kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

謝辞の内容

2008-03-11 | Weblog
梅の香が春の訪れを告げ、

暖かい日差しに安堵する今日のこの善き日。

御来賓の方々のご臨席のもとこのような素晴らしい式を

用意頂きましたこと厚く御礼申し上げます。

誠に有り難うございました。

本日、勝田第一中学校を二五五名の子どもたちが巣立ちます。

無事こうしてここに立つことができましたのも偏に

寛容にご指導下さいました先生方、

お互いの個性を認め合い共に歩んでくれた多くの仲間や

先輩と慕ってくれた下級生のお陰と感謝致しております。

教えを乞い、共に学び、汗を流し、

泣き、笑ったこの学び舎は子どもにとって、

そして親にとってもかけがえのない場所となっています。

人は一人では生きていけません。

こうしてたくさんの目に見えない命に支えられて、

生かされているということを今改めて実感しております。

思い起せば十数年前、おぼつかない足取りで、

生まれて始めての一歩を踏み出した我が子に

私たち周りの大人たちは無条件ではしゃぎ、喜んだものでした。

そして何処へ行くのにも手を離さず、

いつまでも後を追続けてきた我が子は

義務教育終了という一つの節目を迎え

親の手を離し、自らの足で歩む道を探す旅に出ようとしています。

これからどんな旅をするのか、どんな出会いが待っているのか、

期待と不安の交差する思いは幾つになっても親も一緒です。

子どもの成長は同時に親としての成長の機会でもあり、

「子どもは親の背中を見て育つ」と言われます。

親として出来ることは人として見られる背中に責任を持ち、

子どもを信じ、人生の応援団として

子どもに負けぬよう自分を磨くことだと思っています。,

そして疲れた心の癒される場所となれるよう

自分の心に鍵をかけずにいたいと思います

ここに居る子どもたち皆さんに、今日この場に居る家族と

そして、この場に来ることが叶わなかった家族から

預かったメッセージを伝えたいと思います。

「産まれてきてくれて本当にありがとう」

永い年月を経て繋がる命があるからこそ、親子となり兄弟となり、

師弟となり、友となり同じ時を過ごすことが出来るのです。

本当に命とは不思議です。

今がどんな境遇であろうと、

貴方たちは望まれてこの世に誕生してきました。

どうか自分を愛して下さい。命を愛おしんで下さい。

自分の代わりは誰にも出来ません。

生きとし生けるものは

いつか愛する人たちと別れる時が必ず来ます。

母が命がけで産み出したその命が、人を傷つけることなく、

自ら命を絶つことなく、

一度しかない人生を謳歌し、悔いのない生き方をしてくれることを

心の底から願っています。

何処にいても、何をしていても独ぼっちではありません。

必ず貴方の行く手を照らす光があることを忘れないでいて下さい。

まだまだ感謝の言葉を述べたいのですが、

息子から「挨拶は短く、仕合わせは長く」と言われているので、

残念ですがまたいずれかの機会に致したいと思います。

最後になりましたが、勝田第一中学校の益々の発展と、

御来賓の方々をはじめ、ここに集う皆様の幸せを祈念して

ディズニー映画

『レミーのおいしいレストラン』のシェフの言葉を贈ります

「うしろばかり振り返っていると、

             前で待っているものに気づかない」

今日からまた始めの一歩です。


後は・・・

2008-03-11 | Weblog
ただいま11日午前1時2分。

「謝辞」仕上げ完了です。

このまま行くと寝不足により本番はかなりテンションが

開始の時に当たるかどちらかです。

凄まじいほどの雨も上がり綺麗な新月

天気予報は

最高の式にしたいと思います。