kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

それでも生きている

2011-07-15 | 


嬉しいことがあって、悲しいことがあって、

悔しいことがあって・・・それでも私たちは生きています。

そう!生かされています。

3月11日以降 当たり前の日常が消えた毎日に、

追い討ちをかけるような世の中の動きにあっても、

歩みを止めるわけにはいかないこの一瞬に、

私は何をするべきなのか?

何をしたいのか?自問自答を繰り返しています。

目の前に繰り広げられる生活、

思いとは裏腹に過ぎていく時間、

何と無力なのでしょうか。。。。



夕べ 祖母(父の母)の容態が悪化したとの知らせを受けました。

新潟は糸魚川市(旧 能生町)で100歳を過ぎて施設にいます。

先日は父と母がお見舞いに行ってきた時には、

まだ 会話も出来るようでしたが、

まさに寿命 与えられた命の灯火を最後まで燃え尽きさせようとしています。


私の環境は特殊で、人とのお別れが特別ではない生活をしています。

そのことに麻痺しているわけではありません。

最近はお別れの最初のお経を頂くとき

自然に涙が込み上げてきて感謝の気持ちで一杯になります。


なぜ感謝かというと、

今目の前の方がいなければ、こうして出会うことのなかった

人との出会いに愛おしさを感じ

有り難いという気持ちが自然に湧いてくるのです。

何だか涙腺が緩みっぱなしなのかもしれませんが・・・・



今回のなでしこジャパンの快進撃にも

気がつけば涙を流し感動しています。

だって ここまでの努力が報われる瞬間って

美しいですよね。

涙無くしては応援できません。


毎日 朝起きられて、色んなことを考えられて 夜寝て

生きるのに理由も理屈もいりません。

今生きていてる、生かされている事実があれば

とりあえず最高なのだと。。。


流れる時間の中で複雑に絡み合う生き様

今 この瞬間に神も仏も信じられない思いがあっても、

自分を信じて、自分を愛おしんで

前へ進んでいければ良いですね。


どんな出来事があっても

それでも生きているんですから・・・