川本ちょっとメモ

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5年前と比べたわが家の財政―朝日新聞投書欄から―

2006-02-12 15:00:38 | Weblog


2006/2/12付け朝日新聞投書欄「声」から、兵庫県宝塚市の水間さん(男性73歳)の投書をそのまま以下に転載します。

確定申告の季節がやってきた。そこで、ふと思いつき、過去5年間の申告書の控えを取り出して計算し、私の収入や経費などについて、今年と昨年、さらに5年前とを比べてみた。

まず、年収は5年前を100とすると、昨年が37.3%減、今年は41.1%減となった。これは個人年金の給付期間満了が原因である。一方、所得税の増え方は、同じく100に対して、昨年が21.3%増、今年は64.9%増になった。老年者控除の廃止がその主な理由である。

介護保険料の負担に至っては5年前と比べ、何と昨年からは約7倍になっている。しかも、市県民税の引き上げは必至。来年から定率減税も廃止になる。やがて消費税率のアップも現実のものとなろう。

政府は2008年度からの実施をめざし、76歳以上の人が全員加入する独立した保険制度の高齢者医療制度を新設する方針だという。新たな負担になるだろう。

小泉改革はとどまるところを知らない。高齢者を目の敵にするかのような施策はますます増えていくだろう。

簡単だが、これがここ数年来、わが家にもたらされた政府の高齢者対策の結果だ。お粗末ながら披露させていただく。


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