鹿沢・万座パークボランティアだより

鹿沢・万座パークボランティアより皆様へ自然情報等をお届けします。

【イベント実施報告】新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ 

2018年06月10日 | イベント実施報告
こんにちは。パークボランティアの佐々木です。
本日6月10日、天候が不安定な中でしたが、
無事「新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ」イベントを催行することができました。
(なんとラッキーなことに、イベント中は雨らしい雨に降られず!普段の行い以下省略)

本イベントには19名ものお客さまが長野、群馬両県から参加してくださいました。
スタッフも9名と、張り切って出発です。

“新緑”と銘打っております通り、高原の6月らしい爽やかな緑の中を歩きました。
雨に濡れた新緑は気持ちの良いものです。


烏帽子岳のふもとまでなだらかな道を歩きます。
シラカンバとダケカンバが両方生育している環境から、両者の違いなどを観察しながら進みました。

鞍部という分岐からはいよいよ登りが始まります。
お客さまの中には、目の前にそびえる烏帽子岳を見て「えっ!あれに登るの!?」と驚かれている方もおりました…。
しかしそこから本日の主役である「ムラサキヤシオツツジ」が登場してきます。

「紫というよりピンクだね~」とおっしゃっているお客さまもおりました。
新緑の中でとても目立って美しいです!(写真がイマイチで申し訳ないです!)

登り坂ですが、ムラサキヤシオツツジやレンゲツツジに囲まれて励まされます。


新緑のカラマツも雨に濡れてとてもきれい。


イワカガミもピカピカです。


たどり着いた頂上は、予想はしておりましたが真っ白(笑)
ですが、「えっ!あれに登るの!?」と驚かれていたお客さまが、
「あの下から見た山に登ったんだよね!?」と嬉しそうにおっしゃっていて、
私もとても嬉しい気持ちになりました。

ときおり雲が晴れ、

うっすらと上田方面の街が見えると歓声が上がりました。

頂上で早めのランチをとり、少し下ったところで今回のイベントにまつわるクイズ大会を行いました。
ここで1問紹介します。
Q.烏帽子岳から出たマグマが冷えて固まると「安山岩」という石になります。
  この石が「安山岩」と名付けられた理由は?
①アンデスの山によくある石だから
②安産のお守りとして使われたから
③形がアンパンマンに似ているから

答えはブログの最後に記載します( *´艸`)

烏帽子岳を下ったところでボランティアの長谷川さんからムラサキヤシオツツジについての最後のクイズと解説がありました。
おしべは何本だった?等の、よく観察していないと分からない難問で、長谷川さんの解説からは「植物愛」が伝わってきました(#^^#)


雨が降るか降らないか、といった不安定な天気の中でしたが、
お客さまと楽しく怪我無く「新緑の烏帽子岳とムラサキヤシオツツジ」イベントを終了することができました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
また違う季節にも違った魅力がありますので、再訪していただけたらと思います。
そして来たことが無い方は、烏帽子岳やお隣の湯ノ丸山は「近くて魅力的な山」だと思いますので、
ぜひ足を運んでみてください。

※クイズの答え※
①アンデスの山によくある石だから
そしてムラサキヤシオツツジのおしべは長いの5本短いの5本の計10本です!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 芒種の頃【二十四節季】 | トップ | 夏至の頃【二十四節季】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イベント実施報告」カテゴリの最新記事