午後7時から開会の荒尾市社会人権・同和教育推進協議会(社同協)の平成22年度総会に、市高P連の代表として出席してきました。
初めての総会出席でしたので、これまでの社同協の活動内容がよくは分かりませんでしたが、総会で審議された報告事項2件(経過と決算)、監査報告、会規約の改正、社同協への新規加入、平成22年度の役員体制案、活動計画案、予算案については、いづれも反対の声も無く全体の拍手で承認されました。
私も提案を聞いていて、特段にと思うところも無かったので、拍手をしてきました。
★今まで12団体で構成されていた社同協でしたが、『荒尾市佛教会』、『荒尾市保育園連合会保護者会』の2団体が新規加入され、計14団体で運営される事になり、そのため規約改正では、事務局次長4名以内を6名以内に改めるというものです。
★22年度の活動方針は、7月10日(土)の午前中に同和問題講演会(菊池から内田氏が来荒)、8月21日(土)に第30回荒尾市人権・同和教育研究大会、12月4日(土)に2010荒尾市人権フェスティバル、2011年2月26日(土)の午前中に人権問題講演会を開催する事が決定しました。
その他、何かありませんかという議長からの声かけに、議案書を見て気になった点について手を上げ質問。
『議案資料に、荒尾市私立幼稚園PTA連合会が休会となっていますが、その理由は。』
連合会としての役員体制が、成り立たない状況にあることからとのことらしいです。
少子化傾向とあいまって、就学前の子どもを預けるご家庭が、幼稚園ではなく保育園に集中している状況にあり、保育園では定員の125%まで受け入れられていますが、幼稚園は定員の70%前後となっています。
共働き世帯が多い中で、文科省教育機関の幼稚園よりも、厚労省福祉機関の保育園のニーズが高まっています。全国的に見ればいまでも待機児童が、都心部に集中しています。
よって70%前後の保護者の中より、各幼稚園での役員体制で精一杯の時に、各幼稚園からなる連合会までの役員が出せないことから連合会体制が整わず、それで社同協での活動は休止となっているようです。
役員体制が早く築かれ、社同協活動の一翼を担っていただければと思います。
同和教育の活動は、ゼッタイに停滞させてはいけませんし、今後も広げていかなければなりません。
就職差別、結婚差別などは後を絶たないとも聞きますし、インターネットによる差別落書きも広まっているとも言われています。そして、いわれなき差別で苦しんで悩んでいる人もいます。
私たちが、そのことに直面した時に自信と確信をもって差別撤廃に立ち向かっていくためには、学習が必要ですし、そしてその想いを広めていかなければなりません。
その一つに社同協の活動がありますので、私も協力を惜しむことなくやっていく所存です。
皆さんにおいては、講演会などへのご参加をお願いします。