レイナルド・アーンの「クロリスに」と出会ったことでフランス歌曲の扉が開き、新しい広い世界が開けてきました。一時はフランス歌曲は全てが新鮮に聞え、イタリア歌曲は古臭いだけの様に感じてもいました。例えばイタリア歌曲は19世紀の音楽でフランス歌曲は20世紀の音楽。歌の旋律自体にはそれほど大きな違いは無い様にも思いますが、”古典派和声”とか”ロマン派和声”という言い方があるのかどうかも知りませんが、イタリア歌曲は殆どが”古典派和声”で書かれていて、フランス歌曲は殆どが”ロマン派和声”で書かれていると言えるのではないかと思います。要するに大半のイタリア歌曲は古臭く保守的で安定感優先の和声の展開で冒険が全く(殆ど)無いから全て先の和声の展開が読めてしまう。それに比べるとフランス歌曲は先の展開が読めず、和声的にも安易に解決しようとしないで不安定感・緊張感を先送りし続ける、それが何とも現代的・都会的で小洒落ていて、お洒落に感じています。
ところで21世紀に入った現在、イタリア歌曲の中にだってアヴァンギャルドな小洒落た現代的な作品だってあるだろう、と思い探しています。真っ先に聞いたのがレスピーギですが、レスピーギの歌曲も私の耳にはコンサーバティブに聞えました。さて手元に松本美和子女史の”イタリア歌曲集”という4枚組みのCDがあります。それぞれのCDのサブタイトルは、”1.近代イタリア歌曲編I”、”2.近代イタリア歌曲編II”、”3.イタリア・ロマン派歌曲とレスピーギ編”、”4.イタリア古典歌曲編”、となっていて全収録曲106曲です。この中の”2.近代イタリア歌曲編II”の中にピッツェッティの歌曲が6曲収録されています。これがいずれも現代的な小洒落た曲です。早速ネットの動画サイトでも音源を捜してみました。無い訳ではありませんがあまり数は多くありません。その中で最も多く歌われているのが「I pastori」、「牧人たち」です。まだ十分に聴き込んでないので、他の曲も含め更に聴き込んでから再び取り上げたいと思っています。
ピッツェッティはレスピーギが生まれた翌年の1880年に生まれましたが、レスピーギに比べはるかに長生きしたようで没年は1968年です。はい、亡くなってからまだ50年経っていないので著作権が切れていません。インターネットの楽譜無料DLサイトを見ると弦楽四重奏第1番のみがリストアップされています。この曲だけは何らかの成り行きで著作権が放棄されたのでしょう。従ってネットの楽譜サイトからは歌曲の楽譜を入手することが出来ません。そこでAmazon.jpだけでなく、いつものAmazon.US、Amazon.UKに加えて今回始めてAmazon.Itのホームページの商品検索欄に”Pizzetti”と入力してみましたが、楽譜は見つけられませんでした。実は今師事している先生はつい最近イタリアへご自身の歌の勉強に行ってらしたんですよ。先生が行く前にピッツェッテイを認識していたら楽譜を頼めたのに!!!残念。後4年待てば没後50年になるのでパブリックドメインに声楽曲の楽譜が登場してくれることを祈りましょう。没後50年は当然メモリアルイヤーですから、楽譜が入手出来たら絶対に歌います!!!!
ところで21世紀に入った現在、イタリア歌曲の中にだってアヴァンギャルドな小洒落た現代的な作品だってあるだろう、と思い探しています。真っ先に聞いたのがレスピーギですが、レスピーギの歌曲も私の耳にはコンサーバティブに聞えました。さて手元に松本美和子女史の”イタリア歌曲集”という4枚組みのCDがあります。それぞれのCDのサブタイトルは、”1.近代イタリア歌曲編I”、”2.近代イタリア歌曲編II”、”3.イタリア・ロマン派歌曲とレスピーギ編”、”4.イタリア古典歌曲編”、となっていて全収録曲106曲です。この中の”2.近代イタリア歌曲編II”の中にピッツェッティの歌曲が6曲収録されています。これがいずれも現代的な小洒落た曲です。早速ネットの動画サイトでも音源を捜してみました。無い訳ではありませんがあまり数は多くありません。その中で最も多く歌われているのが「I pastori」、「牧人たち」です。まだ十分に聴き込んでないので、他の曲も含め更に聴き込んでから再び取り上げたいと思っています。
ピッツェッティはレスピーギが生まれた翌年の1880年に生まれましたが、レスピーギに比べはるかに長生きしたようで没年は1968年です。はい、亡くなってからまだ50年経っていないので著作権が切れていません。インターネットの楽譜無料DLサイトを見ると弦楽四重奏第1番のみがリストアップされています。この曲だけは何らかの成り行きで著作権が放棄されたのでしょう。従ってネットの楽譜サイトからは歌曲の楽譜を入手することが出来ません。そこでAmazon.jpだけでなく、いつものAmazon.US、Amazon.UKに加えて今回始めてAmazon.Itのホームページの商品検索欄に”Pizzetti”と入力してみましたが、楽譜は見つけられませんでした。実は今師事している先生はつい最近イタリアへご自身の歌の勉強に行ってらしたんですよ。先生が行く前にピッツェッテイを認識していたら楽譜を頼めたのに!!!残念。後4年待てば没後50年になるのでパブリックドメインに声楽曲の楽譜が登場してくれることを祈りましょう。没後50年は当然メモリアルイヤーですから、楽譜が入手出来たら絶対に歌います!!!!