kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

学びは・・・遊び?

2014-09-17 | Weblog



いい大人が「遊んで来る!」なんて言うと、

何だか人生をサボっているような感じがする。

別にわざわざ言わなくてもいいのだが、

世の中は「遊ぶ=無駄」のような感じで捉えるきらいがある。


最近は子どもたちがおもいっきり遊ぶ場所が無くなってきた。。。

そんな嘆きにも似たことばが飛び交っている中、

何時からおおっぴらに遊ぶ!!と言わなくなったのだろうか?

遊んでもどこか窮屈そうで大人の遊びは余り楽しそうではない。


私は?というと

大人が楽しんでいる姿を見せてこそ、

周りの人間へ生きることの楽しみを示唆しているとになると

常々おもっている。

え?遊びたいだけ?そうかもしれない

そう!世に言う 辛いことも悲しいことも

自分事として受け止め楽しい方向へ持っていくこと

それが今の時代を生き抜く技である!と考えている。。


そしてじっとしていては得られない学びは

可能な限り自らの足で歩き、自らの目で見ることが大切である。

はからずも世の出ること、見ることが叶わない輩も、

誰かの命の学びを通して感動を受けることはきっとできるに違いない。



そんなおもいの中先日13、14日の新潟旅行。

新発田市の城下町に区画整理をされた寺約14軒が存在する。

宗派の違う寺が隣り合わせになっていて、

同じ時間を共有している。だが、

寺の人間というのは宗派が違うと余り交流を持とうとしない傾向にあり、

独立独歩?みたいなところがある(全ての寺ではない)

そんな状況を打破すべく、お寺を身近なものに感じてもらいたいと、

数人の仲立ちをしてくる人のお陰で、

数年前より「アサテラの会」を立ち上げ、

月一回 賛同したお寺で(宗派関係なく)読経、説法、

そしてスタッフの用意したおかゆを頂くという。

そんな素敵な事が行なわれているということを知った。

参加費は多少に関わらずおかずを持参した人は¥100

持参出来なかった人は¥200となっていて、

今では毎回50名程の参加者が、

めいめいに朝のひと時を満喫しているとのこと。

近かったら参加しているのに・・・残念。


その会が朝ではなく午後から「お寺の休日」と銘打って、

もっと広く寺の魅力を伝えたいと

「座禅コース」「写経コース」「寺巡りコース」(それぞれ違う寺で実施)

各10名を募り、各自間を過ごし

最終的には堀部安兵衛ゆかりの地「長徳寺」で

イタリアン精進料理と珍しいビールを頂く会を開催。


奇しくも三井不動産が約40分ほどのCM映画を作製。

「タイムスリップ 堀部安兵衛」が公開されている。

堀部安兵衛が現代にタイムスリップし

不動産会社の新人と一緒にやらかしていくというもの。

(今なら三井不動産の公式サイトで見られる http://www.horibeyasu.be)


そんな案内を目にし、

3連休この辺りをうろついていてもそのくらいの時間は過ぎてしまうし、

片道4時間半ほどで行ける距離ということで

さとると一緒にヤ~~~ンと参加。

さとるは修学旅行で気に入った座禅コース。

私は折角なので寺巡りコース。

不安定な天候の中の中、

3カ所のお寺を巡り新発田市の一環を垣間見ることができた・・・


さとるも25分×2回の座禅を体験、少しは雑念が取れた?かな。。。



なかなか知り合いのいないイベントに飛び込むのは勇気がいるが、

さとると一緒だったのでとても有意義な時間を過ごすことができたとおもう。


次の日は新潟市内の親戚のお寺へ

途中新潟市 万代橋にあるピアBandaiで時間を過ごし、

夕方4時頃新潟を出発し、8時前に到着。

連休の中日ということもあってやや車の多い磐越道でしたが、

渋滞も無く無事に。。。


学びは遊び? 遊びは学び?

そう!人生何事も楽しむ気持ちが大切であると

改めて感じた2日間だった。


そうそう、さとるはそうだとおもったが、

かおるの年代も「堀部安兵衛」のことを知らなかった

ま!年輩の人だって興味が無ければ知らないとおもうが、
時代の流れは止められないな~~~