
愛読する「東京新聞」の名物ページ、「こちら特報部」。
2日(日)の特集テーマは「AKB48 社会現象」で、これが面白かった。
記事はまず、前田敦子の卒業イベントから始まり、「ファンとの一体感を作る数々の奇抜な仕掛け」など、人気の要因を探っている。
次に、AKB関連の著書を持つ方々の分析。
また、我が上智大学新聞学科の田島泰彦教授による「芸能人に関わるニュースを社会的現象として扱うことがあってもいいが、限度があるはず」といった意見も。
さらに、月刊「創」編集長・篠田博之さんの連載「週刊誌を読む」が、各誌のAKB対応を話題にしている。
たとえば、「誰も批判しないAKB48『前田敦子』卒業バカ騒ぎ」という記事を掲載した「週刊新潮」。
「週刊新潮」らしい、素晴らしい記事だったなあ(笑)。
また、たとえば、「グラビアでエールを送りながら、記事ではAKB48のウラ情報を披露」している「週刊文春」など。
新聞の見開きページを、どどーん!と使った多角的なアプローチは、さすが東京新聞でした。

