J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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2014-12-13 00:08:05 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 山陽新聞に「ファジ新監督 長沢氏が会見 「躍動するサッカーを」」というタイトルで、長沢新監督就任のニュースが出ました。来シーズンからどんなカラーを出していかれるのか楽しみです。まずは山陽新聞記事を記者会見とともに抜粋して紹介。
   
 来シーズン、J2岡山の監督に昇格する長沢コーチが8日に会見し、「生き生きと躍動するサッカーをやりたい」などとコメント。松山市出身の長沢氏は清水東高(静岡)、筑波大を経てJ2磐田の前身ヤマハ発動機入り。主にDFとしてJリーグ昇格に尽力した。引退後はJ1のFC東京、磐田でヘッドコーチなど歴任し、昨季途中には暫定的に磐田の監督も務めた。今季からファジアーノのコーチとしてこまやかな指導を行っていた。
 今季、チームは過去最高に並ぶ8位だったものの目標に掲げたJ1昇格は逃し、ファジアーノは影山監督の退任を発表。クラブはチームを熟知していることによる継続性▽個々の力を最大限に発揮させる手腕▽新たな視点でのさらなるステップアップ―などに期待し、長沢氏に監督就任を要請した。チームはオフ中で、来年1月中旬に岡山市内で始動。
山陽新聞WEB該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/105560/1/?rct=okayama_sports

【長沢新監督会見の抜粋(山陽新聞及びクラブ公式HPより)】
Q: どのようなサッカーを目指すのか。
長: 理想は2012-13シーズンのユベントスや、黄金期のデポルティボ。引きこもるのではなく、選手一人一人が生き生きと躍動するサッカー。
Q: 何を継続し、何を付け加えるのか。
長: ハードワークを主としたひたむきさ、最後まで諦めないスピリットを継続。その上で今シーズン終盤に8試合勝てなかった原因を分析し、チームに何が必要か、選手に提示していきたい。ものすごく有名な選手よりも、選手の成長にかけたい。
Q: 来季の目標は?
長: (戦力などが未確定で)具体的な順位を言える段階にない。最終節まで昇格争いをしたい。好きな言葉に「灰頭土面」があり、泥だらけ、ほこりまみれになっても前に進んでいくという禅の言葉。格好つけず、ありのままの姿でチームを率いて前進する。燃える闘魂でありたい。
Q: 指導者としての強みは?
長: 私自身は、小細工せず、選手に真正面から、言いにくいこともしっかりと伝えてきたので、思った時に、思ったことをその時にしっかり伝える事。自分の特徴であり、今まで貫いてきた部分なので、ここからもそういうスタイルでいきたい。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1418016711


 他、ネットでいろいろと長沢新監督に関する情報を拾い集めてみました。ゴン中山氏や井原前ヘッドコーチよりも1歳年下なんですね。そういえば、この前にまーさんが「もっと年上の人に思えた」と言っていたのを思い出しました。男は実際よりも少し年上に見えるくらいの方がいいのかもしれませんと書きましたが、今日の「スポeもん」を見ると普通でしたよ。謙虚な方のようで、岡山に合いそうですね。以下、抜粋して紹介。
            
【指導歴】
 清水東高校(武田修宏氏の1年後輩)から筑波大学へ進学。筑波大ではゴン中山氏、井原氏の1年後輩。卒業後の'91年にヤマハ発動機サッカー部に入団、ヤマハからジュビロ磐田への変革期に主に右サイドバックとしてチームを支え、磐田のJリーグ昇格に貢献。その後、本田技研へ移籍。'96年の旧JFL優勝にも貢献。'98年に現役を引退し、本田技研のコーチに就任。
 '01年からJ1・FC東京のコーチに就任。選手一人一人を丁寧に観察し、若手や出場機会を得られない選手を技術面・メンタル面ともにサポート。試合出場機会を得られなかった時期に基本的な技術を見つめなおす助言を与えたり、クサりがちになる精神面のケアなど丁寧に話し掛け、真摯に向き合った指導法によって、選手に大きな影響を与えたとあります。
 '06年、FC東京U-15深川監督に就任し、ユース世代の育成担当となったが、トップのガーロ監督が解任となり、倉又新監督就任と共にトップチームヘッドコーチに就任。'08年、深川監督に再任し、U-15高円宮杯で優勝。'10年、S級ライセンスを取得し、大熊監督就任に伴いトップチームのコーチに再任。契約満了により、'11年にFC東京を退団。
 '12年、J1磐田のトップチームのヘッドコーチに就任。'13年、森下監督の退任に伴い暫定監督に就任。10節から13節まで指揮を執り、関塚監督の就任に伴い、ヘッドコーチに再任。'14年からJ2岡山のコーチに就任。
【エピソード】
 サッカーを観て研究することが大好きな人物で、ヤマハ時代にはセリエA等のビデオを好んで観て研究。日韓W杯の事前キャンプで来ていたアルゼンチン代表との練習試合で、アルゼンチン代表の練習法やコーチの指導法を研究していたとか。ベッカムが守備に奔走しているシーンを集めたVTRを用意してFW陣に見せて意識改革を図ったり、クレスポがパスを出してくれた選手に感謝しているシーンを見せ、ストライカーも周りがあって活かされていると説いたとか。

 以上、情報はこんなところです。内部昇格での初監督の場合は、蓋を開けてみない事には何とも言えません。一般的には内部昇格は、どちらかと言えばいい結果を生まないケースが多いとされていますが、成功例も多いです。さて、2015年シーズンのJ2岡山はどういうチームになっていくのか、楽しみにしています。長沢監督、頑張って下さい。

コメント
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