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生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

Dora Pejačević Verwandlung   ドーラ・ペヤチェヴィチ   変化

2014-12-14 19:47:19 | ドーラ・ペヤチェヴィチ
 ドーラ・ペヤチェヴィチ。今日その存在に触れるまで全く知りませんでした。インターネットのオークションサイトの声楽CDを漁りましたがこれと言ったものがなかったので、定価販売ではありますがHMVのCD通販サイトで声楽CDを渉猟していました。そこで見つけたのが「歌曲集 インゲボルク・ダンツ、コード・ガーベン」というCDで、ダンツ&ガーベンというのは歌っている歌手だと思われます。作曲したのが1885年生まれで1923年に没したクロアチアの女流作曲家、ドーラ・ペヤチェヴッチで、無名と言って良いと思いますが、Wikipedia日本語版に項目が作成されています。それによると後期ロマン派の作風で後世に58曲の作品を残していると記載されています。またHMVのCDの紹介文では33曲の歌曲を書いていると記されています。但し作品の殆どが出版も録音もされずに自筆譜のまま残されているそうです。が、近年になり少しづつ録音されているとのことです。

 1923年に亡くなっているので、著作権は消滅している筈ですが、ペトルッチ(IMSLP)には残念ながらピアノ四重奏曲の楽譜は公開されていましたが、楽譜はその1曲のみで、もう1曲公開されているのがここで紹介した「Verwandlung」の動画サイトにアップされた音源へのリンクがあるだけです。ペトルッチサイトの注釈では独唱とヴァイオリンとオルガンのための作品で、歌詞はドイツ語と紹介されています。リンク先の音源はソプラノとヴァイオリンとピアノによる演奏で、言葉はクロアチア語版となっています。

 ゆっくりとしたテンポで、全体はマイナーの響きですね、控えめなピアノ伴奏にソプラノの旋律が乗って、更にヴァイオリンのオブリガートがからむ、物悲しく切々と訴えるものがあります。残念なことにクロアチア語では詩の内容が全くわかりません。ペトルッチに楽譜がアップされるまで気長に待つしか無いでしょうか。動画サイトの検索Boxでドイツ語版があるかどうか試みましたが、ない様です。ただ、ペヤチェヴィチの他の作品の音源は多数アップされています。是非、ご自身の耳でペヤチェヴィチの作品をお聴き下さい。お奨めできます。

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 さて宣伝です。詳細は未定ですが12月28日(日)13:00~16:30 日暮里サニーホールのコンサートサロンにて大人の学芸会の弾く忘年会があります。

 シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を1曲目から持ち時間の許すまで歌う予定です。おそらく1曲目から4曲目乃至6曲目ぐらいかと思います。

 詳細はわかり次第お知らせしますので、このブログに興味を持たれた方、是非聞きにいらしていただければ幸いです。