父の父 つまり 私の祖父は
新潟市内の寺から 能生町の海岸っぺりの寺に婿養子に来た。
義母はかくしゃくとした人で 気丈であった。
私の記憶が正しければ いつも着物で 簡略な髷を結っていた。
寺の住職である 祖父は朝がからきし駄目で、いつも
朝事(あさじ) 真宗の寺で早朝行う勤行に頻繁に出てこない。
祖父に何時も 曾祖母は「なぜ 朝事にでないのか」と
強く要求を含めた小言をいうらしい。
すると 祖父は 「誰の為の朝事か!!
私の為なら やらない方がいい!!」と言い切るらしい。
完全に逆切れだ。
何だか 何処かで同じようなキレ方をする人を知っている
父だ!! そりゃそうだ 真っ赤な親子だもん。
血は争えない
その祖父は 当時下駄履きだった父が
中3の時 京都へ修学旅行へ行く為に 靴を買ってくれ!と
言ったとき
「お前には昔から小遣いを渡してきたろ?
修学旅行に行くことは今決まったことじゃなく
中学へ入った時から決まってることなんだから、
小遣いを貯めて買えば良かったろ!!」
確かに 正論だ。間違ったことは言っていない
父はもちろん 修学旅行へは 下駄で行くことに・・・
いい 父親だったんだね
何だか いつも怒って?たような 愛すべき人だったな~。
今は 御先祖様と仲良く私たちを 見守ってくれています。
本日 地元のお経廻りのため 軽自動車で一緒に行く道中の
親子の会話でした。
だったもんね。
明日は 明後日の報恩講の昼食の仕込みを朝から・・・では