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日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

3.11の授業~3年前を風化させないために

2014年03月13日 | Weblog
悲しみが募る被災の地のために
          次の世代が輝く未来






2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。先日の3月11日に、学校では平和教育の一環として「東日本大震災の追悼」授業を実施しました。



全校生徒で黙とうをしたあと、いろんな資料を使いながら、先生たちが生徒といろんな角度から「東日本大震災」を検証しました。まだまだ多くの被災者の方は苦しんでいます。利権などに絡まれることなく、被災者のために計画的に復興を進めていって欲しいと願っています。




生徒なりに、あの震災のことを考えていることは、生徒たちが黙とうしている姿から感じとることができました。





卒業式の話の中でも震災のことについてふれました。多くの尊い命が犠牲となりました。大切な命の使い方を考えてもらいたかったのです。




『みなさんが中学校に入学した4月、それは、日本を震撼させた「東日本大震災」が発生した直後のことでした。震災がおこって一カ月もたたない時の日本全体が悲しみ、とまどい、混乱していた時期です。


3年たってもまだ解決できない問題が数多くあります。そんな中で、みなさんの入学式に次のような話をしました。それは、震災の残酷な映像が毎日のように流れ、多くの人が苦しんでいる中で、入学式を通してあなたたちにメッセージを送りたいと思ったのです。話の内容の一部です。


「中学生として、温かな心配りができる人になって下さい。気持ちのいいあいさつができること、ひとりぼっちでいる人には、優しく声をかけてあげること、これをしたら、この言葉を言ったら友だちが傷つくであろうと自ら、行動を選択して下さい。



先生から家族から注意をされたら、反発せずに、自分の行動を振り返って下さい。できますか。一度の人生、心が潤った生き方をして下さい。それがあなたたちに対する私の最大の願いであり、すべてです。・・・・」



 このような内容でした。心に余裕を失った時代にせめて、あなたたちに潤った中学校生活を送ってもらいたかったのです。』







3月11日が近づいてくると、一斉にテレビは震災のドキュメンタリーやドラマが流れます。あの災害を忘れさせないためには大切なことなのかも知れません。


しかし、尊い命が犠牲になったことを心に入れて、折りにふれながら、次の世代の人たちに、被災者のこと、被災地のこと、防災について、命の大切について考えさせていくことが、私たちの使命なのかも知れません。つらい気持ちの人も多くいます。苦しんでいる友人もいます。



だからこそ、周りは、悲観的でなく、元気と勇気を与えられるように前向きにハードにおいてもソフトな面においても積極的に復興に向けた支援をしていく必要があるのでしょう。

卒業生の来校

2014年03月12日 | Weblog
懐かしの学舎足を踏み入れて
          心の中に思い出巡る







年度末になっています。いろんな行事があります。生徒たちにとって、うれしいこともありますが、入試など重苦しい行事もあります。しかし、生徒たちは一人ひとりがそれに立ち向かっています。昨日は、県立の一次入試の一日目でした。5教科の試験です。




今日は二日目。面接が行われました。昨日の学科の試験が終わってから、面接を行う高校を受験する生徒が学校にやってきました。担当の先生から面接の指導を受け、合格した生徒は校長室に来て、本番さながらの面接試験を受けます。




「手に汗をかいた。」と練習が終わってからの生徒の声。しかし、このような面接練習の中でいろんなマナーなどを覚えます。それが大切なことなのかなと感じます。 




このような入試の中で、卒業生の来校があります。今日も「先生、私のこと覚えていますか。学校に行っていいですか。」と連絡がありました。謙虚な言葉。忘れずはずがない。



いつか中高連絡会があったときに、寝ていて、友達から起こされていた。そのことも話をしました。入試のために、高校が休みです。ちょっと懐かしい母校の訪問ということです。しかし、来校する卒業生は、みんなマナーがいいです。



いろんな高校生活のことなどを話してくれます。ゆっくり話をするとまではいきませんが、楽しい時間を過ごさせてもらいます。




昨日も男子3人組の高校生がやってきました。将来つきたい職業などを話してくれました。中学生の頃と違って、話す言葉、体格・・・みんなまた一つ頼もしくなっています。成長していることがとてもうれしく思います。





一昨日は、高校を卒業して大学進学を決めた2人の生徒が、合格証書を持って来てくれました。しっかりと努力でつかんだ合格証書を手にさせてもらいました。これまでにどれくらいの努力をしたことでしょう。この春からふるさとを離れて大学に進学します。





進学決定、合格発表などというような言葉を聞くと、春がやってきたんだなあとしみじみ感じます。





自然の移り変わりで季節を感じることも多くありますが、生徒からの言葉で、四季を思わせてもらいました。中学校を卒業しても夢や目標をもって頑張っている卒業生に大きなエールです。

久しぶりの東京 終

2014年03月10日 | Weblog
雲海の真上に広がるスカイブルー
            窓の向こうに心奪われ








韓国の方と夜遅くまで交流会がありました。楽しく過ごすことができました。日本に来てみて、こんなことを感じたようです。
 

◇日本の人たちはみんな言葉づかいなど優しい。
 ◇クラクションを鳴らさない。
 ◇空気がきれい。
 ◇原子力の事故が心配



など、たどたどしい会話の中から少しだけ理解できた部分です。もっと言葉がわかればコミュニケーションも深まると思うことがたびたびありました。語学力の不足がじれったく感じました。



最終日の三日目は、浅草に行きました。韓国から来た人たちもこの日の夕刻に成田から帰国します。浅草で少しだけ会うことができました。東京を中心にいろんなところを観光しているようです。




浅草はすごい人出でした。たくさんの観光客で仲見世は前に進めないほどです。浅草寺に行くために脇道から進んでいきました。



浅草からスカイツリーを見ることができました。実際にスカイツリー見るのは初めてでした。スカイツリーができて浅草付近などこの界隈もたくさんの観光客を呼んでいます。




この日は、「東京マラソン」も行われていました。どこに行っても、人、人、人・・・。道路の沿道は人だかり。ごった返していた都心部です。




そうこうしているうちに帰る時間が迫ってきました。浅草から羽田へと向かい、帰途につきました。



明るいうちになんとか家に着くことができました。天気もよく初めて乗るスターフライヤーの乗り心地も快適でした。



知り合いの先生が飛行機の中では、コーヒーなどが美味しいと言っていましたが、タリーズコーヒーが出てきました。天気もよく窓からの景色が最高でした。行きが14時間、帰りが90分と差がありますが、それぞれにバスと飛行機の旅の良さを感じさせてくれました。




いろんな人とも出会い、慌ただしい中でも充実した三日間でした。

久しぶりの東京①

2014年03月09日 | Weblog
アニョハセヨ心のつながり深めつつ
             楽しく過ごし夜も更けゆく







先々週、知り合いの韓国の人たちとの交流会があったので、あわただしくもきょうだいたちと東京に行きました。何年ぶりの東京でしょうか。きょうだいが東京から転勤してから行く機会もほとんどありません。



金曜日の夜出発して、日曜日に帰るという強行軍でした。



金曜日は、小倉から高速バスでいざ出発。初体験の高速バスでした。東京まで14時間。長い道のりです。2階建てのバスです。いろんなシートがあります。バスにはなんと4席しかない「プレミアムシート」で、ゆったりでき、ちょっと感動。一番前の席でした。



しかし、夜中に走るので、景色を見ることはできません。窓も隣りの人ともカーテンで遮られます。そんな空間の中での旅でした。静岡の日本平SAで休憩しました。その後東京へと直行です。だんだんと雪が深くなりました。




道路の両サイドは雪が積もっていました。関東で雪が多いと伝えられていましたが、先々週は、九州との雪の量の違いを感じました。終点の新宿に無事9時過ぎに着きました。都心部ですが、至る所に雪溜まりがありました。




交流会は、土曜日の夜です。千葉で行なわれます。



それまで時間がありました。旅のリサーチもできていなかったので、とりあえずおのぼりさんということで、ここは、「軍師 官兵衛」「ごちそうさん」です。渋谷のNHKに行きました。ソチオリンピック開催中ということもあり、たくさんの人たちが「ソチオリンピック」の特別展などに来場していました。



「軍師 官兵衛」「ごちそうさん」の展示場などがありました。かつて、「新撰組」が大河ドラマで行なわれていた時は、セットも少し見ることができたので、今回も期待しましたが、それはありませんでした。



高田馬場から浦安のホテルに立ち寄って、会場の葛西の方に向かいました。韓国より子どもから高齢者の方までたくさんの方が会場に集まりました。国際交流です。




いろんな問題が日本と韓国の間に存在していますが、お土産の交換をしたり、「ばらが咲いた」を韓国語で歌ったり、この場所には楽しいひとときの時間が流れました。



スマホのアプリ「はなして翻訳」を駆使しながら、なんとか会話もしましたが、これからもっと時代がグローバル化になっていく中で、母国語だけでなくお互いに他国の言葉が話せたら、心も通じ合うのではないかと感じました。




夜も更ける中、一日目、二日目が過ぎ去りました。

卒業式・・・エピソード

2014年03月08日 | Weblog
卒業式前に
先生の言葉をずっしり受け止めて
            いよいよ明日は君の旅立ち





やっと納得しました。先日のリハーサルの日です。式の中で演台に行く回数は、何度もあります。


行くたびに、後ろにいる生徒会役員が
「ぷっ。」


と笑います。うん?何かおかしいと思いながらもまず一度はそのまま行きました。二度目に行くとき、また
「ぷっ。」


あれ、おしりでも破れているのかと思い、わからないようにさりげなく歩きながらおしりに手をやり、破れを確認。破れていない。厳粛な中なので「どうしたのか。」と声もかけられません。


。三度目、また「ぷっ。」おいおい何があったのか・・・世界の窓があいているのかと思い、演台に行くまでにそっと何気なくそっと手を。あいていません。完璧です。



不思議なままにその場は終わりました。その後は、そのことは頭の中から消えていました。



卒業式前の日のことです。卒業式を明日に控え、会場準備をしていたとき、自分の席に座っていました。すると、A先生が生徒会役員とやってきて、
「先生、先生が立つときに椅子がずぼっと音がするんですよ。それがおかしくて笑いがこらえきれなかったようですよ。」
横で役員もうなづいています。



確かに椅子のクッションがよくて、しっかり空気がクッション代わりになっています。箸が転んでも、みかんの皮をむいても(こんな言葉あったかな?)笑うような明るい生徒たちです。おいおい。「ぷっ。」でどのくらい気を使ったことか。
「先生、椅子に穴をあけておきましょうか。」
そりゃ、できないだろう。おなら疑惑といったところですか。



放課後、生徒会の役員の一人のお家の方がやってきました。
「昨日帰ってきて、先生が立つたびに、“ぶっ。”って音が鳴るのでおかしかったと家で話をしていましたよ。」
家庭の会話にしっかり貢献できました?☆
 




前日は、3年生が下校した後、会場準備などで2年生を中心にしっかりと取り組むことができ、りっぱな会場ができあがりました。3年生は、会場に入り、また緊張感も出てきた思います。

3年生の未来への旅立ち

2014年03月07日 | Weblog
心込め卒業証書渡す時
         君は笑顔を送り返して





卒業式の日。風は冷たいものがありましたが、青空が広がる好天気に恵まれ、三光中学校第35回卒業式が行われました。



卒業式・・・。今日の式の中で、涙がこぼれなかった先生はいなかったと思います。生徒たちの心のこもった卒業式をすることができたのではないでしょうか。そして来賓の方、保護者の方々のあたたかい祝福を受けました。



卒業証書授与では、一人ひとりの名前をしっかりと読ませてもらいました。



いつも思うのですが、わたし、生徒、補助の学年長の三角の空間でしか味わうことのできない雰囲気があります。



渡すとき、笑顔で応えてくれる生徒、小さな声で「ありがとうございました。」と言ってくれる生徒、名前を読むと、こっくりとうなずく生徒、真剣なまなざしで証書を読んでいるときに聞いている生徒・・・いろんな生徒の表情を見ることができます。



三角の感動の空気を吸うことができました。あの三角にはそこにいる人でしかわからない、そこにいる人でしかわからない感動があります。



生徒たちが今日の日の重さを感じ、卒業証書を受け取ってくれたことに感激をしました。




話の中で、生徒たちに何を伝えるか考えました。卒業生たちは、東日本大震災が発生した年、発生して一ヶ月後に入学してきました。入学式の話と対比させながら話をしました。



教育委員会の方や三光支所長からも人柄があふれるあいさつがありました。PTA会長さんは、「BGMも入れて欲しい。」と事前に放送担当に伝えて、生徒の成長について話をしてくれました。



在校生、卒業生のセレモニーも心打たれるものがありました。生徒たちの言葉、生徒たちの歌声と3年間成長したものを見ることができました。



今、この時代に「心から感謝する」「感動できる」ことは生徒たちにとって、貴重な体験、式となったことだと思います。教室での担任の先生との別れ、校庭での見送りのセレモニーと名残はつきませんでした。




校庭で生徒たちは、友達どうし、先生と・・・記念写真を撮っていました。来週は県立高校の一次入試です。全員が進路を決めて本当の春を迎える日が来ることを願っています。




3年間、大きな成長を果たし、たくさんの感動をもらうことができた3年生に心から感謝をします。ありがとうございました。

いよいよ明日卒業式

2014年03月06日 | Weblog
先生の言葉をずっしり受け止めて
          いよいよ明日は君の旅立ち





いよいよ明日が卒業式です。卒業式の準備を始めてからここまであっという間に時間が経ったような気がします。

今日は、卒業式の会場準備などをしました。生徒たちは、会場準備、気持ちの準備としっかりとできているような気がします。


生徒たちにとって、心に残る義務教育最後の卒業式になることを願っています。



今日は、3年生が下校した後、会場準備などで2年生を中心にしっかりと取り組むことができ、りっぱな会場ができあがりました。




3年生は、会場に入り、また緊張感も出てくると思います。3年生のお楽しみなので、会場や教室の飾りなどについては、また後日お伝えします。

あさってに迫る卒業式

2014年03月05日 | Weblog
卒業の心を込めた呼びかけに
          脳裏に浮かぶ思い出数々






卒業式も迫ってきました。学校の中も卒業式モードになっています。山積みの卒業アルバムの言葉書き、卒業式の準備・・・一日の中で、しっかりと取り組みました。卒業アルバムの言葉書きの真っ最中です。

休み時間になると、生徒たちは、卒業アルバムのフリースペースに友だちや先生たちからメッセージを書いてもらっています。職員室も3年生で混み合っています。




「授業が始まる直前に持ってきて下さいね。そして、次の休み時間に取りにおいで。それまでに書いておくから。」
と言っています。その方がじっくり書けるからです。



今日は、3、4時間目に卒業式のリハーサルが行われました。卒業生、在校生のそれぞれの思いを伝えるのは、卒業式だけです。リハーサルでは全体で統一できるところで行いました。生徒たちも真剣に活動を行いました。



在校生のがんばり、緊張感のある卒業生の姿を見ていると、リハーサルですが、ぐっとくるものがありました。




でも卒業証書授与では、すごく緊張しました。卒業生の名簿を体育館に持って行くのを忘れていました。
「卒業証書授与。」



司会が言うので、演台に行くと、練習用の卒業証書でした。「名前が書いていない。」どきっ。本番用は当日しか使用しません。練習用には名前を書いていません。



卒業生が担任の先生に呼名されて演台のところに次々にやってきます。次々に来るので、呼名された人と、証書が読まれる人がずれているのもまた難儀です。フルネームで読まなければなりません。最近では、普通のときでも「えーっとあの人の名前は何だったかな。」と思うことが多くなっています。



名前を間違えられません。緊張の20分でした。




昼休みは、面接練習と今日もしっかりと詰まっていました。明日は、PTAの方々が校門で卒業式前のあいさつ運動に立ってくれます。いろんな方の支えの中で3年生はあさって卒業していきます。

生徒からのメッセージ

2014年03月04日 | Weblog
ドキドキと卒業アルバム開く時
           自分の顔を真っ先探す







年度末になったこともあり、卒業式を前にしていろんな仕事が雨のように降ってきます。生徒に関わることは、いいのですが、書類を作成したり何かと込み入ったことも多いです。




学校の中も、生徒たちは大変です。息つく暇もありません。



特に3年生です。今日見ていると、卒業式練習、卒業アルバムの友だちからの寄せ書き、卒業文集、昼休みは部活動のお別れ会、県立高校受験で面接試験がある生徒は、面接練習と朝から帰りまでばっちりと詰まっています。



それでも生徒たちは、生き生きと活動をしています。それが何か愛らしくも頼もしくも感じます。





今日の夜、学校で生徒のアルバムにコメントを書いていると、職員室の机にリボンで止められたかわいい封筒が置いてありました。「今さら、バレンタインではないんだけどね。」と思い、周りの先生に聞いてみると、「先生、それは、3年生からメッセージです。」


一人ひとりの先生の机の上にその封筒が置かれていました。




封筒を開いてみました。単語帳みたいなものに、卒業生からのメッセージが一人一枚書いています。楽しく一枚一枚を読ませてもらいました。




「先生の三光中をよくしたいという熱意がとてもよく伝わってきました。その熱意と力で私の背中に*がんばれよ*と平手打ちしたときは、いつもむせていました。」
(そのような感じているとは思わなかった。むせさせるつもりはなかった・・・)


「お世話になりました!!うちらがおらんごとなって寂しくなると思うけど・・・がんばってね。」
(寂しさで涙・涙になるかも?!)


「ご指導ありがとうございました。遅刻の時はお世話になりました。」
(しっかりお世話させてもらいました。)


「私の方が若いのに、先生はいつも元気がよくてすごいなあと思いました。」
(そりゃなんでも15歳には勝てないだろう。)

「必ず恩返しをします。」
(10倍返し☆でお願いします。)


「いつも生意気でごめんなさい。これからもうちらがおらんでさみしーと思うけど頑張ってね。」
(それが生意気なんだよね?!)




あとは秘密です。一枚一枚を読んでいるうちにまた胸がいっぱいになりました。明日が卒業式のリハーサルです。

希望の門出

2014年03月03日 | Weblog
歩き出す未来に続くこの道に
         落とした涙は希望に変わる





卒業式の季節となっています。県下の中学校もほとんどが今週の金曜日に卒業式です。生徒たちも大変です。卒業文集に、卒業アルバムのサイン帳書き、公立高校の面接練習・・・休み時間や放課後もいっぱいいっぱいに使っています。



午前中、市内の私立高校の卒業式に参加させてもらいました。厳粛な式でした。浄土真宗系の学校です。



公立高校の卒業式とはまたひと味違っています。しっとりとした卒業式でした。生徒たちの表情、卒業証書の時に呼名を受けての返事、答辞などからいろんなメッセージが伝わりました。



3年間、この学校で充実した生活を送ったことを感じました。



「答辞を読むようになりました。」
と以前、この学校を卒業していくしんくんから聞いていました。三光中学校の卒業生です。


在校生から落ち着いた立派な送辞が卒業生に贈られました。それを受けて、しんくんが登場してきました。しっかり先生や在校生に伝わる内容でした。



家の人に式の前にお会いしたときに、「昨日も一生懸命に練習していたんですよ。読めば、文章が抜けていたりしていたので、修正していました。」卒業生代表の言葉なので、しんくんなりに真剣です。最大限の努力をしています。



高校生活を過ごしての思い、受験に対しての思いを話しました。またお世話になった先生方に感謝の気持ちを言葉で伝えました。


「いろいろ先生たちに反発したこともあったけれど、この日をいい形で迎えるために先生たちが私たちに伝えてくれていたことに今、感謝します。」



というような内容の言葉が印象的でした。思春期の中、また自己が確立していく中、いろんな葛藤があったことも垣間見ました。



中学校の卒業生とは話をすることはできませんでしたが、しっかりと卒業していく頼もしいその姿を見ることができ嬉しく思いました。




学校に戻ると、今度は中学校の卒業式の練習に参加をしました。これまで出張などで出ることができませんでした。目標をもってがんばっていました。あとわずかで卒業です。残りの中学校生活を満喫して欲しいと思います。



放課後、図書室の前を通ると、卒業証書が並べられていました。3年生が卒業していくことを実感しました。




今年は、NHK合唱コンクール課題曲だった「友~旅立ちの時~」が卒業式に全国の学校で歌われています。「ゆず」の曲です。




♪友 さようならそしてありがとう 再び会えるその時まで
 友 僕たちが見上げる空は どこまでも続き輝いている
 同じ空の下 どこかで僕たちはいつもつながっている♪





祝う気持ちと別れの寂しさが交錯しているこの頃です。

祝勝会・戦績報告会

2014年03月02日 | Weblog
人知れず流した涙のその後は
          明日は卒業 新たな旅立ち






雨上がりの一日となりました。春の陽気とまではいきませんでしたが、春を予感させるような香りが漂っていました。


午後から、「東九州龍谷高校バレーボール部「祝勝会・戦績報告会」が行なわれ、参加させてもらいました。ホテルの会場には、200人近くの人たちが詰めかけました。



伝統のある東龍女子バレーボール部です。かつては春高バレーで5連覇を達成しています。日本の強豪の一角として常に存在をしています。しかし、勝負というものは常に厳しい試練があります。


ソチオリンピックを見てもわかるように、特に勝つことが宿命づけられている選手たちにとっては、いろんな思いが交錯する中での戦いとなります。




今年の東龍バレーボール部も波瀾万丈の感動的な一年でした。北部九州インターハイでは、まさかの初戦敗戦。敗者復活戦を勝ち進んでの奇跡的な優勝となりました。

しかし、東京の国体では4位。きっと悔しさを感じた大会になったと思います。


そして、先般の春高バレー。2セット連取。あと1セット勝利で優勝。勝負は甘いものではありません。2セット相手から奪われ、最終セットにもつれこみます。あと1点で勝利も、相手も粘り、ジュースの連発。


「手に汗を握る」とはこのようなことでしょうか。心臓の鼓動を感じるゲームでした。


最終セットは15点で争いますが、(他のセットは25点です)マッチポイントの応酬でした。最後は、25点までもつれ込みましたが、惜しくも準優勝でした。


1点の厳しさを感じましたが、多くの感動をもらうことができました。




激動の一年であったと思います。しかし、監督、選手、それを支える人たちが一体となって、この一年を過ごしていったのでしょう。


明日が卒業式です。ドラマを創ってきた選手たちも、東龍を巣立っていきます。監督がゆずの「栄光の架橋」を歌いました。監督も選手たちもそれぞれに感じたいろんな思いがよみがえってきたのでしょう。それを想う気持ちもあったでしょう。明日からチームメートとも別れ、それぞれの人生、生活を送る寂しさもあるでしょう。

もっともっと自分たちには計り知れない思いがあると思います。


選手も涙を拭きながら、監督の歌を聴いていました。「栄光の架橋」の歌詞にはこのチームにぴったりな内容だと感じました。



「誰にも見せない涙があった  人知れず流した涙があった
決して平らな道ではなかった  けれど確かに歩んできた道だ
あの時想い描いた夢の途中に今も
何度も何度もあきらめかけた夢の途中
いくつもの日々を越えて たどりついた今がある
だからもう迷わず進めばいい 栄光の架橋へと・・・」
 


感動のシーンでした。選手たちの若さのパワーを感じました。



これから、卒業しても培った3年間の経験を糧に、それぞれの道を大切に歩いて欲しいと思います。

高校の卒業式

2014年03月01日 | Weblog
巣立ちの日大志を抱いてここに立つ
          時代を担う若き獅子たち







梅の花がきれいに咲きほころんでいます。学校に行く途中には、ちょっとピンクがかった梅の花に目を奪われます。今日から3月です。


そんな中、今日を中心に高校の卒業式が行なわれています。午後から行なわれる高校の卒業式に参加をしました。3年間の高校生活、心も揺れることも多いです。たくさんの葛藤もあったでしょう。またその分、かけがえのない感動のドラマも繰り広げたことでしょう。




この卒業生が高校受験をした直後、あの2011年の東日本大震災が発生しました。日本が混乱する中、高校3年間を駆け抜けました。




卒業式の中で、校長先生は、「出逢いを大切にして欲しい。」「感謝の気持ちを持ってもらいたい。」と2つのことから話を繰り広げていました。生徒たちも真剣に話を聴いていました。



PTA会長さんは、中学校、高校の一つ下の後輩にあたります。家の瓦のふき替えをしてもらいました。そんな仲です。どんな話をするのか楽しみでした。




しかし、なんと「自分の子どもが卒業なので、副会長さんに頼んだ。」と重大な役目を回避?していました。



さすが、そこは高校。人材の宝庫です。副会長さんは平原三千代さんです。「なんでもこい。」の勢いを持った方です。PTA会長以上に「高校時代の思い出を大切にこれからの人生をしっかり歩いていって欲しい。」と堂々と卒業生の顔をしっかり見ながら話をされました。



さすが大御所、場慣れをしています。



充実した高校生活を送った卒業生。これからほとんどの生徒が社会の一線に出ていきます。別れの季節から来月はフレッシュ人として体に桜吹雪を浴びます。しっかり人と結びつきながら社会の中で活躍をして欲しいと思います。





まだまだ震災による被害の終結はしていません。若者たちに日本の復興を託されたところもあります。若いエネルギーで社会を盛り上げていって欲しいと思います。




式の中で、三光の中学校の卒業生の姿も見ました。この3年間でまたいちだんとたのもしく成長をしています。嬉しく感じました。