9月15日は、敬老の日。
午前中は、町内の役員をしているので、お祝いを持って75歳以上の方のところを訪問。約20世帯を回った。団地の高齢者は年々増えている。
午後からは、高橋哲哉さんと知念ウシさんの講演会にでかけた。
「沖縄から憲法を問う」というテーマ。知念さんは、沖縄の衣装を着ておられた。
秋田には、基地はないのですね。ということば。 なぜ沖縄に基地が集中しているのか。沖縄は日本の植民地なのではないかという問い。
琉球は、明治時代、日本に併合されたという。私は、ちょうど今、琉球の独立について話をする松島泰勝さんという方の本「3・11以後 何が変わらないのか」というのを読んでいたので、ベストタイミングなはなしだった。
知念さんのことばは、当事者の「NO」として、わたしのこころにひびく。 「基地は嫌なんだ」 と。
女性が、家事を押し付けられるのは「嫌なのだ」 と言い続けているわたしにとって、知念さんの嫌だと声をあげることの勇気に、感動する。
なぜ、自分達だけなのかと。日米安保のために、なぜ沖縄だけがその犠牲にならなければいけないのかと。
差別の構造があるという。
この国が、発言できない国にならないように、嫌なことは嫌だといえる国のままでいられるように、
あぶない時代の靴音が、だんだん大きくなってなり響いているような、そんな時代にならないように、知念さんの声が広がることを願ってやまない。