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p104自律神経失調症になるのは蛋白質・水分の摂り方が間違っているからだ!

2012-08-19 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第2章 漢方はどう診断するか

 

〝気〟のやまい(気毒症)の原因とその対処法

 

p104自律神経失調症になるのは蛋白質・水分の摂り方が間違っているからだ!

 

日本語の「心」というのは、人間の体のどこをいうのでしょうか。

『広辞苑』を引いてみると、「人間の内臓の通称となり、更に精神の意味に進んだ、知識・感情・意志の総体」とあります。

漢和辞典では「心臓・胸・もと」とあります。

そういわれると、心臓なのか、内臓なのか、あるいは脳なのか。

形がなくて「ここだよ」とだれも答えられないのではないでしょうか。

 漢方では、〝気の症〟とか〝気の道症〟というのがあります。

この〝気〟も形のない精神とか神経をさしています。

「気は心」という言葉もありますから、気と心は無形なもので、長さ、重さ、容積などの形以上のもの、つまり、現代の科学の物差しでは測れないものという点では一致するわけです。

すると気の症とは神経症のこと、つかみどころのない病気ということになります。

 それでは漢方は気をどのようにとらえ理解しているのでしょうか。

気持ち、気づまり、気になる、気を張る、気性、平気、短気、頭にくる、神経質等々からノイローゼ、自律神経失調症にいたるまで、現代人にも常用の言葉がありますが、気が合う、意気投合などは、相互の気が同調し、共鳴することで、漢方ではそればかりか、先に述べた心気から胃気、肺気、腎気(じんき)、肝気、胆気などと五臓六腑にも気があると説いています。

 これを現代人に分かるように解釈すると、今日のメートル法や尺貫法の物差しでは測れない、神経という無形のもので、意志力とか生活力とか生命力とか、もっと切りつめて具体的にいえば人間の体表と体裏、つまり皮膚と粘膜の生活リズムが亢進(こうしん)しているか、減衰しているか、正常か異常かということになるかと思います。

禅でよく問われる平常心は、漢方の考え方からは、心のもち方、精神のあり方を、以上の全身的正常化をもってははかればよいことになると考えられます。

 そのなかでもいちばん気を発散しているのが、皮膚と鼻・口・気管・肺といった呼吸器と大腸(おならという無形の気体を発生する)です。

 このように理解すると、神経性胃潰瘍とか自律神経失調症とかアレルギー体質とかの、近代医薬学的に曖昧(あいまい)な病名の疾患にも、漢方は有力な武器として、その改善に有効なことがわかります。

また、生まれつき、体質、気のせい、年のせい、更年期などと医薬の責任範囲外で病人個人のもって生まれた責任といわれたり、不定愁訴(ふていしゅうそ)などといって顧みられない症状や疾患にも、十分打つ手があることがおわかりになるでしょう。

 人間は数日は食べなくても生きていられますが、神経を四六時中使いっ放しで、睡眠と休養をとらねば、一週間と生きられない生物です。

寝ても醒めても気を張りつめていると、神経の失調やアレルギー症状を呈するのです。

手に汗をかきっぱなしのウエットな人も、いつも頭をかっかさせて気を放出し、横になって寝ていても、エンジンである心臓を吹きっ放しで空転させ、漏電(ろうでん)をしている人たちは、生命力のむだ使い、われとわが身をさいなみ、生命を縮めていることになるのです。

それを正常化し、漏電や空転を排除するのが漢方薬の気剤なのです。

 ある有名な雑誌の副編集長のKさんは、ある日、朝起きると頭痛と激しい吐下痢(とげり)に襲われて、寝込んでしまいました。締切り間近で、原稿集めや取材の結果が気になってしかたないのですが、体に力が入らなくて、肩がこり、全身が疲労して食物も摂(と)れず、そのうえ電車に乗ると、電車が揺れ動くようで不安になってくるのです。

病院でいろいろの検査をしたわけですが、結果は〝自律神経失調症〟という病名をいただいたというのです。

 このKさんの自律神経失調症は、漢方でいういわゆる〝気の道症〟なのです。

この気の病はどうして起こるのかというと、現代生活は、神経ばかり使って追いかけ回されているからです。

 まず、生活環境や食物環境というストレスは、もう気が許せません。

神経を過剰に使わなければ身動きできない状態にあります。

この環境という外の条件の悪化が第一です。

 

二番目は内の条件で、人間が食物として摂っている蛋白(たんぱく)質が問題です。

蛋白質は生命をつくる源です。

日本人は戦後、食生活が変わって、大動物から蛋白質を摂るようになりました。

この蛋白質の摂り方に間違いがあるのです。

 

食べた蛋白質は消化しなければなりません。

牛の肉や豚の肉がそのまま体にくっつくわけはありません。

だが、人間という動物は貪欲(どんよく)で、食べたら全部消化できると思っているのです。

頭では簡単に消化できると思って食べたが、胃や腸はたいへんな負担がかかって四苦八苦、頭と胃が分裂状態になっているのです。

澱粉(でんぷん)とか炭水化物を摂るのとはわけが違います。

 

 生肉をそのまま放置しておけば腐ってくることを考えてください。

胃のなかだって同じです。

食べた肉を腐敗しないで消化するには、それを補助する調味が必要になってくるのです。

 

 蛋白質の肉を食べ、魚を食べ、豆腐を食べるときは、かならず胃腸や呼吸器の薬である辛(から)い薬、香辛料を食品につける必要があります。

牛肉などはヘドロを食べているも同然です。

それを消化するには多量の香辛料、漢方でいう気剤は欠くべからざるものです。

日本人に欠乏しているのは、この香辛料です。

香辛料なしで肉を食べて頭脳と胃や腸が発散も消化も助長されないと、いらいらするのは当然のことなのです。

 

 三番目に大きな問題点は、冷暖房による公害です。

現代生活は、便利でけっこうなことだといいたいのですが、自然な人間の体にとっては、急に外から暖かいところに入ったり、冷たいところに入ると、気ばかり使うことになるのです。

 

 たとえば、夏に冷房のきいたビルに入ると、汗を出していた外とは条件が違ってきます。

逆に外の冷えから体を守らなければなりません。

もっとくわしくいいますと、人間は下から小便、大便を排泄していますが、この冷暖房のきいた条件だと、上部は暖かく、足もとは冷たいので体の下に血液が循環しなくて冷えてきます。

すると排泄作用が不十分になってきます。

この排泄できない水分は、どこが代替(だいか)えしているかといいますと、皮膚や口や鼻から出さざるをえなくなってくるのです。

 

 頭や鼻から気を出している状況は、冷えのぼせということで、神経ばかり使っているわけです。

これでは頭の中枢神経というコンピューターの源と、体の五臓六腑が同調できず、失調せざるをえません。日本人はそのさなかに生きているのです。

 

 四番目の最大の原因は、これらの元凶である水分代謝の失調、つまり過量の水分の摂取によって起こる水滞(水毒)ですが、これは項をあらためて述べることにします。

 漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

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