Le Petit Prince

星に願いを…

レグルスの根性を見た!

2005年10月03日 00時48分39秒 | 引退馬
日曜、阪神の2歳未勝利に出走したレグルスキッド。
惜しくも2着・・・。
キャロット2歳世代の初勝利ゲットはなりませんでした。

とはいえ、今後に希望を抱かせるレース内容で一安心。
では振り返ってみましょう。

レグルスを見るのはVTRを含めても今回のパドックが初めてだったのですが(新馬戦も見ていないのです)、細身の馬体で仕上がりは良かったように見えました。毛艶も良く、バランスもいい馬で想像していたとおりの姿に少し嬉しくなりましたね。
個人的に無駄肉がなくスリムな体型の馬が好きで、その思惑どおりに成長していってくれているようです。ただ、若干腰に甘さが感じられるのも事実でそのあたりレースでは直線の坂がポイントになるだろうという懸念は消えませんでした。
気性的にイライラしやすいタイプだと聞いていたのですが、様子を見る限りそのへんは問題なさそうでしたしパドックで得た感触は上々でした。

他馬では人気を集めていたフィールドカイザーがやはり力強く見え、この馬が強敵になるという思いを強くしましたが、それ以外の馬は特に印象に残ることはありませんでした。

馬場入場後、返し馬もじっくり見ましたがフットワークが軽く断然芝向きの印象。
特に入れ込むこともなく、課題のゲートもこれなら何とかなるのではと思いましたね。

実際、1完歩ほど遅れたものの無難なスタートをきれたと思いましたがどうも出脚がつかなかったようで2コーナーを迎えるあたりでポジションは最後方・・・。
一瞬、嫌な思いが頭をよぎりましたがその後はスムーズな追走で徐々にポジションを押し上げ4コーナーで外を回し追撃態勢に入りました。そこからは1頭際立つ脚色で追い込んできましたが最後は勝ち馬フィールドカイザーに半馬身届かず、結果2着。

よくあそこまで差を詰めてきたな~というのがレース直後の正直な感想で、不思議と悔しさはあまりなかったですね。むしろ今後に向けて大きな手応えを感じられ嬉しくなりました。

まず何といっても坂を問題にせず、最後に伸びてきたレグルスの根性に拍手を送りたい。
俺の心配などどこ吹く風・・・とばかりに力強い直線の走りには頼もしさを覚えました。
今回のレースを見る限り折り合い面にも不安はなく、道中の感じからはさらに距離が延びたほうが追走も楽になって良いでしょう。言い換えれば多少ズブい面があるのですが、マイルの競馬にも対応できた点を考えると見通しは明るいと思います。

レース前の予定では今回使った後は一息いれるとのことでしたが、この内容なら続戦ということになるかもしれませんね。個人的には直線平坦の京都の方がより力を発揮できる気がしますし、距離も伸ばして1800あるいは2000あたりを使ってもらえたら・・・と思いました。ただ、馬が中間のゲート練習でイライラしているということらしいので、その点が問題なければ続戦も・・・とのことですのでひとまず馬の様子を見てからということになるのでしょう。

ともかく今後に期待を持つことができる良いレース内容だったと思いますし、レグルスは着実に勝利へのステップを上がっているようです。
また楽しみが増えました。(T)


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする