風の詩(kazenouta)2

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『映画を早送りして観る人たち』読み終えました Z世代との隔絶

2023-09-20 19:53:43 | ネットなど

『映画を早送りして観る人たち』(稲田豊史著)は、次に予約待ちをしている人がいるので、

返却期限の本日、なんとか読み終えました。

とても学ぶところが多かったです。

 

Z世代と言われる人たち(1990年代後半から2010年生まれ)は、

まさにインターネットがあって当たり前の時代に生まれた人たち。

日本では、「ゆとり教育」をされた人たち。

個性的であれと言われた(教育された)人たち。

 

あまりにも多くの情報に囲まれすぎて、

早送りで映画を見なくては、友人との会話についていけない。

 

かつて、蓄音機なるものが発明されて、レコードで音楽が聴けるようになったとき、

生の演奏こそ本物の音楽である!と主張していた人たちは、嘆いたようです。

「レコードなんて、音楽じゃない」みたいに。

 

やがて、「早送りで観るなんて、と言ってた人たちがいたらしい。」

と言われる時代が来るかもしれません。

 

目の不自由な人たちに情報を送るために、音訳のボランティアをしています。

デジタル録音になってから、最終チェックをするときは、1.5倍速。

修正した箇所にくると、等倍に戻して間が長すぎないかをチェックします。

早送りするのは、もはや当たり前。

私も早送りをして聞いていました。

 

Z世代以降の若者たちの事情、心情、置かれた状況が、よくわかりました。

失敗を恐れて、多くの人と同じ意見をもつことで安心する。

批評、評論を重視することなく、自分が快適であればいい、、、という考え=これが普通。

 

インターネットの普及、デジタル化された環境、、、、

世界は大きく変化していることを、実感しました。

 

私もアマゾンプライムで、自分の好きな映画を探して観ています。

ただ、まだ等倍で観ていますが。

 いつか、早送りで観るようになるのかしら。。。

 ジョギング中に空に虹  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  かつて虹は、天がける龍を連想したこともあったとか。

  この虹は、飛んでいますね。

  輝きつつ飛翔する。