風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

若いスポーツ選手の活躍が世界を明るくする

2014-09-30 | Weblog

 ベルリンマラソンで遂に2時間2分台の記録が生まれた。2時間2分57秒。ケニアのデニス・キメットという青年が打ち立てた世界新記録だ。
 マラソンは走るという人間の最も単純で基礎的な運動競技だと思うけど、その競技記録がいまだに塗り替えられていることに驚く。人間の無限の可能性すら感じる。どこまで記録が伸びるのだろうか。


 錦織圭君が男子テニス世界ランキングが7位になったというニュースもあった。まだ上位が狙えそうだし、グランドスラム(4大大会)で頂点に立つのも夢ではない。松江市出身の青年の更なる活躍を楽しみにしている。
 相撲秋場所は21歳の逸ノ城の活躍で沸いた。16歳でモンゴルから鳥取城北高校に来て、めきめきと相撲で頭角を現したしこ名通りの逸材だ。これからが楽しみ。
 仁川アジア大会でも続々と若い選手の活躍が伝えられている。
 スポーツで次代を担う若い人の活躍を見るのは気分がいい。若い人たちの活躍は世の中を明るくしてくれる。

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蒜山を歩く

2014-09-29 | Weblog

 日曜日の朝、6:20に愛車バイクRTで家を出る。バイクツーリングの気分だ。岡山ICで高速に乗り、湯原ICで高速から下りる。蒜山の犬挟峠の駐車場に8:30に到着。さっそく下蒜山に登り始める。
 秋晴れの登山日和。雲居平のすすきの穂がそよ風に気持ち良さそうに揺れていた。 


 下蒜山(1100m)に一汗かいて到着。山頂で休んでいたら2人組のおばちゃんから笑顔を添えて冷やしたマンゴーを頂いた。
 少し休んでから中蒜山をめざす。


 縦走をする登山者が少なくて、気持ちよく歩を進めた。
 今、木曽御嶽山が突然噴火して大変なことになっているようだ。昨年7月に濁河温泉から木曽御嶽山に登ったばかりだけど、穏やかな山の印象しか残っていない。
 たまたま噴火に遭遇し被災した登山者はお気の毒としか言いようがない。被災された登山者のことを思うと、蒜山をのんびりと歩く我が身は気が引ける。
 

 11:50中蒜山(1122m)に着いた。縦走路は人が少なかったのに、中蒜山は別格。山頂は昼食をとる登山者で賑わっていた。昼食とする。空腹を満たしてから来た道を引き返す。


 15:00犬挟峠の駐車場に戻った。お天気に恵まれて、深まる秋の蒜山の山歩きとバイクツーリングを堪能できた。

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iPhoneのアドレス帳移行で大失策か?

2014-09-27 | Mac

 土曜日の朝10時、約束通り、近所のauショップにiPhone6を受け取りに行った。
 iPhone5を買ってからちょうど2年目の機種変更。大きな画面になり、見やすくなったというものの、完璧にapple社の思う壷、販売戦略の罠に嵌められている。そうとわかっていながら易々と手玉に取られている感じで少し悔しい。
 家に戻り、iTunesでバックアップをとっていたデータを戻す。ところがアドレス帳だけが戻らない。操作ミスか。深い喪失感で、かなり今、へこんでいる。


 昼、カミさんとPal Pastaでハーフ&ハーフで2種類のピザを味わった。地元の食材にこだわり、季節感あふれるメニューがあるので楽しみなお店。カミさんはパスタを頂いた。
 シンフォニーの丸善で五木寛之著の「杖のことば」を買う。読みかけの本がまだたくさんあるので、当分の間は積ん読。でもたくさんの本が積まれた机は気持ちが落ち着くので精神衛生上の効果は大。
 明日は蒜山に登る。朝が早いので、今日はもう寝よう。

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朝日新聞社から届いた決意表明

2014-09-26 | Weblog

 朝日新聞社から『ご愛読者のみなさまへ』と題する文書が届いた。朝日新聞を定期購読する全戸に配られたようだ。
 一連の信頼を損ねる事態を招いたことの謝罪と今後の対応について記載されていた。福島第一原発事故に関する吉田調書の記事や慰安婦関連記事について今後、第三者委員会で検証を行うという既報の説明があり、それに加えて、新たに社内に「信頼回復と再生のための委員会」を立ち上げたと記されている。
 曰く「朝日新聞の今回の報道が間違った最大の原因はどこにあるのか、記者教育、研修のあり方を含めて曇りない目で総点検し、正確な記事を重んじる報道姿勢を再構築」するとの決意表明とも受け取れる真摯な文章を気分よく読み終えた。
 人事も刷新し、朝日は確実に変わるだろう。ぜひ変わってほしい。一瞬にして信頼は失うけど信頼を築くのは時間がかかる。しかし地道な努力を重ねて少しずつ失った信頼を取り戻してほしいと願っている。僕は一読者でしかないけど、傷ついた朝日を辛抱強く応援し続けたい。


 「もんげー岡山」キャンペーンの是非をめぐって県議会で論争が起こっている。文字通り、もんげーことになっている。でも「もんげー岡山」はほどほどにして他の重要案件の審議を尽くしてほしい。

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道は拓かれる チャレンジする心

2014-09-25 | Weblog

 まだ心は故郷にある。静かに広がる紺碧の海原、深い緑に包まれた山々と小川のせせらぎ、清々しい里の空気が今も懐かしい。
 いくつになっても生まれ育った土地に懐かしさを感じるのは不思議なこと。人は故郷に心を支えられて生きている。



 ラジオ深夜便「明日へのことば」で雨宮剛氏の『わが体験、平和と和解を語り継ぐ』を聴く。8月11日の再放送だ。留学を志して為替が1ドル360円の頃に50ドルだけ持って貨物船で渡米して、働きながらコロンビア大学で修士学位を取るまでの第一話の終わりに「信念を持って努力をすれば、手を差しのべてくれる人が現れて必ず道は拓かれる」という話に心がほっこりした。
 戦時、フィリッピンで日本軍が行った行為の許しを乞う思いから留学を思い立った雨宮氏に対して、ニューヨーク在住の篤志家が戦時、日系人に米国が行った過ちを一米国民として償いの気持ちから雨宮氏に救いの手を差しのべられた。戦争は悲劇を生むけど、優しい人の心を育ててくれる。
 留学を志す日本の若者が年々減少していると言われている。失敗を恐れずにもっと若者は志高くチャレンジしていいと思う。内向きの若者ばかりではこれから先の日本が心もとない。

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半年ぶりの故郷

2014-09-24 | Weblog

 息子夫婦と一緒に半年ぶりに里帰りをした。
 9/22の朝、岡山の自宅を発ち、瀬戸内市で息子夫婦をピックアップして、越前市をめざす。今年開通した若狭舞鶴道を経由して北陸道へ。若狭舞鶴道は車が少なくて快適に走れた。
 今庄ICで高速から下りて、越前そば『おばちゃんの店』で昼食。越前そばといえば『おろしそば』。辛みのある大根おろしだけのシンプルな食べ方がそば本来の味を際立たせてくれる。里の味、美味しかった。


 何年も老いた母親をお世話頂いているケア施設に向かう。95歳になる母親と半年ぶりの面会。返してくれる言葉はなくても、ただ寝顔を眺めるだけで心は安らぐ。とても良い時間を過せた。
 墓参りをしてから兄夫婦を訪ねる。姪っ子家族も集まってきてくれた。古いアルバムを広げて昔話に花を咲かせた。
 その後、山深い池田町にある宿、渓流温泉『冠荘』に向かう。


 夕食は素朴な田舎料理を楽しむ。鮎が美味しかった。地酒もすすむ。


 翌9/23、越前焼きの陶芸村を見たいという息子の希望で越前町小曽原を訪ねた。越前焼きは日本六古窯の一つ。越前陶芸村文化交流会館、福井県陶芸館を見学したあと、今年も岡山市内のデパートで展示会を開かれた西浦武氏の工房を探し訪ねた。運良く西浦武さんがおられてギャラリーを案内してくださった。温もりあるお人柄そのものの素朴な作品の数々。すばらしい。
 西浦さんにお見送りまでしていただき、恐縮しながら出発。


 越前海岸に出て、東尋坊に向かう。穏やかな海を眺めながら海岸線を北にひた走る。
 観光船に乗って日本海と東尋坊の景観を楽しんでから、丸岡ICを経由して帰路につく。2日間の走行距離900km超の遠くて短い旅だった。

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県立森林公園を歩く

2014-09-21 | 山歩き

 岡山県立森林公園を歩いた。9:15に森林公園管理センターを出発して、反時計回りにすずのこ平(1080m)、もみじ平(1059m)を経由して千軒平(1090m)で昼食タイム。
 あいにく頂上から大山は遠望できなかったけど、途中にブナやミズナラの大木が数多くあり、森林浴を存分に楽しむことができた。
 

 下山はもみじ滝、おたからこう湿原を通って13:40に森林管理センターに戻る。およそ4時間半の山歩きだった。
 紅葉にそなえる山は静かだった。


 帰りに上斎原「クアガーデンこのか」で汗を流してさっぱりして帰路につく。
 秋の静かな山を楽しむことができた。

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ファジアーノ岡山VS愛媛FC戦、1-1で引き分け

2014-09-20 | ファジアーノ
 
 土曜日の朝、スポーツジムで6km走り、本を読みながら30分間、バイクを漕いだ。終盤に速度を上げて本気で走ったので汗が噴き出し、走ったあとバイクに移る前に一度Tシャツを着替えた。
 サウナでさっぱりしてから家に戻り、そのあとカミさんとお買い物。途中、「うさぎや」さんで来年の手帳も買った。
 そのあと息子の工房に行くと前の道端に曼珠沙華がきれいに咲いていた。曼珠沙華はサンスクリット語で天界に咲く花という意味らしいけど、この朱色のどぎつさは現世には馴染まない。天界に咲くのが似合っている。すっかり秋めいてきた。


 今日はJ2ファジアーノ岡山の愛媛FC戦があった。夕方、カミさんをファジアーノの応援に誘ったけど、お一人でどうぞ、とつれない返事。やむなく一人で路線バスに乗ってカンコースタジアムに向かった。
 試合は愛媛FCに1-1で引き分け。不思議とファジアーノは勝てないけど負けないチームだと思う。本日の入場者数は8,600人。ファジアーノはまだJ1昇格圏内にいる。


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蒜山の誘い

2014-09-19 | 山歩き

 古い山仲間から蒜山に登る誘いの電話が入った。山と酒の誘いは拒まない主義。即OKの返事をした。1ヶ月も先の予定だけど、カレンダーが埋まっていくのはうれしい。
 山はどの山でも登って楽しい。季節とともに新鮮な景色に心を震わせる。登山道にも小さな驚きと新しい発見がある。だから山歩きはやめれない。

 そういえば来年の手帳の発売が始まる時期だ。若い人はスマホに予定を入力するけど、僕はアナログ派。手帳にペンで書き入れる習慣を頑に貫いている。週末に近所の文具店「うさぎや」さんへ真新しい手帳を買いに行こう。


 日経平均株価が遂に16,000円を回復し、為替は108円の円安。原材料や燃料代が上昇するなどのマイナス面はあるけど、日本経済全体としてはほどよい加減の望ましい状況のようだ。ソニーの業績下方修正と無配当の発表を受けて株価が急落したニュースもあった。しかし日本経済全体としては少なくとも来年9月の消費増税までは緩やかな景気回復が続きそうだ。



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『道ありき』と信仰心

2014-09-18 | Weblog

 岡山県の有効求人倍率が1.49倍になったのだとか。堂々の全国3位。岡山に限らず、雇用も所得環境も着実に改善されてきているのだろう。
 為替は108円の円安、株価も16,000円を窺うところまで上がってきている。安倍政権の経済政策は全体的にうまく回り始めているとみてよさそうだ。

 夕食後、スポーツジムに行き、マシンの上で少しジョグをしたあと、本を読みながらTシャツが汗まみれになるまでバイクを漕いだ。何冊も併読する習慣なので、あれこれ同時進行で読んでいるけど、ジムのバッグには今、三浦綾子の『道ありき』を入れていて、少しずつ読んでいる。『道ありき』は彼女の自伝の小説で、青春時代の生と死、愛と信仰に悩む彼女の心の風景が描かれている。特に神や信仰について考えさせられる。
 僕はこの歳まで宗教とは無縁のままきたので、信仰について語る言葉は持たない。ただ、深く信じる神様をもつ生き方への憧れはある。
 幼心に今は亡き父が毎朝、真剣な顔で神棚に向かって手を叩き、仏壇の前で手を合わせていた姿を清々しい気持ちで眺めていた記憶だけは色濃く残っている。神社仏閣はもちろん、対象が巨木でも霊山でも太陽でも、畏怖を覚える対象に手を合わせ敬虔な気持ちで拝む心はあるけど、日常的な信心のある生活とは縁遠い。この生命が消え入るときまで、特定の神を持たないかもしれない。

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もんげー岡山キャンペーン

2014-09-17 | Weblog

 3連休に『龍の仕事展』を見るために倉敷アイビースクエアを訪れた。久しぶりの倉敷美観地区だったけど、相変わらず観光客で溢れていた。
 岡山県では一番観光客数の多い場所は倉敷美観地区で、長年不動だ。平成25年度は340万人が訪れた。2位蒜山高原260万人、3位玉野・渋川海岸と続き、9位の岡山・後楽園にいたっては67万人だから、いかに倉敷美観地区が集客力で抜きん出ているか歴然としている。だから倉敷が何県にあるか知らなくても倉敷の名前だけは知っている人も全国には多いという笑うに笑えない話にも真実味がある。それは美観地区にある大原美術館の価値と注目度による集客であり、過去を遡れば倉敷の大地主で倉敷紡績を創業した大原家の存在抜きに今の美観地区語ることはできない。
 12月に岡山駅前の林原駐車場跡地に大型ショッピングセンター「イオンモール岡山」がオープンするので、少しはイオンモール効果で岡山市内、後楽園を訪れる観光客が増えるかもしれない。


 岡山県が知名度アップのためにホームページで募集していた新しいキャッチフレーズが「もんげー岡山」に決まったと昨日ニュースで流れていた。「もんげー」とはものすごいというような意味。でも正直、「もんげー」は日常の会話で耳にすることがほとんどない。むしろ、「でーれー」や「ぼっけー」のほうがよく使われている。意味は同じようなもの。
 長年、岡山に住んでいるので方言のニュアンスは分かる。キャッチフレーズで全国に岡山を発信するのもいいと思う。自分で「もんげー」という岡山弁を使うことはないけど、温暖で、天災が少なくて、安全安心で、海の幸、山の幸豊富な晴れの国・岡山が「もんげー」効果で少しでも全国に知ってもらえるようになればいいなあと期待している。

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長生きが祝福されるために

2014-09-16 | Weblog

 100歳以上のお年寄り(百寿者)が、今、日本に58,800人以上いると言われている。長寿国日本を象徴している話だけど、その多くのお年寄りは自分の足で歩けなかったり家庭や施設で介護されるお年寄りで、自分で歩くことができ、認知機能もしっかりしていて自立した生活をしている百寿者はわずかそのうちの18%にすぎないのだとか。
 長生きすることはすばらしい。敬老の日に祝福される光景も微笑ましい。でもそれが家族から手放しで祝福されるためには自立した生活をする健やかなお年寄りであり続けることが条件なのかもしれない。その高いハードルをクリアするためにはお年寄り自身が高い健康意識を持って健康の維持管理に日々つとめる必要がありそうだ。


 僕が30年近く通い続けているスポーツジムでもお年寄りの会員が年々増えてきた感じがする。それはそれでスポーツジムが社会的に課せられた責務を果たしているのだと思う。
 決して僕はジムの回し者ではないけど、自ら運動を習慣づけるためにスポーツジムの会員になるお年寄りが増えることも真の長寿国日本になるための第一歩と言えそうだ。

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押し寄せる高齢化社会 65歳でリタイアは早すぎる

2014-09-15 | Weblog

 敬老の日に合わせて総務省が高齢者人口推計値を発表した。65歳以上の高齢者が前年比111万人増えて3,300万人となり、総人口に占める割合が0.9ポイント増の25.9%になったのだとか。
 高齢者の増加のスピードと規模の大きさに驚く。世界一の長寿国であるし、お年寄りが多いのは素晴らしいことではある。でもますます高齢化社会になるのだから、高齢者が生産年齢の若い層にお世話になり始めるリタイア時期を先延ばしする社会に変わらないと年金のみならずこの国はもたなくなりそうだ。
 アメリカを旅するとフライトアテンダントやレストランやショップで65歳オーバーとおぼしき女性が普通に仕事をしている姿が多く見られる。高齢になると個人差が顕著に現れるけど、心身ともに健全な高齢者には働けるあいだはしっかり働いてもらう社会に日本もならざるをえないのかもしれない。
 65歳でリタイアは早すぎる社会の到来を高齢者人口推計値は教えてくれている。


 市立図書館に行き、『岳人』を読む。モンベル社が中日新聞(東京新聞)から引き継いで発刊した初号だ。
 モンベルクラブの会員に年に数回送られてくる会報と同じサイズで、従来の『岳人』からワンサイズ小さくなった。巻頭をモンベル社の創業者辰野勇氏が「8つ目の決断-『新生・岳人』に寄せて」という文章で飾っている。辰野氏が即断で『岳人』を引き受けた侠気が文章から伝わってきた。紙面づくりはオーソドックスだけど好感が持てる。モンベルの別会社を通じたこの出版事業が大きな収益を生むとは思えないけど、本体や本業の大きな重荷にならないことを願っている。
 年間定期購読契約を増やしたい辰野社長の意向にそえず、図書館で済ます自称モンベルファンは辰野社長にすまないと自責の念にかられている。

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13日の朝日新聞を読んでようやく気が晴れた

2014-09-14 | Weblog

 先日、モンベルで新しい虫除けスプレーOrganic Madonnaを買った。これまでオーストラリア原産Perfect PortionのOutdoorを使ってきたけど、目新しいのを見つけたので試しに買ってみた。どちらもシトロネラやユーカリなど虫が嫌う天然成分のアロマ。早く効果を試してみたいけど、一気に涼しくなったので山に入っても虫がめっきり減ってしまい、効果を試すチャンスがない。残念だけどザックに入れたままで、来春まで機会がないかなあ。


 土曜日の朝日新聞はよかった。一面と社説と天声人語で一連の誤報記事問題に触れ、謝罪と決意が掲載された。Asahiファンとして心底救われた気分になった。
 過ちては改むるに憚ることなかれ。
 まだ終わったわけではない。言論の自由の原点に立ち返って、今後は第三者機関での検証にスピード感をもって取り組んでほしい。戦時下の女性の尊厳と同様、日本国や日本人の尊厳も大切なこと。貶めた尊厳を回復するためにも、事実や異論に謙虚に向き合い、言論人のトップランナーとしての誇りと自覚をもって取り組んでほしい。
 2014.9.13の朝日新聞紙面は歴史に残るはず。鬱積していた朝日への苛立ちも収まってようやく気が晴れた。がんばろう、Asahi。

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足るを知る知恵

2014-09-13 | 田舎暮らし

 月刊誌BE-PAL 10月号が家に届いた。明治学院大学教授 辻信一氏の「本物を生きている者たち」というコラムが面白い。今号は「自給自足という当たり前」と題して、映画「リトル・フォレスト・夏・秋」で都会から田舎に移り住み、自給自足のような暮らしを始めた主人公いち子の生き方や富山県八尾町の山中で電気・ガス・水道・電話のない暮らしを25年間続けている石黒完二さん一家の生き方について語っている。どちらも季節ごとの里山の恵みを得ながら、自然の中で心穏やかに暮らしている。


 今年は特に自然災害の多い年だけど、気象のささいな異変で野菜や果物が高くなると嘆き、ちょっと大雨が降っただけで交通機関が掻き乱される。自然の変化に伴って電力供給の不安に怯える。便利になったけど不安定で危うさが増した現代の生活は豊かといえるのだろうか。
 豊かな暮らしを求めて手に入れた高度に文化的な暮らしで人は本当に幸福になったのだろうか。
 ひたすら豊かさを追い続けてきたけど、一度立ち止まって、本当の豊かな暮らしや生き方について考えてみるのもいいのかもしれない。
 辻氏は「かつて日本中の里山で展開された暮らしは貧しいのではなく、ただ、必要以上の余計なことをしないというだけのこと。「足るを知る」知恵によって人々はかえって心の平穏をえてきたのだ」と、コラムを締めくくっている。豊かさ、って何だろうって考えさせられる。

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