風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

1970年代のセピア色の想い出

2014-09-09 | 田舎暮らし

 錦織圭君の全米オープンテニス決勝戦が6時から始まる。日本男子が四大大会決勝のコートに立つ日がくるなんて想像もしていなかった。出身地の松江も盛り上がっているようだ。
 決勝戦に出場できただけでも快挙だけど、ここまできたら粘り強く戦って頂点に立ってほしい。がんばれ、圭君!


 今朝のラジオ深夜便『明日へのことば』に新宿西口広場の歌姫、大木晴子さんが登場した。1969、70年代特有の空気感が話から伝わってきて懐かしかった。岡山にいたので新宿西口フォーク広場の空気は知らないけど、全国に広く若者の純粋な熱気が漂う時代だった。ベトナム戦争を熱く議論した。樺美智子の死を夜遅くまで語り合った。高野悦子「二十歳の原点」を読んで心の奥深い部分を激しく揺さぶられた。あちこちの下宿の窓からギターや歌声が響いていた。
 あの時代の空気感は肌で感じたものでないとわからないと思う。未熟な若者の顔にも正義感が溢れていた。背伸びして紡いだ言葉を使って、必死になって社会に向かって自分を表現した。あの頃の日々はセピア色の古い想い出だ。

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