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心に染みる メロディ流る
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「つないだ手 君がえがく 物語」という大会スローガンのもとで、大分県中学校総合文化祭が佐伯市で行われました。
中文連の役員をしている関係で出席させてもらいました。佐伯市の1年生が会場に詰めかけ賑わいました。昨年は宇佐市で開催され、三光中学校からも2年生が参加して鑑賞しました。この文化祭は、郡市持ち回りで最近開催されるようになっています。
中学生の文化祭なので、司会も生徒たちの手で行っていきました。ステージは、今年度大分県の各種大会で金賞を受賞した文化系部活の活動の披露です。合唱、吹奏楽と大分県トップクラスの演奏を聞きました。
今回はコンクールとは違い、競いがない文化祭なので、出演チームは、聴く生徒たちが楽しめるような趣向を凝らした演奏を披露していました。
例えば、吹奏楽の演奏では、「AKBヒットメドレー」「家族になろうよ」「いきものがかりメドレー」などの中学生が興味を抱く曲目も設定されていました。
また高校生のゲスト出演では、中津北高等学校の書道部が「書道パフォーマンス」を披露しました。司会を務める中学生が「書道パフォーマンスを初めて見ることができ、感動しました。」と語っていました。三味線や音楽にのって、思いを綴っている高校生の姿は、中学生にとって、きっと輝きを感じたのではないでしょうか。
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地方でこのような大きな大会を開催するのは、準備から大変なことが多くあります。県の事務局との連携、会場の手配、出演チームの依頼、バスの手配、鑑賞学年の決定・・・細かいところがたくさんあります。
しかし、それだけにメリットがたくさんあります。ふだんは、なかなかこのような高いレベルの文化に触れる機会がありません。
今回、鑑賞している市内の中学生たちも会場に入った時は、いつもの学校の中での活動とは違って落ち着かない様子でした。各学校の先生たちからいろんな注意の声がとんでいました。
しかし、会が始まると、質の高い演奏に生徒たちは、ひきこまれていきました。静かな会場の中で、メロディが流れていきました。学校の中で、体験活動をすることが少なくなっている中、こうして、じっくりと文化の香りをかぐことができることは、心を磨くことができる絶好のチャンスだと思います。
いろんな活動の中で同じ中学生が頑張っている姿も新鮮だったのではないでしょうか。
平成28年度には全国の総合文化祭が大分県で行われるということです。スポーツとともに文化の華も綺麗に咲くといいと思います。