碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

TBSレビューで、「解説番組」を解説

2014年04月28日 | テレビ・ラジオ・メディア

日曜の朝、5時半から、「TBSレビュー」のオンエア・チェック。

収録番組は編集されて放送となるので、出演者も完成形はオンエアを見ないと分かりません。

テーマは「解説番組」。

放送の中で、解説者に必要な3つのチカラを挙げてみました。

1 情報収集力
2 分析力
3 プレゼンテーション力

これらのうち、1)について。

池上彰さんの情報収集の軸となっているのは、毎朝読むという10紙の新聞です。

これに20分。

早いですよね。

項目をざっと見て、重要と思われる記事はキープしておき、夜、じっくり読み直すそうです。

つまり、「誰でも入手可能な公開情報」がベースとなっていることに注目です。

・・・・といった話も収録の際にしたのですが、時間の関係でしょう、カットされていました(笑)。

日本人「ジャズ・プロデューサー」の回想

2014年04月28日 | 書評した本たち

え、そんな人物がいたの?

そう声にして言いたくなるのが、『ジャズは気楽な旋律』(平凡社新書)の著者、木全信(きまた まこと)さん。

何しろ、ジャズ・プロデューサーとして、アート・ブレイキーやチェット・ベイカーなど数多くのミュージシャンのアルバムを手がけたのだ。

書かれている回想も、まさに当事者ならではの「秘話」でびっくり。

いやはや、こんな日本人がいたんですねえ。




今週、「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

辻原 登 『寂しい丘で狩りをする』 講談社

永江 朗 『おじさんの哲学』 原書房

遠藤武文 『龍の行方』 祥伝社

柏木 博 『日記で読む文豪の部屋』 白水社

* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(5月1日号)
  読書欄に掲載されています。