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黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九 第九節

2012-08-04 09:29:34 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九

第九節

原文

 是故風者百病之長也。

今風寒客於人。使人毫毛畢直、皮膚閉而爲熱。當是之時、可汗而發也。或痹、不仁、腫痛。當是之時、可湯熨及火灸刺而去之。弗治病入舍於肺。名曰肺痹。發欬上氣。弗治肺即傳而行之肝病。名曰肝痹、一名曰厥。脅痛出食。當是之時可按若刺耳。弗治肝傳之脾病。名曰脾風。發癉、腹中熱、煩心、出黄。當此之時可按可藥可浴。弗治脾傳之腎病。名曰疝瘕。少腹寃(冤)熱而痛、出白。一名曰蠱。當此之時可按可藥。弗治腎傳之心病。筋脈相引而急病。名曰瘛。當此之時可灸可藥。弗治滿十日法當死。腎因傳之心。心即復反傳而行之肺。發寒熱。法當三歳死。此病之次也。

弗治肺即傳而行之肝病。名曰肝痹、一名曰厥。

治せざれば肺より即ち傳えて之きて肝に行き病む。名づけて肝痹と曰う。一名厥と曰う。

東洋学術出版社素問=弗治、肺即傳而行之肝。病名曰肝痹、一名曰厥。

治せざれば、肺即ち伝えてこれを肝に行(や)る。病名づけて肝痹と曰い、一に名づけて厥と曰う。

少腹寃熱而痛 東洋学術出版社素問=少腹冤熱而痛

訓読

是の故に風は百病の長なり。

今風寒人に客す。人をして毫毛畢直し、皮膚閉じて熱を爲さしむ。是の時に當りては、汗して發せしむべきなり。或は痹し不仁、腫れ痛む。是の時に當りては、湯熨及び火灸、刺して之を去らしむべし。治せざれば病入りて肺に舍す。名づけて肺痹と曰う。欬を發して上氣す。治せざれば肺より即ち傳えて之きて肝に行き病む。名づけて肝痹と曰う、一名厥と曰う。脅痛み食を出す。是の時に當りては、按じ若くは刺すべきのみ。治せざれば肝より傳わりて脾に之きて病む。名づけて脾風と曰う。癉を發し腹中熱し煩心し黄を出す。是の時に當りては按ずべく、藥すべく、浴すべし。治せざれば脾より傳わりて腎に之きて病む。名づけて疝瘕と曰う。少腹寃熱して痛み白を出す。一に名づけて蠱と曰う。是の時に當りては按ずべく藥すべし。治せざれば腎より傳わりて心に之きて病む。筋脈相引きて急に病む。名づけて瘛と曰う。是の時に當りては、灸すべく藥すべし。治せざれば滿十日にして法として當に死すべし。腎因って傳わりて心に之き、心即ち復(また)反傳して之きて肺に行く。寒熱を發す。法當に三歳に死すべし。此れ病の次なり。

 

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