goo blog サービス終了のお知らせ 

生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

Paolo Fanale   パオロ・ファナーレ

2014-12-03 23:30:01 | パオロ・ファナーレ
 当たり前ではありますが、ご存知の方はご存知ですし、ご存じない方はご存じないと思いますが、イタリアはシチリア島のパレルモ出身の若手テノール歌手です。来日公演もしているようで、日本でもファンが増えているようです。この記事を書くにあたり先ほど動画サイトで音源を聞いてみました。ヴィジュアルも悪くないです、と言うかイケメンと言って良いでしょう。ロミオとジュリエットが得意な演目の様で多数の音源がアップされています。その他にはモーツァルトのドン・ジョヴァンニのドン・オッターヴィオとか、コジ・ファン・トゥッティ、ヴェルディのリゴレットのドゥッカ等が見れ(聴け)ます。

 リゴレットのドゥッカはパヴァロッティが歌っているところのイメージも持っていますが、パヴァロッティよりもファナーレの方が倍音の低い領域が豊かで、要するに深めというか太い感じで、ドゥッカのイメージにはファナーレの方が合うと思いますね。少なくとも自分の愛娘を手篭めにされるならパヴァロッティのドゥッカよりはファナーレのドゥッカの方がまだ救われる、等と言ったらしかられるでしょうか。

 さてそのパオロ・ファナーレを何処で知ったかというと、毎日通勤の行き帰りに聞いているNHKラジオ語学講座の「毎日イタリア語」に登場していたんですね。「毎日イタリア語」に限らず「毎日フランス語」も「毎日ドイツ語」も「毎日ロシア語」も、月、火、水の3日間は初級コースで、木、金の二日は中級コースになっていて、その中級コースで「毎日イタリア語」では、月替わりでイタリアの著名人にインタヴューするという企画になっています。そこに登場したのがパオロ・ファナーレということなんですね。全8回で計2時間分放送があったことになります。インタヴューアーもイタリア人の若い女性で、二人のやり取りを流した後に日本語訳が続くという形態です。通勤でJRに乗っている時間が40分弱なので、片道でラジオ講座二コマ分を聞いています。ずっと集中しては聴けないので、と言うか時には殆ど集中できずに右の耳から左の耳へ、という感じのときもあります。さらにパオロ・ファナーレのインタヴューのやりとりはナチュラルスピードで、またパオロの話し方は結構早口になったりボソボソッという感じで結構聞き取り難いものです。それでも両親にピアノを習わされていやいや練習していたけれど今となってはそれが有難たかったとか、演奏旅行で世界各地を回ったとか、駄目元でニューヨークのメトロポリタンオペラのオーディションを受けたら直ぐに仕事のオファーをくれたとか、オペラ歌手として成功するにはテクニックだけではないとか、海外の演奏旅行からシチリア島に戻ると音楽のことは忘れてシチリアの雑踏が癒してくれるとか、本人の歌を聞く前にインタヴューを聞いた歌手と言うのはパオロ・ファナーレが初めてです。


*********************************************************************************************************************************************

 さて宣伝です。詳細は未定ですが12月28日(日) 日暮里サニーホール(のおそらくはコンサートサロンにて?)大人の学芸会の弾く忘年会があります。

 シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を1曲目から持ち時間の許すまで歌う予定です。おそらく1曲目から4曲目乃至6曲目ぐらいかと思います。

 詳細はわかり次第お知らせしますので、このブログに興味を持たれた方、是非聞きにいらしていただければ幸いです。

*********************************************************************************************************************************************