J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

カリスマの存在170

2014-12-05 00:01:51 | カリスマの存在

 生観戦レポです。黄色いホリデー中編です。
 選手達がロッカーへ一度引き上げた頃から、柏熱地帯(ゴル裏)の動きが慌ただしくなってきました。後を振り返ると、1F席と2F席の境目の壁に赤いバンデーラっぽい巨大な布が下げられました。いつもは選手のダンマクが掲示されている部分ですが、その上に赤い布がかぶさった格好です。あと、何やらイラストが描かれた白い大き目のゲーフラが出てきました。準備の様子は「日本一面白いサッカーブログ」のみや長さんブログに出ています。
   
 マスゲーム(コレオグラフィー)という事でしたが、この時点ではどんなデザインなのか全く不明。どの席にも目の前の立見用バーに黄色いビニール袋がくくりつけられていて、それを取り出します。うーむ、いつもは黒とか違う色があるのですが、今回は黄色ばかりっぽい。一体どんなデザインになるのか、どうせ生では自分たちの様子は観れず、オーロラヴィジョンにちょっと映る姿か、あとでネットでじっくり確認するかです。楽しみです。
   
 コールリーダーがこういうタイミングでこう出すとトラメガで指示を出します。場内アナウンスではありません。やっと選手、スタッフが入場してきました。その時にコールリーダーの掛け声で一斉に黄色いビニール袋を掲げます。チラッとオーロラヴィジョンに絵が映りましたが、何か真っ黄色でした。文字が並ぶとかではなく、ものすごくシンプルなデザインです。たぶん、マスゲームをやり慣れているサポさん達なので、ものすごく気持ちが込められたデザインだと思いますが、その時点では全く不明でした。
 オーロラヴィジョンで思い出のビデオ映像の上映です。何と、この映像はコアサポーターが自ら申し出て、自分達で製作した映像だそうです。確かにBGMとかがそれっぽかったです。やりますね。 
   
 サポーターさんが「レイくんのお父さんが粋な演出をしてくれた」と言っていましたが、雨の後の霧が立ち込める幻想的な雰囲気の中でのスタートです。まずは社長の挨拶。ゴル裏の反応はそれ程でもなし。まあ企業チームの社長さんですから許してあげて下さい。続いて、選手を代表してタニ主将の挨拶。「他力本願になるが、最終戦に勝ってACLに出場したい」と勇ましく挨拶していました。何と、柏はホームで1敗しかしていなかったのですね。すさまじいホームの強さです。実際、5位の柏は4位の鳥栖と勝ち点で並び、得失点差が1点少ないだけ。仮にG大阪が天皇杯で優勝したら、リーグ戦の4位まで出場資格が与えられる事になります。次に得点とともに大差で勝てば、4位に入れるのかなと。
   
 最後にネル監督の挨拶。「この5年半、柏レイソルとそれ以上荷サポーターの皆さんが勝者になったと思います」と。この日の試合では最初からスーツ姿でした。5年半観てきましたが、たぶんスーツ姿をスタジアムで観たのは初めて。気合が入っていましたね。小まめに横で通訳があったので、挨拶の内容がよくわかりました。
 その後、選手とスタッフで場内を一周します。アウェー側ゴル裏はもちろん素通り。清水サポが少し残っておられました。バックスタンドで丁寧に挨拶していきます。こちらのコールリーダーが「監督がこっちに向いて、こちらに歩き始めたくらいのタイミングで上げて下さい」とレクチャーがあり、そのタイミングが来ました。遠くて見えませんが、ネル監督の微笑みが見えます。
   
 マスゲームのデザインは、巨大な黄色いのし袋でした。その中で、5つの巨大ゲーフラが上がる。左から「2010 J2優勝」「2011 J1優勝」。そして真ん中はネル監督のイラスト。一番カッコいい表情です。そして、「2012 天皇杯優勝」「2013 ナビスコ優勝」です。まさにサポーター全体で、歴代の優勝カップを並べてありがとうと表現しています。日立台広報日記には「贈るビデオ、歴代のタイトルをモチーフにした『御礼』コレオグラフ」という表現になっています。同じイラストが大きく書かれたTシャツをお揃いで選手・スタッフがみんな着て歩いています。まるでチャンピオンTシャツのように。この「ネルシーニョ オブリガード」Tシャツは、みや長さんブログを読むと、選手、スタッフに着てもらおうとすべてコアサポさんが手作りしたものです。スゴすぎる・・・ 真ん中でネル監督が胴上げされ、ゴル裏のサポーターを背景に記念撮影です。
   
 その後、ゆっくりとゴル真裏のサポーターの元へ歩み寄る監督。誰かとしゃべってるなと思ったら、みや長さんのようです。たぶん、その中で客席へ上がってきて欲しいと声をかけたのかもしれませんが、今回はその場でトラメガを握りました。「柏レイソルはこれからも勝者であり続けなくてはいけない。だから選手を支え続けてください」と、いい挨拶でした。
 という感じで素晴らしいセレモニーで終わりました。ネル監督に「ありがとう」と言えました。たぶん聞こえなかったでしょうが。よく当ブログで、人はモノ・カネでは動かず、心で動かすものと口にしています。マスゲームも、メジャークラブの専門的なコンピュータ仕込みのきめ細かいものもありましたが、こちらの黄色い作品はまさに「心」で作った作品です。普段は余り感じる事が少ない「心」での感動を、黄色い空間で感じる事が多いですね。モノ(カネ)ではないと思います。心で人は動くと思います。そう再認識した黄色いホリデーでした。
 あと、この時にどこからか「アギーレに何かあったら、ネルシーニョジャパンだ」という声が聞こえました。実際、現在八百長疑惑でアギーレ監督が微妙な状況が続いています。気が早いマスコミが、ポストアギーレとして3人の名前が出ていました。J1クラブを率いた実力者監督で、その中にネル監督の名前もありました。「W杯代表監督など、世界を知る人物が最適」という持論を持っている関係で他の2人は反対ですが、ネル監督ならいいかな。応援したいですね。動画1動画2動画3動画4動画5

 ふと横から、「明日、ここの横のグラウンドで練習があるよ」と言われる。前々から、一切ネットで囲われていない素晴らしい練習場を一度観たいと思っていましたが、チャンスです。そして、ファンサービスの時に直接「ありがとう」と言えるじゃないかと。感動の後編へ続く。

コメント
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