碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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FLASHで、テレ東「大江麻理子アナ」について解説

2014年01月26日 | メディアでのコメント・論評

この春、テレビ東京の看板番組「ワールドビジネスサテライト」を
担当、といわれる大江麻理子アナウンサー。

発売中の「FLASH」最新号が、「サテライト解剖する!」との意気
込みで、特集記事を組んでいます。






この中の『各界の「大江支持派」が魅力を語る』というコーナーで、出雲阿国さん(芸人・フェリス卒)、安田理央さん(アダルトメディア研究家)と並んで、大江アナについて解説しました。



テレ東が誇る知的エンタテイメントを体現した存在

アカデミズム界随一の大江ファン
上智大教授 碓井広義さん

「初めて大江さんをみたのは『出没!アド街ック天国』でした。テレビ東京には悪いけど(笑)、テレ東にこんな清楚な美人がいたのかと驚いたんです。

それが、愛川欽也さんをはじめとするクセのある出演者たちを上手に転がしながら番組を展開していたから、さらに驚いた。しかも大江さんは気品があって知的な正統派美女なのに、すました印象がなく、むしろ天然キャラで親しみやすい。テレビ界の至宝、生きた奇跡と呼びたいですね」

また、確かなアナウンス能力の高さも、大江アナがもつ魅力だと碓井氏は語る。

「最近、TBSの吉川美代子アナが『アナウンサーが教える愛される話し方』(朝日新書)という本を出したんですが、そのなかで女性アナウンサーと女子アナの違いを説いているんです。女子アナというのはいわば社内タレントで、それを嬉々としてやっている、放送界の環境汚染源だと(苦笑)。

それに乗っかるならば、私は大江麻理子さんこそ、放送界の空気清浄機じゃないかと思う。彼女は王道を行く女性アナウンサーとして、吉川さんがおっしゃる、放送界の汚れた空気をたったひとりで綺麗にしているわけです。

テレビ東京は、ひと癖ある深夜ドラマも含め、他局がやらない独自の番組作りを実践してきた成果で、いま元気があります。特に、子どもからお年寄りまでが楽しめる知的エンターテイメントならダントツでしょう。その意味で、知性と親しみやすさをもった大江さんは、まさに知的エンターテイメントな存在。彼女を局の顔、看板として、テレビ東京はこれからますますパワーアップするでしょう」

(FLASH 2014.02.04号)




鈴井貴之さんと

2014年01月26日 | テレビ・ラジオ・メディア

札幌で、鈴井貴之さんと打ち合わせをしました。

3月に行われる、放送批評懇談会が主催するシンポジウムに登場
していただくためです。

鈴井さんといえば、多くの人が「水曜どうでしょう」を思い浮かべる
わけですが、放送作家であり、演出家であり、作家であり、映画監督でもあるクリエイターというのが正しい紹介でしょう。

今回は、北海道という「ローカル」にこだわり続けてきた鈴井さんの、腹の底のソコまでを語っていただく予定です。

詳細は、追って告知しますので、どうぞご期待ください。



<このブログ内での関連記事>

2011年06月28日
北海道・富良野で、対談「倉本聰vs.鈴井貴之」を収録
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/07854bc4da1395c9e22f5df9762e6943

2011年07月14日
テレビによるテレビ論「倉本聰VS.鈴井貴之」
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/94d6ff81868ee8c0df98a36485d45fcc

2011年08月24日
ドキュメンタリー「鈴井貴之 原点回帰」の完成
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/f75070ea7c7ee340557a9a7c47e7e6fe

2011年08月25日
ドキュメンタリー『鈴井貴之 原点回帰』を無事納品
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/7ad8615f6f44fdf7e2b4f4f8c86dd587

2011年08月27日
『鈴井貴之 原点回帰』、無事オン・エア
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/405558a9e6555618dc7c29c00f056349