風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

年度末の朝に思うこと

2021-03-31 | 田舎暮らし

 年度末3月31日の朝を迎えた。現役のサラリーマンにとって年度末には特別な意味がある。今年一年の歩みを総括して、喜びで満足感に浸れることもあれば反省も悔いも思い起こされる。

 そして明日から心機一転、新年度に歩み出す。

 いたるところで桜が咲き乱れる春に学校も会社も一斉にスタートを切る日本の年度の区切り方っていいなあ。 

 かつてグローバルスタンダードだからと9月に学期をスタートさせる議論があったけど、今ひとつ盛り上がらなかったのも無理はない。日本の自然環境には春の4月が適しているし、その季節に新しい一歩を踏み出す心地よさが日本人の肌身に染みている。

 何でもかんでも諸外国に迎合することはない。日本は、日本人は独自の文化を歩み続ける孤高に誇りを持っていい。

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蛇口をひねっても水の出ない暮らし

2021-03-30 | 田舎暮らし

 ようやく明日から山小屋の井戸の修繕工事が始まる。この日を迎えるまで1ヶ月以上かかってしまった。今週末から以前のような生活に戻れそうなので楽しみだ。

 でも水に不自由する暮らしが長く続いたお陰で、水のありがたみは身に染みてわかった。

 昔、『日本人とユダヤ人』というベストセラーの本を読んだ。その中で著者イザヤ・ベンダサン氏(実は山本七平氏)は「日本人は水と安全はタダと思っている」と指摘されていた。水は人間にとって命の源なのに蛇口をひねるだけで、日本国中どこでも品質のいい水道水が得られる恵まれた環境であることを日本人はつい忘れがちだ。

 僕も水を特に意識をせず、感謝もせずに使い続けてきた。でもいざ蛇口をひねっても水が出なくなると、どれだけQOL(Quality Of Life)が下がるものか今回の井戸のトラブルで深く気付かされた。

 そういう意味でいい経験だったなあ。この1ヶ月余りの週末の山小屋暮らしは。

 僕にとっても娘にとっても、貴重で意義のある日々を経験することができたと思う。

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冬用タイヤ交換

2021-03-29 | 田舎暮らし

 土曜日から二日続けて関金温泉の湯命館に通った。毎週のルーチンになっている。

 昨晩、タイヤ履き替え作業で腰に痛みを感じたので温浴はありがたかった。温泉は湯治場だもんなあ。

 腰を痛めたのは金曜日の夕方のこと。仕事を終えて自宅に戻ると、計画していた通り、冬用タイヤをノーマルタイヤに付け替える作業を一人で始めた。SUVのタイヤ235/60R18は重いので、タイヤを付け替える手作業はかなりの重労働だ。

 1本目が済み、2本目を付け替える頃に陽が落ちた。カーテンを開けっ広げてリビングの灯りを頼りにタイヤ交換作業を続ける。車の片側しか灯りで照らすことができないので車を動かして前後変えて反対側の作業をする。腰に鈍い痛みを感じながら作業を続けた。薄暗い車庫で4本のタイヤ履き替えをやり終えるまで1時間以上かかってしまった。

 明朝の出発までには間に合った。また冬の12月に入ったらこの手作業を再びすることになるのかと思うと気持ちが少し凹んだけど、とにかく今日のところはやり終えた。娘がこしらえてくれた夕食の献立も出来上がっていた。小さな満足感に浸りながら美味しいビールで一人祝杯をあげた。

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雨と温泉

2021-03-28 | 田舎暮らし
 

 せっかくの日曜日だというのに朝から雨だ。
 昨日は薔薇の苗木を4本と野花の株を植えた。娘のリクエストだった。まだ井戸の修理ができていないので、水は貴重。苗木を植えた後、貴重な水を必要最小限の量だけ注いだ。そしてこの雨。苗木にとって恵みの雨だ。
 さて、今日は関金温泉にでも行ってのんびりしようかなあ。昨日も関金温泉に行ったけど、温泉って行きだすと結構ハマるものだ。11枚綴りの入浴回数券も2冊目だ。
 湯命館は男湯と女湯が毎週入れ替わる。浴場の広さとレイアウトは同じだけど、湯船の縁が岩と木で趣が異なり、今週は男湯が岩風呂で女湯が木風呂。泉質はいい。僕はこの泉質が好きだ。
 ジジ臭いけど、雨の日は温泉にかぎる。
 
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トリミングのこと

2021-03-27 | トイプードル

 トリミングをしてもらった。ボサボサ髪もスッキリした。トリミングで見違えるほど大きな変化が楽しめるのはトイプードルという犬種特有のものなのだろう。

 長年お世話になったトリミングサロンのトリマーさんが今月末でお店を辞めて独立されるのだとか。ハナちゃんの気持ちを推し量り、次から独立されたトリマーさんのところでお世話になろうと考えている。

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トリミングの日

2021-03-26 | トイプードル

 ボサボサ髪の愛犬ハンナちゃん、通称ハナちゃん。今日はトリミングの予約を入れている日だ。

 モノが見づらいんじゃないかと心配するほど毛が伸びてしまった。

 これまで夜寝るとき僕の布団に潜り込んできて、そのまま朝まで寝入るのに、最近はいつの間にか布団から抜け出て掛け布団の上で寝ている。気温が高くなってきたこともあるけど、毛が伸びて暑いのだろう。

 トリミングには娘が連れて行ってくれる。今日、仕事から戻ると、見違えるほどスッキリしたハナちゃんが僕の帰りを待っていてくれるはずだ。

 さあ、プレミアム・フライディ。楽しみなワクワク感いっぱいの一日。頑張って仕事をしよう。

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下山の思想

2021-03-25 | 健康

 書棚を見ていたら五木寛之さんの「下山の思想」という文庫本が目に止まった。めくってみると、2012年1月23日に読了したと記してある。ちょうど9年前だ。

 頂上を目指す熱い戦いの登山を終えた後に始まる下山。

 今、新型コロナで沈んだ社会は、まさに一歩一歩ゆっくりと下山が始まったように思えてくる。経済発展も文明も成長期は終えて、すでに下山の過程に入っているのではないか。下山を文明の成熟期と捉えれば素晴らしい時代の始まりだ。

 足元に広がる海や野原の美しさや可憐に咲く草花に心が和む至福の時間。登頂を終えた後の下山での気付き。頂上を目指す時には気付かなかった景色に感動する。登る時には心に余裕もなかったからかもしれないけど、下山には下山の醍醐味や楽しみがあるものだ。

 コロナ禍が分岐点になって、人類は静かに下山が始まった。大きく働き方も変わる。人々の行動様式や生活様式が様変わりする。古い価値観は崩れ落ちる。

 豊かなる下山は成長から成熟のゴールデンエイジの始まりだ。そう考えるとコロナさんに感謝だ。コロナちゃんとこれから仲良くやっていけそうな気がしてきた。

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井戸修理の見積もりが届く

2021-03-24 | 田舎暮らし

 依頼していた山小屋の井戸の修繕工事の見積もりがファックスで届いた。やっと動き出した感じだ。

 工期がまだはっきりしないので、いつになったら水道の蛇口をひねると水が噴き出すのやら・・・。

 今週末も水を満タンにしたポリタンク6個を車に乗せて山小屋に向かわざるをえない。娘も僕も不自由な山小屋暮らしを愉しむ心の余裕はできてきた。諦観の境地というのだろうか。

 お伽話に出てくるような、あるいは難民キャンプのように、歩いて遠くまで水を汲みに行かなくてはいけないわけでもなく、ちっちゃな苦労だ。きっといつか振り返って笑顔で懐かしむことができるだろう。

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男はつらいよ お帰り寅さん

2021-03-22 | 健康

 日曜日の夜7時から寅さんの50作目「男はつらいよ お帰り寅さん」がBS放送始まるので、放映時間に間に合うように山小屋を出た。今週末は雨天、曇天だった。鳥取県の関金温泉に2日続けて通ったけど、他にこれといったことは何もできなかった。楽しみな散歩もできなかった。晴耕雨読でおとなしく読書に耽った。

 毎週土曜日の夜は「男はつらいよ」のBS放送を山小屋で観るのを楽しみにしていた。土曜日に49回目の放送を見終わり、翌日日曜日の夜は最後の50回が放映される予告を見たので、家で鑑賞する予定だった。

 家に戻り、寅さんの番組を予約しておこうとしたら、どういうわけかすべてのBS放送が映らないトラブルが発生。何が原因かわからない。こんな故障は初めてのことだ。BSアンテナや配線もチェックした。あれこれテレビをいじってみたけど映らない。放送の開始時間は迫っている。焦った。

 焦る僕の姿を見て、娘が「Amazonで見れるはずだから、そうしたらあ」と一言。そうかあ。そういう手があった。

 急いでAmazonで探すとラインナップに50作目があった。視聴を始めたのは奇しくも7時、BS放送と同時スタートになった。

 面白かった。終盤に歴代のマドンナも紹介され、過去の映画のストーリーを懐かしく振り返ることができた。

 BS放送だと途中で時々CMが入るけど、Amazonだとその邪魔もないので映画にひたすら没頭できた。観ている途中で、友人から電話が入った。しかたなく一時停止。もしBS放送だったら、自然と焦って電話口で不機嫌な口調になったかも知れなかったけど、Amazonだったお陰でゆったりと丁寧に電話応対ができた。電話が終わり、映画再開。

 出演者の全員が歳を重ねて皆さん表情や演技にいい味が滲み出ていた。おっさんになった満男もよかった。満足して映画「男はつらいよ お帰り寅さん」を見終えた。

 寅さん、渥美清さん、ありがとう。

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白金の湯

2021-03-19 | 健康

 1週間が瞬く間に過ぎた。早、金曜日の朝だ。

 残念ながら、まだ山小屋の井戸の水中ポンプは修理できていないけど、今週末も山小屋に戻ろう。

 僕の1週間は金曜日を中心に回っている。精神的に綺麗さっぱりリセットされるのも金曜日の夜だ。

 関金温泉の回数券を買い、毎週2回、温泉に通っている。

 山小屋から車を走らせて、鳥取県との県境にある犬挟トンネルを抜けると関金温泉「湯命館」はすぐそこだ。

 関金温泉は1300年の歴史があり、白金の湯とも呼ばれている名湯。日本の名湯百選にも選ばれている。

 水には不自由する山小屋生活だけど、晴れた日はのんびり高原を散歩したり、温泉でまったりできる週末はまんざらでもない。

 週末の楽しみを胸にしまって、スロットル全開だ。今日一日、目いっぱい仕事を頑張らなくっちゃあ。

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3月も半ば

2021-03-18 | 健康

  岡山県で新たな新型コロナウィルス感染者数は2名だった。菅首相は1都3県に発令中の緊急事態宣言を今週末の日曜日に解除すると発表した。

 新型コロナの感染拡大を抑えながら経済を回さなければいけない両者のバランス取りは難しい。マスコミは結果論だけで酷評するものだけど、バランス判断を手探りでしなくてはいけない政権が厳しい現実を直視しながら政権運営する苦悩をひしひしと感じる。ばんばれ、ニッポン!だ。

 お昼休みのウォーキングで咲き誇るお花たちに春を感じる。野は華やいでいる。いい季節だ。

 3月も半ば。長年、サラリーマンをしているので3月は年度末で事業年度が終わるという肌感覚がある一方で新しい年度が始まる未知の世界に踏み出す前のワクワクした高揚感がある。

 終わりと始まり、別れと出会い。3月って節目の月なんだなあ。

 あと半月足らず。頑張らなくっちゃあ。

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烏ヶ山を眺めながら

2021-03-16 | 健康

 日曜日の朝、いつものように娘と愛犬ハナと一緒に散歩に出かけた。春のような陽気だ。高原の空気がうまい。

 遠くに烏ヶ山が望めた。伯耆大山が雲に覆われていたおかげで、烏ヶ山が際立って見える。

 シャープな岩肌がヨーロッパアルプスを彷彿とさせる。なかなか美しい名峰だなあと再認識する。

 烏ヶ山とは対照的に蒜山は牧歌的。散歩向きな高原だ。

 ハナも楽しそうに先頭を切って歩く。勢いよく伸び始めた雑草の匂いを嗅ぎ、道草し放題だ。時間に縛られない気ままな散歩。

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水のありがたみ

2021-03-15 | 健康

 水の出ない山小屋から、蛇口をひねれば水がジャブジャブ出る我が家に戻った。不自由な暮らしから解放されたことで、水がふんだんに出る生活のありがたみをひしひしと感じる。

 山小屋の井戸の水中ポンプはまだ修理のメドが立っていない。まだ当分の間、我が家から水道水を詰めた6個の灯油用のポリタンクを山小屋に運び込み、生活用水として使う不自由な生活をしなくてはいけない。

 目一杯、水を入れた6個のポリタンクの水量は100リットルを超えている。毎週、土日の山小屋暮らしをしてわかったことは、その水量がちょうど二日間の生活を賄う水量ということだ。

 炊事や洗面に使う水の量はタカが知れている。一番消費するのはトイレだ。使用するたび、トイレのタンクに水を流し込む。タンクを満水にする手作業は面倒だけど、もう慣れた。娘も不平の一言もこぼさず、満水にする手作業をしている。

 タンクのレバーをひねると惜しげもなく水が流れ去り、水を注ぎ込んだ苦労が報われたような報われなかったような複雑な気持ちになる。

 おかげで水のありがたみに感謝する心を教えていただいている気がする。

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金曜日の朝

2021-03-12 | 健康

 さあ、金曜日の朝だ。1週間が早い。あっという間だ。

 あいにく、今日と明日はお天気が崩れる予報だけど、気分はハイだ。僕の1週間は金曜日を中心に回っている。

 水の出ない不自由でQOLの低い山小屋に今週も向かおう。 

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Fukushima 2011.3.11から10年目に考えること

2021-03-11 | 健康

 早いもので、東日本大震災と福島第一原発事故から10年が過ぎた。テレビもラジオも10年目の3.11の日に因んで、東日本大震災関連の報道一色だ。

 あれから10年。復興のスピードについては評価が別れるが、復興に向けて着々と進んでいるように見受けられる。

 震災前に54基の原発が稼働していた。しかし震災から10年経過した今、再稼働したのはたったの9基にとどまる。

 福島第一の事故は冷静に考えて補助電源を浸水させたことだけが失敗だったわけで、高い位置に設置してあれば何の問題もなかった。米国GE社の技術を導入した際、ハリケーン対策で補助電源を地中に入れる設計を日本の自然環境を考えて高潮対策の修正すればよかった。それ以外、原発は何の問題もなかった。あれだけの大きな震災でもびくともしなかったのだから。

 しかしファクトに基づかない不安感と不信感だけが増幅し、再稼働に向けた安全基準を異常なまで高くしてしまった結果、まだまだ安全に使える原発が稼働できないままだ。多額の研究開発費と設備費を投じて設置した原発をただ風雨にさらして無駄に耐用年数だけを経過させているのは愚かしい。使える設備を使わずに、化石燃料を海外から大量に購入して火力発電に頼り、大きく国力を弱め、電力供給を不安定にさせてしまっている。

 10年が過ぎたのだから、もっと冷静に合理的な選択をして国家の未来を着実に築いていかないといけないと思う。 

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