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夏の日の終わりに

2011年08月29日 | Weblog
 いよいよあと2日で生徒たちの夏休みも終わります。長いようで、短い、短いようで長い夏休みでした。県総体もずっと前にあったようですが、この夏休みのこと。ちょっと静かだった学校も間もなく生徒たちの声が響きます

 そんな中で、この一週間、ほとんど公私にわたって、時間がないというのか、充実しているというのか時を過ごしました。ブログのほうも書きたいと思いながら、帰ったらご飯食べて寝る・・・ということで、書くことができませんでした。


 そんな一週間。ちょっと、ふりかえり。


 先週の木曜日、金曜日は、長崎に出張でした。他の学校の先生といざ長崎に研修へ。ブリックホールという会場での研修会。すごい人でしたが、会場もまたでかい。2000人は収容できる会場でした。来年度から、中学校の教育課程が大きく変わります。その研修などが大きなテーマです。2日間の日程で行われました。


 全体会、分科会と来年度からのカリキュラムの研修として、各県から取り組みの報告などがありました。最後に講演会。これは、新学習指導要領とは直接に関係ないのですが、興味深く聴きました。NHK大河ドラマ「龍馬伝」のチーフプロデューサーの方の話でした。


 講演会用にメイキングビデオを作成して、視聴させてもらいながらの話でした。ドラマの収録のエピソードを中心に話が進められました。




 チーフプロデューサというのは、時には、視聴者からのクレイムの対応もしなければならない役割ももっているということです。例えば、ドラマの岩崎弥太郎の振る舞いが、あんなにオーバーではない、三菱の創始者に対して失礼ではないかというような内容もあったそうです。


 考えると、幕末の話です。講師の方も言われていましたが、長い歴史から見ると、幕末などまだ近い過去です。たどっていけば、登場人物のはっきりとした子孫の方が今、存在しているのです。悪役的に放映されれば、ショッキングなことでしょう。そういった視点からのクレイム処理も幕末ならあったのではないでしょうか。


 この龍馬伝においては、今までの撮影法なども従来とは違ったものにしたといいます。話の一部です。


「大河ドラマでは初めて従来のカメラをすべてプログレッシブカメラに入れ替えしました。これにより、より"深みのある映像"の撮影が可能になり、幕末の登場人物や風景、小道具の質感をよりリアルに再現できるようになりました。




 撮影手法として通常のドラマは、「カット割り」といって絵コンテを決めて芝居を止めながら撮影する手法をとります。しかし私たちはカット割りをしないて、複数のカメラを同時に回して長時間芝居を撮影します。
 たとえば1つのシーンをずっと4台のカメラで撮るというやり方です。正面から撮るだけでなく、横から上からなどカメラの配置や台数もシーンによって変えます。

 

 この方法で何が変わってくるのかというと、芝居をコマ切れされないので、役者さんが楽にお芝居できるようになり、集中していきます。
カメラマンの側からしても、どうやって画(え)を撮ったらいいか監督が細かく指示しなくても各々が考えるようになります。しかし、芝居に入ると役者さんはカメラマンの予想しないところに動いたりするともあるので、それを追うカメラマンにも瞬発力が必要になってくる。それが相乗して、よりリアリティのある画がとれたりするんです・・・・(略)」



 今までの形にとらわれないで、常に見る側に立っての収録を行っていった、またチームワークの重要性を話していき、話の内容、メイキングビデオと合わせて、あっという間の2時間でした。


 ともすると、登場した福山雅治さんなどに目が行きがちになるのですが、一つドラマを創り出すそれぞれのポジションの方の役割の大きさを実感できました。



 2日間は長かったのですが、いろんな角度から、学習できました。会場まで路面電車に乗りながらの研修参加。ちょっと風情も味わいました。



 


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