Ｔリーグそしてチーム岡山１

　リスペクトコラムです。
　先日７日にＴリーグの正式発表がありました。地元岡山からの参戦チームは「チーム岡山」。どこかで聞いたような名前ですが、地域の象徴として使われやすいネーミングでもあるのでしょう。ひょっとしたら、ボブソンさんの企業チームかと思いましたが、単なる主力スポンサーで、クラブチームの様子。まずは報道内容です。
　　　　　　　　　　　　
【卓球「Ｔリーグ」男女各４チーム発表　１０月に開幕】
「今シーズンは男子が木下グループ（東京）、チームさいたま、チーム岡山、琉球アスティーダの４チーム、女子は木下グループ（神奈川）、トップ名古屋、日本生命（大阪府）、日本ペイントホールディングス（大阪府大阪市）の４チームの計８チームが参入する。選手構成は外国人枠の制限はなく、過去２年で世界トップ１０以内に入った選手が１人はいることなどのルールがある。
　リーグ理念も発表され、世界ナンバーワンの卓球リーグを実現すること、卓球のスポーツビジネス価値を高めること、卓球を通じて人生を豊かにすることを挙げた。」
引用：日刊スポーツ

 ついにベールを脱ぎました。チーム名はボブソンとかではなく、チーム岡山。ただ、リーグによれば、チーム名称は仮称となり、今後、チーム名の公募等を行う可能性があるという事で、岡山も別の名前になるかもしれません。この中では今の時点の強さで、木下グループが一つ抜けているようですが、今後の選手補強具合で、岡山も上位に来るかもしれません。そんな中、岡山が実際に獲得する可能性のある選手名が出てきました。
　
【Ｔリーグ・チーム岡山、森薗政崇獲得へ「何が何でも獲りたい選手」ドイツで個人最高勝率】
「Ｔリーグ」に初年度から参戦する「チーム岡山」が、１７年世界選手権男子ダブルス銀メダルの森薗政崇（２２）＝明大＝の獲得に動いていることが７日、分かった。チーム関係者は「何が何でも獲りたい選手。ドイツで昨年も今年も（個人成績が）１番。団体戦で頑張れる選手。ダブルスもできる」と明かした。」
「別の関係者によると、３季連続のブンデス参戦も選択肢にあったが、２０年東京五輪を見据えて新たな環境でレベルアップを図りたい気持ちが強く、オファーに前向きな姿勢を示しているという。チーム岡山はジーンズメーカーの「ボブソン」を中心に岡山県内の地元企業などの支援を受け、新たに発足するクラブチーム。現時点で所属選手はいないが、森薗の獲得が決まれば目玉となりそうだ。」
引用：スポーツ報知
　　　
【森薗政崇選手】
　東京都出身。22歳。身長160cm、体重50kg。明治大学在学。'15年ユニバーシアードで優勝し、ユニバ卓球シングルスにおける日本勢初の金メダルを獲得。ＩＴＴＦワールドツアーで日本ペアのグランドファイナル男子ダブルス優勝。'17年現在ドイツ（ブンデスリーガ）でプレーし、リーグの個人最高勝率を記録。'17年ユニバーシアードで２連覇。世界ランク最高位は21位、現在は48位。段級位は７段。

　女性ファンが増えそうなイケメン選手ですね。岡山に来て欲しいところです。確かに以前のスポーツニュースで、全日本選手権で混合ダブルスの優勝ペアで伊藤選手と組んでいたのが森薗選手でした。思い出しました。チーム岡山入りした暁には、ぜひトップアスリート派遣事業で、岡山県内の小学校を回って欲しいですね。Ｔリーグでは出場試合数の義務はなく、スポット参戦も可能で既に外国籍選手と接触しているチームもあるとか。あと、福原選手や石川選手はどうするんでしょうね。今後の動向が気になります。

【参加チーム　コメント】
「◆チーム岡山
　Ｔリーグもドイツのブンデスリーグのように、全国に卓球の裾野を広げていけたらいいと思っていますし、その可能性は大いにあると思っています。岡山県は小学生の競技レベルは非常に高いのですが、優秀な選手は中学生になると他県へと流出してしまうことが非常に残念でした。チームが出来ることによって、選手が地域と交流する機会なども設けていきたいと思っています。そういった地域との連携が、岡山でずっと卓球を続けたいという思いになってくれればいいと思います。」
引用：Ｔリーグ公式ＨＰ

【Ｔリーグ新規参入の岡山　地元企業の賛同、選手獲得も着々と準備中！】
「岡山の関係者に直接確認してきました。知られていない情報も多く聞くことができました。
Ｑ 岡山にチームを作った目的は？
Ａ 首都圏だけでなく地方でもトップクラスの練習環境を作りたいと思っています。その延長線上で岡山出身のオリンピック選手が実現できれば最高です。
Ｑ Ｔリーグの何処に魅力を感じたのか？
Ａ 国内に様々なプロスポーツがありますが、その種目の中でも日本の卓球は世界２位です。つまり「Ｔリーグ＝世界最高レベルの戦い」が見れるということです。岡山が参入することで地場企業が日本全国さらには世界中に知ってもらえるチャンスだと考えています。
Ｑ どのようなチームを目指すのか？
Ａ もちろん勝てるチームを目指します。その上で地域に寄り添い、皆様に愛されるようなチームにするつもりです。
Ｑ 資金はどうやって集めるのか？
Ａ すでに報道にもあるように岡山地元の有力企業を中心に支援の声をいただいています。また地元の銀行などの支援もいただくことが決まっており、すでに体制は整いつつあります。
Ｑ ジーンズ大手のボブソンは本当ですか？
Ａ はい、事実です。ただ一部報道にもあるようなボブソン様の単独チームではなく、あくまで市民チームを目指しています。ボブソン様は現時点でのメインスポンサーと捉えていただいたほうがわかりやすいかと思います。」
引用：卓球ナビ

　チーム岡山のコメントで「選手が地域と交流する機会なども設けていきたい」といううれしいコメントがいいですね。選手を出したがらず、コーチでいこうとする価値観とは違う、素晴らしいものです。ちなみに、このチーム岡山のデビューで、結果的に岡山唯一の１部所属のクラブが生まれる事になります。下のカテゴリから上がってきた訳ではありませんが、とにかく１部リーグ所属チームの誕生です。他は２部ばかりですね。ぜひ、岡山の地域に根差したスポーツチームのさきがけとなって、他のところを牽引して欲しいと密かに思っています。
Ｔリーグ公式ＨＰ：http://tleague.jp/
Ｔリーグ関連②：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180202
　　〃　　　　 ①：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170806