おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九
第十二節
急虚身中卒至、五藏絶閉、脈道不通、氣不往來。譬於墮溺、不可爲期。其脈絶不來、若人一息五六至、其形肉不脱、眞藏雖不見、猶死也。
眞肝脈至中外急、如循刀刃、責責然如按琴瑟弦、色青白不澤、毛折乃死。
眞心脈至堅而搏、如循薏苡子、累累然。色赤黒不澤、毛折乃死。
眞肺脈至大而虚、如以毛羽中人膚、色白赤不澤、毛折乃死。
眞腎脈至搏而絶、如指彈石、辟辟然。色黒黄不澤、毛折乃死。
眞脾脈至弱而乍數乍疎(疏)、色黄青不澤、毛折乃死。
諸眞藏脈見者、皆死不治也。
語句の意味 1-2
急虚=病勢が急で人体がにわかに虚すること。<素問玉機真蔵論>「急虚して身中卒に至る。」
中=あたる。中る。命中。
卒=ソツ。兵隊。下級の兵士。歩兵。ニワカに。突然。だしぬけ。しもべ。多数の人。古代の制で、三百軒の戸数。ソツ。死ぬ。天寿を終って、年とって死ぬ。オわる。ツイに。
五藏=肝心脾肺腎
譬=タトエ。たとえごと。サトす。言いきかせる。
墮=ダ。オちる。落下する。落ち込む。脱落する。堕落する。オトす。おこたる。ヤブる。こわす。つぶれる。
溺=デキ。オボれる。水にはまって苦しむ。水に沈んで死ぬ。ものごとにふける。ジョウ。ニョウ。小便。ゆばり。
其脈絶不來=王冰の注に「是れ則ち急に虚し、卒に至るの脈なり」とある。鍼灸医学大系
若人一息五六至=新校正には「按ずるに人一息に脈五~六至するは何ぞ死を為すことを得ん。必ず息の字は誤ならん。息は当に呼に作るべし。乃ち是なり」とある。これはその通りであろう。鍼灸医学大系
眞=シン。マ。まこと。マ・接頭語。正しい。まことの。まじりけない。正確の意。全くの。中心の意。普通の。無意味の美称。マコト。うそでない。にせものでない。飾りけがない。ありのまま。書体の一。道教でいう真人。
鍼灸医学大系語句の解より
真の意義について 日本人の真の考え方には「ほんとうのもの」という意味がつよく含まれているようであるが、・・・・・中略・・・眞のヒ印は人間があお向けに倒れた姿であり、その下は首を逆にした形である。上古には王や貴族などが死ぬと、何人もの従者や奴隷が殉葬者として墓穴に埋められるという風習があった。<史記>によると、将軍項羽は秦の大軍を撃破して「降卒二十万人を新安城外に坑(あなうめ)にした」という記事がある。このように人間を倒にして穴の中に埋めることを表わしたのが眞の字である。そこで今日用いられている「充塡」の塡(いっぱいにつめこむ)という字が真の意味を明白に伝えているのである。眞の原義はつまり「いっぱいに詰まって空白な所や欠けた部分がない」という意味を含むのである。
そこで本文に「眞肝の脈」とは「肝だけの気がいっぱいに詰まっている脈」ということで、脈中に空白もなければ、欠け目もない。従って胃気の入りこむ余地もないのである。真心の脈、真肺の脈等についても亦同じである。
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