楽しみにしていた映画『沈まぬ太陽』。
久しぶりの「休憩」付き作品だ。
長く感じるかな、と心配していたが、そんなことはなかった。
見ごたえは、十分ありました。
しかも、JALの再建問題がこれだけクローズアップされているタイミングでの公開だ(笑)。
御巣鷹山の悲劇。
組合運動。
海外支店たらい回しの刑。
政治家の利権。
役人の暗躍。
4つの労組。
無責任な経営者。
これじゃあ、空の安全も危うくなるかも、と思わせて秀逸だった。
ドラマでやっている『不毛地帯』のモデルは有名な瀬島隆三だが、この映画にも品川徹が演じる龍崎一清として登場する。
龍崎は、時の首相の命を受け、JALならぬ国民航空NALの会長人事に絡んでくるのだ。
さて、どちらが瀬島隆三の実像に近いのか。
『沈まぬ太陽』の主人公・恩地元にも実在のモデルがいるわけだが、本人との違いのアレコレが伝わってくる。
しかし、あくまでも小説であり、映画であって、現実の出来事や人物と100%同じはずはない。
いや、むしろ事実そのままでないからこそ、事実の影に隠れた真実を描きだしているかもしれないのだ。