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2014-12-28 00:26:29 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 昨日、地元ファジアーノにとって大きなニュースが流れました。現場の統括責任者であるGMが交代し、新たに鈴木徳彦氏が就任するというものです。選手や監督、コーチを入れ替えるのも大事な事ですが、現場トップを替えるというのは大きな転換になると思います。まずは公式HPより。
           
 2015年シーズンより、鈴木徳彦氏がゼネラルマネージャーに就任。
 鈴木徳彦ゼネラルマネージャー
・生年月日: 1958年11月12日(56歳)

・出身地: 東京都
・選手・指導歴:
 1978 - 1981年 慶応義塾大学体育会ソッカー部
 1981 - 1987年 東京ガスサッカー部
 1988年 東京ガスサッカー部コーチ兼選手 
 1989年 東京ガスサッカー部コーチ
 1990-1991年 慶應義塾大学体育会ソッカー部ヘッドコーチ
・経歴:
 1981年 東京ガス㈱
 1992年 東京ガスサッカー部 事務局長、強化運営責任者
 1998年 東京フットボールクラブ㈱(東京ガスサッカー部 / FC東京) 強化育成部長
 2004年 東京フットボールクラブ㈱取締役強化部長
 2011年 東京フットボールクラブ㈱指定管理者業務部長
 2012年 水戸ホーリーホック 強化部長
 2014年 大宮アルディージャ チーム統括本部長
クラブ公式HP該当記事:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1419580051

 他、独自に鈴木GMについて調べてみました。
 現役時代のポジションはMF。実父が元日本代表の鈴木徳衛氏、実弟はAFC競技部長。東京ガス時代は強化運営責任者としてチーム強化に奔走。大熊監督を招聘し、限られた強化費の中で着実に選手層を厚くしていったそうです。社業としてはCRS推進を担う立場にいたため、社会貢献の名目でサッカースクールの拡大に従事し、プロ化への足場固めを実施。
 FC東京時代には強化育成部長として選手のスカウトに携わった他、選手やスタッフがクラブを退団した後のセカンドキャリア支援に尽力。その後取締役を兼務され、FC東京のJ2降格に伴って2011年に指定管理者業務部で、総合スポーツクラブ化への足場作りに奔走。
 2012年に、J2水戸の沼田社長から直々に請われ、小規模クラブである水戸に対し、東京ガスからFC東京に至る拡大成長過程の経験を伝えることに意義を感じて、J2水戸の強化部長に就任。今シーズンはJ1大宮のチーム統括本部長に就任。盟友である大熊監督が監督に就いたが、成績不振(結果的にJ2降格)のためシーズン途中に大熊監督は退任。自身もその責任を取って本人も退任。

 読者の方でもいろいろとご意見はあると思いますが、構造的なものが変革になるという事で、当ブログとしては吉報だと思います。いつかJ1に定着するクラブにするためには、そういうレベルに達しなければならない。そのためにはまずは昇格するためにそのレベルに達しなければならない。そのためには自動昇格もしくはプレーオフに出場するために、そのレベルに達しなければならない。その過程は甘いものではなく、正直今のレベルでは一時的に手が届いても一時的なものに終わるものだと思っています。その域に達する過程の中で、Jクラブはバージョンアップをしていかなければならないと思っていますが、今回の新GMの就任はその一つだと認識しています。もっともGMだけではないでしょう。経営構造も含めて、将来的には全体的にJ1レベルに達するために、いろいろな部分でのバージョンアップが必要ではないかと。
 あと、当ブログで言ってきたことですが、Jクラブの役員は「終身雇用」ではなく、一定のレベルに達する事ができなければ去るべきであると。なぜなら、公共性の強い「公共財」の管理人だから。私有物を扱う私企業ではありません。ローラー作戦でサポーターがホームタウンに貼っていくポスターは、一私企業の商品ではなく、地域が支える「公共財」として貼っていると思いますよ。
 クラブは今回一つ、よく決断されたと思います。特にサッカー経験がある方というのがいいですね。深くは語りませんが、選手とファン・サポーターとの距離がこれを機会にもう少し近づいて欲しいです。

 就任コメントがありましたが、大宮時代の就任コメントにはあって、今回なかった文言として「地域の発展」がありますが、ちょっと気になります。頑張って欲しいですね。いろいろと調べさせてもらいました。DFを見る目があり、関東の大学のコネなどが期待できるのかな。FC東京時代が長いですが、そういう部分も期待できそうです。
 これはどうしても出てくることですが、ポジティブな話、ネガティブな話がありました。ケガ持ちの選手に厳しいという話や、FC東京時代にニックネームをサポーターが付けていた話を聞きましたが、岡山ではそういう雑音は耳にしたくないですね。あと、F東さんや大宮さんの時に降格を機に辞任(退任)されていますが、経歴で順風漫歩でもないようです。ただ、個人的には現状のままよりは大いに期待感が高まっています。あと、ひょっとしたらネクストも新しいGMの方針で今後の方向性が変わってくるかもしれませんね。あと、公式HPで前任者の退任挨拶が掲載されていなかった事がちょっと気になります。ストヤノフ退団の時と同じではないかと。
 当ブログとしては、地元なのでとにかくいいチーム、いい管理人になってくれればそれでいいです。鈴木GM、来シーズンからよろしくお願いします。

コメント
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