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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

文学部「新入生研修会」 2014.04.11

2014年04月12日 | 大学





文学部長・小林章夫先生のお話


サークル「新入生勧誘」でにぎわうキャンパス 2014.04.11

2014年04月12日 | 大学













11日の「金曜オトナイト」は、【大橋巨泉の「遺言」を聞きに自宅を直撃!SP】

2014年04月11日 | 金曜オトナイト

2014年4月11日(金)
夜10時54分~夜11時24分
大竹まことの金曜オトナイト

2週連続!特別企画
【大橋巨泉の「遺言」を聞きに自宅を直撃!SP】


「大橋巨泉の遺言」を聞きに行こうって、すごい企画だなあ(笑)。

OKした巨泉さんもエライよなあ。

近著のタイトル、「それでも僕は前を向く」(集英社新書)

とにかく、2週連続の特別企画であります。




<出演者>
ゲスト:大橋巨泉

大竹まこと、山口もえ、碓井広義(上智大学教授)
繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

<番組内容>
2005年に胃がんの手術
2013年11月に中咽頭がんのため入院。
その後放射線治療を行い、スタジオにゲスト出演することが難しことから
大橋巨泉の自宅へ大竹まことが直撃取材!
大橋巨泉がテレビ ギリギリのレベルで死ぬ前に伝えておきたい思いを語り尽くす!
放送ギリギリの発言も!?果たしてその遺言とは!?
テレビ・メディアへの遺言
若者への遺言
ニッポン政治への遺言
家族への遺言
さらに、遺言として伝えたい「人生で最高」の映画を紹介!



サンデー毎日で、「春の新番組」についてコメント

2014年04月11日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「サンデー毎日」が、春の新番組に関する記事を掲載した。

題して、春の新番組に「異議ありっ!」

この中で、コメントしています。

記事は、まずフジテレビ「バイキング」を話題にしていて、「誰が中心の番組なのかわからず、中途半端」に始まるペリー荻野さんのコメントが載っています。

続いて、私の部分・・・・

メディア論を専門とする上智大・碓井広義教授の評価も、かなりの辛口だ。

「生放送である必要性がまったくありません。収録したものを流し、時間がなく、慌てて次のコーナーへ行くという段取りの悪さも目立つ。『いいとも』と同じナマでやることに精いっぱいで、新鮮味に欠ける対処療法的な番組です。出演者も、空いている人を取りあえず集めてきた印象です」


・・・・記事はこの後、TBS「あさチャン!」やら、NHK朝ドラ「花子とアン」やら、テレビ東京「なないろ日和!」(ってタイトルも何だかなあ)などに触れてから、テレビ朝日の2番組へ・・・・


このほか、気になる新番組としては、池上彰と林修の解説番組がテレビ朝日でそれぞれスタートする。「ここがポイント!池上彰解説塾」(毎週月曜)と「林修の今でしょ!講座」(毎週火曜)がそれ。

現場取材を中心として、博学2人がどこまでニュースや知識の真髄に迫れるか。

「情報が氾濫している現代、池上さんが単発でなく毎週ニュースを解説してくれるのは注目に値する」(前出・碓井教授)

桜も番組も、花はそれぞれ。果たして満開に咲き誇るのはどの番組か。くれぐれも散り急がないよう、祈るばかりである。(ジャーナリスト・高城龍二)

(サンデー毎日 2014.04.20号)


<参考>
「バイキング」またまた最低記録更新 視聴率3・1%に


9日放送のフジテレビの昼の情報番組「バイキング」(月~金曜前11・55)の視聴率が3・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。番組の最低記録となった。

国民的番組「笑っていいとも!」のからバトンを受け1日にスタートしたが、今週に入り7日は4・5%、8日が4・4%といずれも最低記録を更新。9日放送分でさらに激減した。水曜のMCは「おぎやはぎ」が担当。

同時間帯の日本テレビ「ヒルナンデス!」は6・3%、TBS「ひるおび!」6・8%、テレビ朝日「徹子の部屋」は4・1%だった。

(スポニチ 2014.04.10)



入学式の日 ② 2014.04.09

2014年04月10日 | 大学

「上智大学後援会」新入会員歓迎会









踊る!「ソフィアくん」

入学式の日 ① 2014.04.09

2014年04月10日 | 大学









【気まぐれ写真館】 新宿上空ふわり 2014.04.09

2014年04月10日 | 気まぐれ写真館

毎日新聞「小保方さん論文問題」記事でコメント

2014年04月10日 | メディアでのコメント・論評

9日午後に行われた小保方さんの会見。

毎日新聞夕刊の記事は、時間的に、まだ会見前の段階で書かれたものです。

この中で、コメントしています。


小保方氏 反論へ
STAP細胞論文問題 午後会見

新たな万能細胞「STAP細胞」の論文に不正があるとされた問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が9日午後から記者会見し、「改ざん・捏造(ねつぞう)」と結論づけた理研調査委員会に反論する。

「清水の舞台から飛び降りるような気持ちだけど頑張ります」。小保方氏はこの日午前、代理人の弁護士に記者会見への決意をこう語った。会見直前には「私の不注意でご迷惑をかけたが、STAP現象は何度も確認された真実」とする文書を公表した。

小保方氏が公の場に出るのは今年1月末に神戸市の理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)でSTAP細胞の作製成功を発表して以来、初めて。

小保方氏は早稲田大大学院生だった2008年から米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授の研究室でSTAP細胞の研究を始めた。

彗星(すいせい)のごとく現れたのは作製成功の記者会見の時。30歳という若さと「祖母のかっぽう着」「研究室にはムーミンキャラクター」などで一気にヒロインとなった。

碓井広義・上智大教授(メディア論)は「固定観念を破る意外性があった。論文を何度も突き返されたというエピソードにも物語性があり、社会の注目を引きつける要素が見事にそろっていた」と話す。

だが、2月上旬から事態は暗転する。インターネット上で、論文画像の不自然さが指摘され、「再現実験に失敗した」との報告が相次いだ。2月13日に理研が調査に乗り出し、小保方氏は調査対象者となった。理研CDBの竹市雅俊センター長は3月10日、小保方氏ら共著者3人に論文の撤回を勧めた。竹市センター長はこの時の様子を「心身ともに憔悴(しょうすい)した状態で、うなずくという感じだった」と明かしている。

弁護士によると、小保方氏は心身の不調を訴えるようになり、自ら「入院したい」と話し、7日に入院した。一方で周囲に対し「研究者をやめてもSTAP細胞だけは守りたい」などと一貫してSTAP細胞の存在を確信する発言を続けて、論文の撤回にも同意していない。

弁護士によると、理研に不服申立書を提出後の8日夜には「会見でマスコミに理解してもらえるか心配です」と語っていたが、9日朝ははっきりした口調でこう言った。「きょうは大丈夫です。ちゃんと会見に出られます」【斎藤広子、吉田卓矢】

(毎日新聞夕刊 2014年04月09日)


「坂上忍の成長マン!!」の思わぬ伏兵、竹内由恵アナ

2014年04月09日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載中の「TV見るべきものは!!」。

今週は、「坂上忍の成長マン!!」(テレビ朝日)を取り上げました。


思わぬ伏兵は竹内由恵アナ

気がつけば、すっかり“メインの人”になっている坂上忍。子役時代からの芸歴は40年だ。バラエティー番組でどんな芸人やタレントと同席しても臆することはない。バツイチ、女優とのスキャンダル、謹慎も経験している。ギャンブル好きにしてキレイ好き。「歯に衣着せぬ」言動も自分に自信があるからだ。 

新番組「坂上忍の成長マン」(テレビ朝日、木曜深夜0時15分)は、初の冠レギュラーである。毎回坂上に何かを学ばせようという仕掛けだが、むしろ登場した先生たちを坂上が“返り討ち”にするのを楽しむ番組だ。 

先週、第1回目のテーマは「足元のおしゃれ」。スニーカーに詳しいピース綾部が自慢のコレクションと薀蓄を披露した。女性用のスニーカーを偏愛する綾部のマニアックぶりと、からかう坂上のやり取りに大笑いだ。

また、この番組の主役は坂上だが、追わぬ伏兵を発見。進行の竹内由恵アナだ。発言の機会は少ないのだが、口を開くとびっくり。表面全体に金属が打ち込まれたスニーカーを見て、いきなり「坂上さんに似合いそう。毒がある感じで」ときた。

さらに番組の最後では、ゲストであるバカリズムとオードリー若林に向かって、「(靴だけでなく)服装も変えたほうがいいかも」と大胆な提言。その素直というか、自由で天然なモノ言いを次回からもぜひ聞きたい。

(日刊ゲンダイ 2014.04.08)

代々木上原「幸福書房」のこと

2014年04月09日 | 書評した本たち

雑誌「男の隠れ家」の5月号。

特集「本に出会う空間、本と過ごす時間。」と言われたら、やはり買ってしまう。

ずるい(笑)。

中を見ていたら、おお、懐かしい、「幸福書房」が出ているではないか。

小田急線・代々木上原駅前にある、小さな本屋さんだ。

テレビマンユニオンの本社が代々木八幡にあった頃は、帰りに上原まで歩いて、この店に寄っていた。

そのセレクト、品揃えは決してベストセラー中心ではなく、気になる著者の、気になる旧著が見つかったりする。

狭い店内の限られた棚が、きちんと“編集”されていたのだ。

こういう本屋さんが近所にあると嬉しいのです。



写真を見ると、上原の駅が見える。

ユニオンを離れてからは、しばらく降りてないなあ。

今度行ってみよう。




今週、「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

川瀬七緒 『桃ノ木坂互助会』 徳間書店

芦原 伸 『へるん先生の汽車旅行』 集英社インターナショナル

筒井康隆 『創作の極意と掟』 講談社

内田樹・小田嶋隆・平川克美 『街場の五輪論』 朝日新聞出版

村上裕一 『ネトウヨ化する日本』 KADOKAWA


* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(4月10日号)
  読書欄に掲載されています。


日経MJ(流通新聞)で、コラム「CM裏表」を連載開始

2014年04月08日 | 「日経MJ」連載中のCMコラム

日経MJ(流通新聞)で、新しい連載コラム「CM裏表」を始めました。

「CMの魅力や社会への影響などを解説」するというのが趣旨なのですが、個人的には、CMを通じて世の中や時代を見つめられたら、と思っています。

毎週月曜の掲載で、私の他に放送作家の山田美保子さんなど3名の方々が参加。

月に1度、順番が回ってきます。

自分でも楽しみな連載なので、どうぞよろしくお願いいたします。


CM裏表

「ロト7」
上司を信じるな
実感する会社劇

会社は面白い。色々な人間が生息している。特に上司は奇々怪々だ。成功は自分の手柄、失敗は部下のせいというタイプも少なくない。ロト7の柳葉敏郎さんみたいに「すべて私の指示です。責任は私がとります」なんて言う上司は貴重だろう。

でも、気をつけよう。上司は豹変(ひょうへん)する。柳葉さんも、得意先に名刺ではなくロト7のマークシートを渡したミスを、部下の妻夫木聡さんに転嫁した。

「君子豹変」という言葉は、急に態度を変える身勝手な振る舞いを指すことが多い。だが本来は、立派な人間ほど自分の間違いを直ちに改めるという意味だ。

CMでは、柳葉さんが「キャリーオーバー」に反応したことでロト7好きが露見する。この上司、信じていいのか。部下の自己決定が試される瞬間。それもまた会社の醍醐味だ。

(日経MJ 2014.04.07)



新たな王道の「模索」と、風穴を開ける「試み」

2014年04月08日 | 「北海道新聞」連載の放送時評

北海道新聞に連載している「碓井広義の放送時評」。

今回は、NHK朝ドラ「ごちそうさん」と、北海道テレビの特番を取り上げました。

バラエティー 試み新た
3局で制作、全国放送へ

3月29日、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」が最終回を迎えた。全話の平均視聴率は22・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。過去10年間で最高の支持だ。

このドラマは異色作「あまちゃん」から一転して、“女性の一代記”という定番に戻っただけではない。主人公のめ以子(杏)が、「食」という身近なものを支えに激動の時代をたくましく生きる姿に共感が集まった。そこでは、め以子がプロではなく、あくまでも主婦として食と向き合ったことが大きい。

また登場する料理も特別な食材や技術を必要とせず、どこの家庭でも作れそうなものだ。それでいて料理のシーンは楽しそうで、食事のシーンはおいしそうだった。家庭の食がこれほど素敵に見えたドラマは過去にない。

その一方で、戦争が日常化する社会を庶民の目線でリアルに描いてもいた。我が子を戦場へ送る辛さも、失う悲しみも、抑制の効いた脚本と演技が十分に伝えてくれた。これは反戦を標榜しない反戦ドラマであり、朝ドラの新たな王道を探った1本だった。

今回、もう1本、評価したい番組がある。3月28日の夜11時15分から北海道テレビで放送された「現代%(パーセン)基礎チシキ」だ。気になることを「アンケートによる%」で数値化し、エンターテインメントとして楽しむバラエティである。たとえば、「女性からボディタッチされると自分に気があると思う男性」は65%。「下着の上下は基本バラバラな女性」が54%など、放送時間が遅いこともあり、やわらかなネタが並んでいた。

司会はバナナマンの設楽統。出演者に同じく日村勇紀、ますだおかだの岡田圭右など。壇蜜やデーブ・スペクターもVTR出演する賑やかさで、新機軸のバラエティを開発しようという意欲が感じられた。

しかし、それ以上に注目すべきは、この特番が北海道テレビ、名古屋テレビ、九州朝日放送による初の共同制作だったことだ。3局とも、キー局であるテレビ朝日の番組を流すと共に多くの自社制作を行っている。だが、それらはあくまでも地域限定番組だ。また人員にも予算にも限界がある。

そこで、共同制作によって全国の視聴者に見てもらえる番組を生み出そうというのが狙いだ。今後、テレビ朝日を含む各地の放送局に、番組販売という形でセールスしていく。いわば中央集権的なネットワークシステムに風穴を開ける試みでもある。そのチャレンジ精神に声援を送りたい。

(北海道新聞 2014.04.07)

GALACに、森達也『クラウド 増殖する悪意』の書評を寄稿

2014年04月07日 | 本・新聞・雑誌・活字

放送批評懇談会が発行する専門誌「GALAC(ぎゃらく)」。

発売中の5月号に、『クラウド 増殖する悪意』の書評を寄稿しました。


『クラウド 増殖する悪意』
森 達也 著(dZERO)

3月4日、森達也は永田町の海運クラブにいた。放送批評懇談会シンポジウム「再発見!クリエイティブパワー」で、映画監督の是枝裕和などと共に講演を行ったのだ。

担当したテーマは「放送ジャーナリズムの自律と自覚」。森は50分の持ち時間をフルに使って話し続けた。

その中で、自身の映像作品『A』がテレビから排除された時のことに触れ、オウムの信者が自分たちと同じ普通の人間ではなく、一種「違う存在であって欲しい」という願望のようなものを感じたと語った。

そして日本人が集団化した場合、二つの動きが起こると指摘した。一つは異物の排除。それによって多数派となっていく。

もう一つが外側に仮想敵を作ることで、集団の連帯を強める効果がある。興味深いのは、この話が近年目立つ「同調圧力」に通じていることだ。

森の新著『クラウド 増殖する悪意』は、ここ数年の間に新聞や雑誌、WEBサイトなどで発表してきた論考をまとめたものである。タイトルはコンピュータ系のクラウド(cloud)ではなく、群衆という意味のクラウド(crowd)だ。

たとえば、「大ヒットやベストセラーが生まれやすい国」と題した一文では、日本人の集団化と多数派への同調志向がメディアのすさまじい影響力とリンクして、社会が一つの方向へと流れやすくなっていることを警告する。

また、森のドキュメンタリー論も存分に展開されている。曰く、「作品は自己の表出であり、『恣意的に切り取る』ことは当たり前だ」。

さらに「映像は客観を装う。あるいは観る側はそう思い込もうとする。こうして虚実が溶解する。これは映像の特質だ」と。

メディアについて学ぶことが、自分たちの「今の姿」を知ことに通じるという意味で、格好のテキストでもある。

(GALAC 2014年5月号)



【気まぐれ写真館】 地元の桜 2014.04.06

2014年04月07日 | 気まぐれ写真館




週刊プレイボーイで、「春の番組改編」について解説

2014年04月06日 | メディアでのコメント・論評

発売中の週刊プレイボーイに、「春の番組改編」に関する記事が
掲載されました。

この中で、解説しています。


どう変わる!?春のテレビ番組

4月から各局の番組表が大きく変わった。この春の番組改編がいかに大がかりだったかは、各局発表の改編率(新番組の割合)を見ると一目瞭然だ。

全日帯の改編率が最も高かったのはTBSで29・7%。その後はテレビ東京の26・7%、テレビ朝日の20・5%、フジテレビの19・8%と続いていく。特にフジテレビとTBSは、「ここ数年で最も大きな改編率」と番組編成会見で説明したほどだ。

他局が大きく動くなか、静観したのは日本テレビである。全日帯の改編率が9.7%で、プライム帯とゴールデン帯に至っては、ドラマとミニ番組以外まったく動かさない“ゼロ改編”だったのだ。

上智大学新聞学科の碓井広義教授(メディア論)はこう分析する。

「2013年度の年間視聴率において、日本テレビは全日帯で1位を獲得。ゴールデン帯とプライム帯はテレビ朝日に負けましたが、全体的なムードは悪くない。今のお客さん(視聴者)を大事にする意味でも、番組編成を変えるのは得策ではないと判断したのでしょう。それだけ自信のある番組作りができている証拠でもある」


続いて個別に各局の番組を見ていくと……話題の人物の冠番組が各局で始まっているのも、特徴のひとつ。『バイキング』『坂上忍の成長マン!!』の坂上忍のほか、「今でしょ!」でおなじみの予備校講師・林修はTBSとテレ朝で2本の冠番組がスタート。さらにジャーナリストの池上彰も、これまで「執筆活動に専念する」との理由で特番以外の出演を控えていたが、テレ朝で久々にレギュラー番組を担当する。

「子供から大人まで気軽に見られる教養バラエティは、今やテレビ局にとってキラーコンテンツなんです。特に林さんと池上さんは人気が高く、安定した視聴率が見込める。これほどありがたい人材はなかなかいないですよ」(キー局若手局員)

女性の注目株といえば、テレビ東京の大江麻理子アナだろう。『ワールドビジネスサテライト』(以下、『WBS』)で16年間メインキャスターを務めた小谷真生子(まおこ)アナの後任に選ばれたのだ。

碓井教授が話す。

「これで名実ともにテレ東のエースになったといえるでしょう。『WBS』で彼女に期待したいのは、小谷アナにはないカジュアルさ。変に“報道キャスター”という肩書にとらわれ、しかめっ面でニュースを読むようだと、魅力が半減してしまいます。看板の報道番組だからって萎縮せず、伸び伸びとやってほしいですね」


一時代を築いた小谷アナの降板もそうだが、今回の改編で『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や『朝ズバッ!』『はなまるマーケット』(ともにTBS系)などの長寿番組が幕を下ろした。テレビ業界にとって2014年は、ターニングポイントになった年として歴史に残るはずだ。 (取材・文/高篠友一)

(週刊プレイボーイ 2014.04.14号)