『きゃ~~~~~~!!』
ものすごい声が 本堂一杯に響く・・
何ごとかと 声のするほうへ行ってみると
和子ちゃん(母)が 廊下にしゃがみ込んで
割り箸で 何かを抑えている
なんと 天敵 〈 ムカデ 〉
抑えたはいいが どうしていいか?? パニクってる
声にすい込まれてきた家族
その中に父も・・・
「お湯だ!!お湯。お湯が一番だ!!!」
相変わらず お湯攻撃を決行したいらしい
慌てて お湯を取りにいこうとしているところに、
冷静なまっちゃん 登場!
ま「あの~ 絨毯の上なので やめたほうが 」
父「でも・・・、お湯が一番!!だから」
ま「絨毯が・・・自分が 取りますから。後は任せて下さい。」
グラスと厚紙で上手に 取り上げた。
無益な殺生を一番好まないまっちゃん
逃がす算段をしている傍らで、
父「お湯が間違いない!!」
おい! おい!
ま「大丈夫です。」
最後まで見届けるつもりの 父を振り払い
そそくさと 本堂へ消えていきました。
みさかえなく お湯をかけたがる癖は どうにか
前世はムカデに食べられてた 虫かも・・
後は 良い人なんだけどね~~~。
母は? 何ごとも無かったように を啜ってました。
マイペース?始まりは 貴女なんですから~~~!斬り!!