い出すことがあります。

 

いざとなったときに、「主を知らない」と言わないでいられますように。(祈りつづけます)

 

 鈴蘭  そのいつくしみはかぎりなく  (野口勝利さんからお借りしました)

  主の恵みと慈しみを 日々味わい 感謝したい。