声楽に比べ器楽の方が譜面台のお世話になる様な気がします。気がしますというより、声楽ではいざとなれば譜面台がなくても楽譜を手にもって歌うことが出来ますが、器楽では手に楽譜をもって演奏することの出来る楽器は殆どないということでしょうね。
ということで以前からその存在は知っていましたが、マンハセットのアクセサリーシェルフを購入しました。譜面台の譜面置きの背面部分ではなく底面部分に差し込んで使う小物置きですね。オーケストラタイプの譜面台では譜面台の楽譜置きの部分の底面が一段のものと二段のものがありますが、一段のものに付けて二段にする(二段のものに付ければ三段になる)ものですね。指揮者用に指揮棒を置ける、あるいは楽員が筆記具を置く等の用途のために、幅はほぼ譜面台と同一、アクセサリーシェルフ自体の上段の奥行きはマンハセットの譜面台の楽譜置きの部分の底面の奥行きとほぼ同じ約30mm実際にモノを置ける下段の奥行きは46㎜程度、段の高さは48㎜程(外寸が50㎜?)、ABS樹脂製で色は黒。
樹脂製なので華奢と言えば華奢ですが、譜面台自体がしっかりしたものであれば、フルートを置くのにちょうど良い様な気がします。フルートを購入すると同時に安いフルートスタンドも購入しましたが、四脚でフルートを垂直に挿すタイプなので、抜き差しにやや気を使います。なので、演奏の合間に極々短時間フルートをどこかに置きたいときには重宝すると思います。水平におけるので唾液が垂れにくいというのも良いですね。
これまでに譜面台のアクセサリーとして購入した、ヤマハ 譜面台ワイドアタッチメント MS-303用 WA-10とは直接干渉しないので同時使用可能ですが、OHASHI WMS-101B ワイド譜面ラックとは物理的に干渉するのでそのままでは同時装着できません。OHASHI WMS-101B ワイド譜面ラックは改造しようがないと思われるので、マンハセットのアクセサリーシェルフの方に干渉する部分を切り取るなどの改造を加えて同時使用が可能な様にすることは出来そうです。あるいはマンハセットのアクセサリーシェルフ使用を前提として、譜面台とアクセサリーシェルフで挟み込んで固定する形で薄板のアルミのアングル材をOHASHI WMS-101B ワイド譜面ラックと同じ機能のものを自作しても良いですね。ウィットナー譜面台シェルフエクステンダーとの同時使用は殆ど無理ですし、ある意味相互補完的な製品なのでどちらかを使う選択をするのが自然だと思います。
今や折り畳み式のウィットナー961Dをリビングに出しっぱなしにしています。そろそろ折り畳み式でなくオーケストラ用と言うんですかね、楽譜置きが一枚板で丸い穴が開いている譜面台が欲しいなと思っています。