kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

一緒に考えましょう

2011-07-04 | つぶやき
色々と考えさせられる講習会でした。

研究者、評論家やジャーナリスト、メディア・・・

確かに今だから言えることはたくさんあります。

今だから言えることは、

過去の失態や失敗をあげつらうことよりも、

その事から学び、反省し、考え、

これから我々がどう生きなければならないのか、

他人事の事もありますが、全く無視出来ない現実に、

どう立ち向かい、これから生をいきていく人に何を残せるのか

真剣に考えなければならない

そんなことを改めて考える切っ掛けになりました。


人は『言葉』と言う武器を手に

人を傷つけ、人を陥れていく愚かな生き物です。

ことばは人を勇気づけ、命を吹き込むものでもありますが、

なかなかうまく伝わらないのが現実です。


現実的に何かに反対するもの、都合が悪いものを排除するという

特異な行動を起こす日本人(日本人だけではありませんが・・・)

賛成が善で、反対が悪

そんな事が暗黙のうちにまかり通ってきたことが、

今の日本を歪ませているのかもしれません。

賛成も反対も大事な考えです。

賛成も反対も《正》であり

むしろ何も考えず、面倒くさいと無視することの方が、

よっぽど人として生きていないと思うのです。

そして絶対多数の原理を押し通し、

今回の東京○力の問題のように一握りの権力と思惑で

世の中が動いてしまう風潮にそろそろ声を上げても良いのではと思います。


原発反対!!良いじゃないですか!

原発推進!良いじゃないですか!!

どちらの声も間違いではありません。


例えば癌治療のように、現代の技術と研究に寄って

1年前よりも色々な治療法が増えています。

もし、大臣が癌になっても、誰がなっても旧体制での治療は受けることはありません。

何としても生きながらえる方法を模索し、

再発しない方法を選び、最新の治療法に希望をかけるに違いありません。

私だってそうです。

自身や家族・友人が病気になれば最前の方法を試してみようと

何でも試みるはずです。


世の中の仕組みもそうです。

以前はそのやり方だったかもしれませんが、

時間お経過とともに変わる考え方に

柔軟に対応しなければ発展は望めません。

原発の問題はもはや地球規模の対策になり、

こうしている間にも及ぼす影響の深刻さを理解し、

闇雲に反対だけを連呼するのではなく、

遅まきながら学び、どうする事が良いのか

どこでも、誰とでも話し合って

意見のセッションをして前に進む事が

今の私たちに与えられた使命だと思うのです。

どうか アンテナを張り巡らせ、

世の中で起こっている事柄に関心を持ち

出来る範囲で学んでいくことをして下さい。


節電もその一つかもしれません。

行進する事も一つかもしれません。

講演会に行くことも悪くありません。

声を上げること・・・

相手の意見を押さえつけたり、否定したりせず

意見を交換する。。。そんな当たり前だけど

なかなか出来ない事にチャレンジしてみて下さい。


今も何処かで自分の家に帰れず

絶望の縁に立たされている人が居ることを

少しでも考えてみませんか?


義援金を出すことも、ボランティアに行くことも

素晴らしいことだと思いますが。

これからの日本を考える事こそが、

一番大事なことだと思います。


自分に出来ることからはじめて見ませんか?


私もまた学んだことを伝える役目に

取り組んでいきたいとおもいます。