風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

教会弾圧から80年

2023-09-15 20:34:32 | キリスト教会

1943年9月20日、、、治安維持法違反で、

セブンスデー・アドベンチスト教会の牧師、信徒43名が検挙されました。

全国の教会、海外の台湾、パラオの教会も。

3名の方が獄死(殉教)なさいました。

 

もし、自分がその時代に生きていたら、、、、

踏み絵を踏むことを試された時代に生きていたら、、、、

果たして、信仰を保ち続けることはできただろうか。

 

教会のすべての人が、国家の要求する、天皇遥拝(偶像礼拝)を拒んだわけではありません。

迎合して生き延びよう、それが教会を守ることだと思った指導者もいた。

その教団の方針に従わない教育関係の職員を解雇しようとした。

しかし、解雇の理由を聖書から説明してほしいと職員はいい、8時間の議論になり

解雇はされなかった。

人を信じるのではなく、神さまを信じた人たちは、地方にもいました。

 

密かに墓地に集まって、毎週の安息日(土曜日)礼拝をしていた人たちもいました。

 

特高刑事は、教会へ求道者を装い熱心に通い、説教の内容や、祈りの内容を書き留めて

検挙する証拠にしたという。

ただ、中にはキリスト教を調べ、知って感銘を受け、

職を辞して、信者になった人もいらっしゃるとか。

 

国は、キリスト教会を、カトリック教会と、日本基督教団(プロテスタント)の2つだけを認めて、

そこに入らない、ホーリネス教会や、セブンスデー・アドベンチスト教会を弾圧したという。

 

獄中の生活は、とても厳しいものだったようです。

粗末な食事、南京虫やうじがついた毛布の支給。

かゆくて眠れない。

 1年8か月で敗戦、出獄できました。

 

安穏な現代の、平和な生活からは、想像するのも難しい状況。

そのような日々がこないことを祈るばかりです。

「耐えられない試練には合わせない」という聖書の言葉にすがります。

聖書の言葉を、自分に与えられた神様からの言葉と受け取っていないと、

立つことはできません。

 

 麦わら菊  (野口勝利さんからお借りしました)

  親切なことばを語りたいです。