フィッシャー=ディースカウの10枚組みのCDセットはまだシューベルトすら全ては聞いていないのに、アンドレ・ジョリヴェの2枚組みの歌曲のCDが届いてしまいました。ジョリヴェと言えばのだめカンタービレに打楽器協奏曲が取り上げられていたことでご存知の方もおられるかと思いますが、種々の管楽器の協奏曲が有名の様です。音楽CDの通販サイトであるMHVの声楽CDを物色している時にジョリベの歌曲だけを集めた2枚組みのCDがあるのを見つけ、欲しいものリストに登録しておきました。例年なら見たいオペラのBlu-Rayディスクを複数枚購入して年末年始に纏めて見ておりましたが、今回の年末年始は年末どん詰まりに本番があったりでオペラのBlu-Rayを纏めて見る余裕はないと思い、オペラのBlu-Rayの代わりに欲しいものリストに待機している中から思い切って幾つか購入しました。
1枚目が1928年に作曲された作品から作曲年代順に1940年作曲のものまで19曲、2枚目が1943年作曲のものから1951年まで年代順に15曲あって16曲目に1906年という表記のある曲が収録されています。Wikipedia日本語版にはアンドレ・ジョリヴェの項目がありますが、充実した記載内容とは言えないかも知れません。その充実した内容とは言えないかもしれないWikiに記載されたジョリヴェの声楽作品の筆頭に1940年作曲の「兵士の三つの嘆き」という題名のみが記載されています。そしてどうやらその「兵士の三つの嘆き」が1枚目の17~19トラックに収録されているものの様です。
1枚目と2枚目のディスクを通して聞くと、1枚目の方が所謂”現代音楽”のイメージにピッタリの感じの曲想のものが多く、2枚目の方が先祖帰りした和声感のある曲想のものが多くなっています。かの”梅丘歌曲会館”にもジョリヴェの歌曲は収録されておらず、せっかくCDを購入したものの外盤であるため日本語で読める情報は皆無です。実際は音楽CD2枚にCD-ROMが付いているのですがCD-ROMに入っている情報は未確認です(日本語情報はありません)。
1940年と言えば第二次世界大戦でフランスはドイツに占領されていたかと思います。その年に作曲された「兵士の三つの嘆き」という題名がついた曲と言えば、それだけである程度のイメージは浮かんでくるかと思います。単純ではない和声のピアノ伴奏の上に独り言の様な???半音階進行が頻繁に出てくるバリトンの声が響きます。打楽器協奏曲等で感じていたジョリヴェのイメージとはかなり異なる気がします。
2枚目に収録されている1944年(第二次世界大戦の欧州戦線が終戦を迎えた年)に作曲された「Poemes Intimes」という4曲からなる歌曲集?は所謂”現代音楽”的な印象が薄い、とは言え純然たるロマン派楽曲に比べれば遥かに”現代音楽”的なスパイスが香り立つ曲ですが、これも深いバリトンの呟きが聞くものの心を捉えるように思います。
かなしいかなジョリヴェは1974年に亡くなっているので著作権が切れるまでまだ10年ほど掛かります。ペトルッチ(IMSLP)のサイトにはジョリヴェの項目自体がまだ設けられていません。歌って見たいと思います。が、先ずは楽譜をどうにかして入手するところから始めないと。ジョリヴェの声楽作品の楽譜について情報をお持ちの方は是非お知らせ下さい。
☆★☆★☆
今後の予定です。
・5月31日 声楽家団体横浜ピッコロ第8回定期演奏会
・6月10日 市民オペラ「リゴレット」合唱参加
・6月11日 市民オペラ「リゴレット」マルッロ
1枚目が1928年に作曲された作品から作曲年代順に1940年作曲のものまで19曲、2枚目が1943年作曲のものから1951年まで年代順に15曲あって16曲目に1906年という表記のある曲が収録されています。Wikipedia日本語版にはアンドレ・ジョリヴェの項目がありますが、充実した記載内容とは言えないかも知れません。その充実した内容とは言えないかもしれないWikiに記載されたジョリヴェの声楽作品の筆頭に1940年作曲の「兵士の三つの嘆き」という題名のみが記載されています。そしてどうやらその「兵士の三つの嘆き」が1枚目の17~19トラックに収録されているものの様です。
1枚目と2枚目のディスクを通して聞くと、1枚目の方が所謂”現代音楽”のイメージにピッタリの感じの曲想のものが多く、2枚目の方が先祖帰りした和声感のある曲想のものが多くなっています。かの”梅丘歌曲会館”にもジョリヴェの歌曲は収録されておらず、せっかくCDを購入したものの外盤であるため日本語で読める情報は皆無です。実際は音楽CD2枚にCD-ROMが付いているのですがCD-ROMに入っている情報は未確認です(日本語情報はありません)。
1940年と言えば第二次世界大戦でフランスはドイツに占領されていたかと思います。その年に作曲された「兵士の三つの嘆き」という題名がついた曲と言えば、それだけである程度のイメージは浮かんでくるかと思います。単純ではない和声のピアノ伴奏の上に独り言の様な???半音階進行が頻繁に出てくるバリトンの声が響きます。打楽器協奏曲等で感じていたジョリヴェのイメージとはかなり異なる気がします。
2枚目に収録されている1944年(第二次世界大戦の欧州戦線が終戦を迎えた年)に作曲された「Poemes Intimes」という4曲からなる歌曲集?は所謂”現代音楽”的な印象が薄い、とは言え純然たるロマン派楽曲に比べれば遥かに”現代音楽”的なスパイスが香り立つ曲ですが、これも深いバリトンの呟きが聞くものの心を捉えるように思います。
かなしいかなジョリヴェは1974年に亡くなっているので著作権が切れるまでまだ10年ほど掛かります。ペトルッチ(IMSLP)のサイトにはジョリヴェの項目自体がまだ設けられていません。歌って見たいと思います。が、先ずは楽譜をどうにかして入手するところから始めないと。ジョリヴェの声楽作品の楽譜について情報をお持ちの方は是非お知らせ下さい。
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今後の予定です。
・5月31日 声楽家団体横浜ピッコロ第8回定期演奏会
・6月10日 市民オペラ「リゴレット」合唱参加
・6月11日 市民オペラ「リゴレット」マルッロ