2011荒尾市議選 6期目挑戦19票差で落選 田中ひろはるブログ!

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またまた裁判員制度について学習

2008年11月01日 | イベント参加
午後2時から、荒尾市中央公民館にて開催された裁判員制度についての勉強会。
第2回目の荒尾市民講座として、この裁判員制度が取上げられ、熊本地方検察庁よりの3名の講師と市民から選ばれた6名の計9名による模擬裁判が実施されました。
私は、所用のため遅くなり午後3時過ぎに到着。それから議論に参加したため、DVDで放映された事件を見ていないので全てを把握したわけではありませんが、その事件について被告に対する有罪か無罪か、有罪であるならば懲役何年か、執行猶予はどうするのかといった、本番さながらの議論が展開されました。
事件について、裁判員は3:3に意見が別れ、・・・・・『続きを読む』でどうぞ 裁判官は3人とも有罪。よって、被告は有罪となり、量刑について、3年の執行猶予付きや懲役6年、10年などが飛び交い、どのくらいにすべきか裁判員となった方は相当に悩んでいたようですね。私も、判断しかねます。
午後4時となり、司会者から『この辺で・・・・』と言われたときに、参加者から質問の声。
いくつかの質問の中の一つに、『この裁判員制度に反対する団体がある、個人がいると聞くがその理由を教えてほしい』と。
検察庁からお見えになった方から、『啓発が十分でない中での導入では混乱を招くとか、一部の弁護士より裁判に素人の方が参加してよいのか、といった声を聞いたことがある。』
そこで止められたので、私はすぐさま手を挙げ、裁判員を経験してみたいと前置きをしながら『検察官が提出した証拠を鵜呑みにして、冤罪となった場合のこと。国民にも責任を負わせること。鹿児島県志布志事件を例にあげながら発言し、そして人を裁く事への不安。裁判の判決により、その本人が、家族がどうなっていくか。将来を悲観し自殺ともなればどう思うか。私は不安がある。』などを発言。そしたら、人が裁くのではなく、法が裁くと切り返されました。
法に基づき裁いていくのであれば、何のために裁判員制度を導入するのでしょう。
国民の意識を見解を判断を、国民の声を裁判の評議、評決、判決に取り入れていくために実施すると言われていますが、それならば法律の専門家に裁判をしてもらえばいいし、法律の知識などない国民によって裁かれるのもどうかとも思います。
国民には、事件によっては『かわいそうだなー』とか『家族の方の気持ちを思うと・・・』、『こいつは許せん。死刑だ』という気持ちが出てくるのは当然です。公平で公正な裁判が築きあげられるのでしょうか。
とにかく、年内には抽選により裁判員候補者となった方に通知が届きます。皆さんは、どう考えますか。