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She said  その名を暴け ~今、考えないといけない性被害~

2023-09-01 06:57:29 | 舞台、映画、DVD
図書館で予約してる本は中々回ってこないし、出かけるのは暑い。解いた羽織は結局シミだらけで汚れているのが解ったのでそのまま処分で、時間ができたのでprimevideoで映画を観ることにした。
よくできた物で私のアイコンで入ると「あなたにぴったりの映画」で色々面白そうな新作が並んでいる。
コロナ禍を経て、昨年封切られた映画がぞくぞく。

その中で立て続けに2作観た。
その2作目がキャリー・マリガン、ゾーイ・カザン主演の「She said その名を暴け」である。

写真は以降、Webよりお借りしました。
2時間を超える大作だったけれど凄く面白かった。
以前観た「スポットライト」と同じような新聞記者物実話。#Me Too運動の発端を作ったハーヴェイ・ワインスタイン告発の記事が出るまでのストーリー。

私が観ただけでも何本もの名作のプロデューサーを務めたワインスタインの長年に渡る、多数の性被害を告発するべく被害者に向き合い丹念に取材を続けていった経過を描いた映画だ。
女性2人の記者、ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイもパートナーと暮し、それぞれ2人の娘、ミーガンは出産したばかり。

ゾーイがジョディ、キャリーがミーガンを演じた雰囲気そっくり。女性が子供を持ちながら時には悩みながらニューヨークタイムズ紙でガンガン働く姿は清々しい。

余談だが、ゾーイ・サガンはエリア・カザンの孫である。二人は以前共演していて親友だそうだ。


実際に被害にあった女優さんも出演し、若い頃に夢を持って、映画の世界に飛び込んだのに、そこを不本意にも去らなければならなかったり、精神的に多大なるダメージを受けたことについて本当に惨いことだと思った。
ワインスタインの行状は本当に異常とも思える行為で信じられない。


日本のジャニー喜多川氏の性加害についてもBBCが取り上げて以来、大きな進展を見せたような気がする。
その数からしたらこれも異常としか思えない数の被害である。その事が常態化して見逃していた回りにも当然罪があると思う。
どれだけの年少の少年たちの心が傷つき、その後の人生が変わっていったことだろうと考えたらぞっとする。
当事者は亡くなっている。

「その名を暴け」の本を読んでみたいと思ったら旦那が「あるで」
映画以上に興味深い本だそうだ。

昨日の晩御飯は。またも鰯のフライ(すごーくふっくらして美味しかった)、刻みキャベツ、ブロッコリー、トマト。
玉ねぎ、モロヘイヤのお味噌汁でシンプルに。





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