動画サイトでエルンスト・トッホを検索すると、声楽作品として最も多数の音源がアップされているのがこの「地理的なフーガ」の様です。ラヴェルの「マダガスカル島民の歌」を思わず思い出してしまいます。「マダガスカル島民の歌」には人種差別的な雰囲気が無きにしもあらずですが、トッホの「地理的なフーガ」には人種差別的な雰囲気は全く感じません。それにしても完全な冗談音楽でしょう。動画サイトの音源(画像)を見ると大編成の合唱団がそれなりに真面目に歌っているものもありますが、小編成としては男声のみ、女声のみの四声がミニマムで、それ以上は様々なヴァリエーションで歌っています。小芝居をしながら歌ったり、中にはヴォイス・パーカッションを取り混ぜて演じているものもあります。最初に聴いた音源が大編成の合唱団のものだったので、芸能山城組の「ケチャ」を思い出したりもしました。
世界中の国や都市の名前が入れ替わり歌われ(叫ばれ)ています。最初がトリニダードなので、「地理的なフーガ」という曲名の代わりに「トリニダード」と呼ばれることもあるようです。日本の地名も最後のほうで出て来ます。「NAGASAKI」と「YOKOHAMA」です。ペトルッチ(IMSLP)のサイトでは楽譜は公開されていませんが、Amazon.USAやAmazon.UKでは複数の出版社から楽譜が販売されているようです。海外に発注して楽譜を購入するとしたら、この曲の楽譜の前にもっと欲しい曲は幾つもあるので、「地理的なフーガ」を発注する日が来るのは何時のことになるでしょうか。
世界中の国や都市の名前が入れ替わり歌われ(叫ばれ)ています。最初がトリニダードなので、「地理的なフーガ」という曲名の代わりに「トリニダード」と呼ばれることもあるようです。日本の地名も最後のほうで出て来ます。「NAGASAKI」と「YOKOHAMA」です。ペトルッチ(IMSLP)のサイトでは楽譜は公開されていませんが、Amazon.USAやAmazon.UKでは複数の出版社から楽譜が販売されているようです。海外に発注して楽譜を購入するとしたら、この曲の楽譜の前にもっと欲しい曲は幾つもあるので、「地理的なフーガ」を発注する日が来るのは何時のことになるでしょうか。