kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

祈ること

2013-03-11 | Weblog
命あることが仕合わせなのか?

そんな思いがないわけではありませんが、

今 ここに命あることに感謝いたします。

亡き人に思いを馳せ もし自分と同じ気持ちであるならば

「まだ 生きたかった」と願うに違いない。

そんな思いをこの先も心に詰めたまま歩むことになるのですね。


この2年

未曾有の出来事は忘れてはいけないという思いと、

早く忘れたいという思いの狭間で、

身の置き所を探す毎日。

特に家族をなくした者にとっては、

家を無くした者にとっては、

生きる!!ことの意味を見つける時であったのかもしれません。


いたずらに過ぎた時を戻すことは出来ず、

先の見えない世界への展望も抱けず、

未だ不安定な生活に心労を重ねている人たちが多いこと、

残念ながら変わってあげることの出来ない人生を

これから先どうすることがいいのか・・・

十人十色の人生を同じ色に染めることは難しく、

それぞれの思いの着地点の範囲を狭める作業は、

並大抵ではないことを、一番良く知っているのは

きっと被害に遭われた方々なのでしょう。




先立たれた人びとの思い、

今なお姿を見せずにいる人びとの思いが、

これから先も生き抜かなければならない人たちを

いつまでも見守り続け、

支えになってくれることを願って