風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

三鈷峰

2017-07-31 | 山歩き


 モンベル大山店の前で古い山仲間のS君と合流して出発する。二人きりの山行だけど、お互い愛犬連れなので賑やかだ。
 湿度が高くて大神山神社に着くまでに結構汗をかいた。



 三鈷峰を目指す登山者が意外と多く、三鈷峰はマイナーで静かな山というのは昔のことで今は違っているようだ。宝珠尾根ですれ違う登山者やユートピア小屋の周りで憩う登山者の多さは想像以上だ。若い人も多くて、今の登山ブームは本物だと感じる。



 三鈷峰の登山ルートは崩壊が一段と進んでいた。特に昨年10月の鳥取県中部地震による崩落で宝珠尾根や三鈷峰の頂上直下に足場の悪い箇所があった。それでもこれだけの数の登山者が登るのだから驚く。
 ユートピアの避難小屋の周辺は高山植物が咲き乱れていて美しかった。小屋の前で昼食をとった後、一気に大山寺まで下った。


鹿スティックと猪スティック

2017-07-29 | トイプードル


 ハンナが夏バテして食欲不振だ。何か食べさせなくてはと、仕事帰りにトリミングでお世話になっているNORAに行き、酵素のおやつ鹿スティックと猪スティックとトサカを買って帰った。
 早速、試食タイム。一番好物はシカで、二番はトサカ。イノシシにいたってはちょっと臭っただけで鼻にもかけてもらえなかった。イノシシスティックを鼻先に持っていっても口先に持っていってもプイッと横を向くばかり。くそーお、一勝一敗、一引き分けかあ。



 食べ物は好き嫌いのはっきりした子だけど、何か食べないとこの暑い夏は乗り越せない。頭の痛い季節だ。


山、料理、酒

2017-07-26 | 山歩き


 村営雨飾荘の温泉もよかったけど、夕食は最高だった。特にイワナのお造りは絶品で、ついつい酒がすすんだ。
 駐車場に着いて荷物を下ろすとき大きな蜂に瞼を刺されてしまったので、腫れ始めた瞼の周りを宿で頂いた氷で冷やして腫れを抑えることにした。夕食の時も片目を氷で冷やしながら酒を呑んでいたら、宿の人から蜂に刺されたのだから酒は控えた方がいいのではと控えめに忠告を受けたけど、ご忠告はありがたく受け止めて、地酒と料理のハーモニーに舌鼓を打ち続けた。



 山旅の楽しみは山登りに加えてその土地の料理と酒を愉しむことだ。雨飾山はそれら山、料理、酒の三拍子揃った秀逸な山だった。


雨飾山の道標

2017-07-25 | 山歩き


 雨飾山の登山ルートには400mごとに立派な道標がつけられていた。登山口から山頂まで全長4,400mを11等分し、400mおきに道標がつけられていて、今いる現在地と山頂までの距離がわかりやすく、うまく作られているなあと感心させられた。



 また登山道の整備もしっかりとされていて、気持ちよく歩くことができた。こういう山はたとえ入山料を徴収するようになったとしても、喜んで入山料を払ってでも登りたい。小谷温泉の湯もよかったし、またいつか訪れてのんびりした山旅を楽しみたいなあ。


雨飾山

2017-07-23 | 山歩き


 21〜23日の3日間、山仲間9名、車2台で再び信州に向かった。新潟県と長野県の県境に位置する雨飾山は標高こそ1,963mと決して高い山ではないけど実に味わいのある山だった。
 21日、岡山から650km、車を走らせて雨飾山の南の登山口に近い村営雨飾荘で一泊。翌22日、さらに車で雨飾高原キャンプ場の登山口まで入り、登り始めた。荒菅沢から笹平を経て雨飾山山頂まで高山植物のお花畑の連続で楽しみが尽きることはなかった。ざっと数えただけでも20種類以上の山野草と出会えた。また沢には残雪も多く、布団菱の険しい山容もひときわ美しかった。


純米吟醸「白馬連峰」

2017-07-20 | 日本酒


 唐松岳山行を終えて、信州で自分へのお土産として買った地酒とピクルスで山を懐かしむ。
 安曇野産の酒米美山錦100%の純米吟醸「白馬連峰」はキレのいい酒だ。冷やが旨い。
 道の駅「安曇野松川」で買ったピクルスも美味い。池田町で採れた野菜の酢漬けだけど、彩りが鮮やかで瓶を眺めているだけでもツマミになる。日本アルプスの余韻に浸る日々・・・


日野原重明先生の生き方

2017-07-18 | 健康


 今日、日野原重明先生逝去の報がニュースで流れた。105年間、生涯現役を貫かれた超人だった。僕も日野原先生の生き方、考え方について著書から多くの学びがあった。そして今年読んだ「フレディから学んだこと 音楽劇と哲学随想」が僕には最後の先生の著書になった。地に還られる先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

 つかの間、自然の摂理に身を委ね、
 静かに旅の終わりをむかえるがよい。
 オリーブの実が熟して落ちる時、
 支え続けた枝を祝し、
 命を受けた幹に感謝をするように。


唐松岳から撤退

2017-07-17 | 山歩き


 三連休に山の会の例会で唐松岳に登った。あいにく登り始めから雨。当初の計画では八方尾根から唐松岳に登った後、白岳まで縦走して五竜山荘で泊まり、翌日五竜岳に登ってから遠見尾根を下る計画だった。しかし、雨に加えて稜線は風速20m超の強風が吹き荒れていたので、五竜岳までの縦走を諦めて唐松岳から撤退、往路と同じ八方尾根を下山した。残念だったが、山登りは天候だけには勝てない。強風の中、核心部の牛首の岩稜帯に突撃するのは無謀と判断したけど、正しい判断をしたと今も思っている。
 山は逃げない。またいつか唐松・五竜に向かう時、今度は山が笑顔で出迎えてくれることを期待しよう。


ゆるーい働き方

2017-07-12 | 健康


 今の年金制度で70歳まで働いて保険料を50年ほど納めれば、年金の所得代替率が現行の62%程度から85%程度まで上がるのだとか。70歳まで働いて、また女性の労働参画が進めば、一人の年金受給者を支える現役労働者の数が増える。働き方改革の方向性と同じだ。
 結局、根本的な年金問題の解決策は多くの人ができるだけ長〜く働くことのようだ。そのためには過労死するような頑張りすぎる働き方ではなくて、ストレスを貯めない、ゆる〜い働き方がいい。そういう働き方ができる環境を会社側も提供し、労働側は各自が長〜く働けるように高い健康意識で自己管理に努めなくてはならない。
 残業もせず、定時が来たら皆んなが家路に向かう古き良き時代のサラリーマン生活を復古するのは成熟した国家にとって悪くはないかもしれない。


AKRAPOVICのエキゾースト

2017-07-09 | バイク


 バイクディーラーにオーダーしていたエキゾースト部品が入り、愛車F800GS-ADVのマフラーを純正からアクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)社製に変更した。雨雲が切れたタイミングにディーラーに向かい、マフラーを取り替えてもらった。
 家に戻るとき、バイクを駆る感じが明らかに違っていた。エンジンが見違えるように回る。エキゾーストを替えただけでエンジンの調子まで違うとは、恐るべし、アクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)だ。たかがエキゾースト、されどエキゾーストだ。梅雨が明けたら遠出しよう。


ハンナのトリミング

2017-07-08 | トイプードル


 2ヶ月ぶりにハンナをトリミング。もじゃもじゃで暑苦しい感じがさっぱりと涼しげになった。全体的に刈り上げてもらい、夏バージョンだ。
 連日、高い湿度の梅雨らしい日が続き、ハンナも見るからに鬱陶しそうだったので、少しはハンナの気分もよくなったのではないかと思う。
 東京で暮らす娘が土曜日の朝、JAL第一便で帰省した。ハンナも娘にたくさん遊んでもらえて、ハイテンション、大はしゃぎだ。


本当は世界一の日本経済

2017-07-07 | 田舎暮らし


 講談社+α新書の「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」を読み終えた。長いタイトルの新書だけど、内容はストンと胸に落ちた。日本経済の状況はマスコミが騒ぐほど悪くはなく、未来は決して暗いものではないと著者が言うのは一企業人としての直感にも通じる。景気が悪いときの方が財務官僚が民間に国家権力をひけらかすことができるからと言う見方には首を少しだけ傾けたけど、財務省もマスコミも事実を事実として国民に知らせる責務の自覚に問題がありそうだ。最後まで素直に読めた。


細い血管に悪戦苦闘する献血

2017-07-05 | 健康


 一年ぶりに献血をした。通算で31回目となる献血だった。
 僕の血管は他人より細いみたいで、毎回、右腕か左腕かで注射針を刺す人が悩まれる。今日も右左、右左、何度かゴムチューブで止血して両腕の血管の観察を繰り返された。しまいには、前回はどちらの腕から抜かれましたかと尋ねられる始末。えーと、確か左だったような気が・・・。結局、悩んだ挙句、今日は右腕から採りましょうと決断された。
 ところで何歳まで献血できるんでしょうかと尋ねると、現在のところは69歳まで可能なのだとか。献血させてもらえるうちが華なのかなあとも思ってしまった。





梅雨どきの情景

2017-07-04 | 健康


 先週末の土日、蒜山と三徳山で過ごした時は一粒の雨にも逢わず、好天に恵まれたけど、あれ以来、湿度が高く、雨もよく降り続いている。梅雨らしい天気と言うべきか。
 雨の合間にハンナの散歩に出かけているので、一日一万歩の目標は軽々とクリアしている。



 昨晩は一匹の蚊が部屋に入り込んでいたので、耳元で蚊の音がするたびに目覚めた。そのせいで今日は少し寝不足気味の一日だった。
 ハンナに月一回飲ませる犬フィラリア症予防剤も先ほど飲ませた。台所にゴキブリも顔を見せるようになった。毎年、梅雨どきの我が家で繰り広げられる情景だけど、梅雨明けのカラッとした青空が待ち遠しい。


三徳山三佛寺投入堂に参詣する

2017-07-02 | 山歩き


 何年ぶりのことだろう。三徳山投入堂に参詣するのは。
 お天気も良くて、多くの人が参詣に訪れていた。国指定名勝・史蹟で日本遺産認定第一号の三徳山三佛寺投入堂までは急な坂を木の根っこや鎖を掴みながら登る少しスリリングな登山路になっているのでなかなか面白い山だ。



 今のような建築資材や重機がない時代にあれだけ険しい場所に木造建造物を完成させた先人にただただ頭がさがる思いだ。投入堂が国宝なのも素直にうなずけるし、投入堂を見続けていたら、心まで清められた思いがした。