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素問 腎ハ骨髓ヲ主リ、脳ニ通ズ

2009-11-18 09:38:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

「腎ハ骨髓ヲ主リ、脳ニ通ズ」(素問痿論篇 第四十四・素問逆調論 第三十四・五蔵生成論篇 第十)

素問痿論篇 第四十四 第一節より

岐伯對曰、肺主身之皮毛、心主身之血脈、肝主身之筋膜、脾主身之肌肉、腎主身之骨髓

岐伯對えて曰く、肺は身の皮毛を主り、心は身の血脈を主り、肝は身の筋膜を主る。脾は身の肌肉を主る。腎は身の骨髓を主る。故に肺熱して葉焦がするときは則ち皮毛虚弱す。急簿して著するときは則ち痿躄を生ずるなり。

腎は身の骨髓を主る

そして腎は人体の骨髓を主るものであります。

腎が弱ると骨も弱り、腰が曲がる、腰が痛む、骨粗鬆症になるといった腎虚の症状が現れてきます。

素問逆調論 第三十四 第三節「腎生ぜざるときは、髄は満ちることあたわず。」

岐伯曰、是人者、素腎気勝、以水為事。太陽気衰、腎脂枯不長。一水不能勝両火。腎者水也。而生於骨。腎不生、則髄不能満。故寒甚至骨也。所以不能凍慄者、肝一陽也。心二陽也。腎孤藏也。一水不能勝二火。故不能凍慄。病名曰骨痹。是人当攣節也。

岐伯曰く、是の人は、素(もと)より腎気勝り、水を以て事となす。

太陽の気衰え、腎脂枯れて長ぜず。一水 両火に勝つこと能わず。

腎なる者は水なり。

しかして骨を生ず。

腎 生ぜざれば、則ち随 満つること能わず

故に寒甚だしければ骨に至るなり。

凍慄すること能わざる所以の者は、肝は一陽なり。

心は二陽なり。

腎は孤藏なり。

一水二火に勝つこと能わず。

故に凍慄すること能わず。

病名づけて骨痹(こつひ)という。

是の人は当に攣節すべきなり。

 そこで岐伯がお答え申し上げるには。

腎は水であります。そして骨を育成します。

然るに今腎活動の根源を為す精気が枯渇したために骨を育成するということができなくなってしまい、そのために骨髄が満つることができません。

素問五蔵生成論 第十 第三節 「諸髄は皆脳に属す。」

 色味當五藏。白當肺辛、赤當心苦、青當肝酸、黄當脾甘、當腎鹹。故白當皮、赤當脈、青當筋、黄當肉、當骨。諸脈者皆屬於目。諸髓者皆屬於脳

 色味五藏に相当する、白は肺辛に当り、赤は心苦に当り、青は肝酸に当り、黄は脾甘に当り、は腎鹹に当る。故に白は皮に当り、赤は脈に当り、青は筋に当り、黄は肉に当り、黒は骨に当る。諸脈は、皆目にし、諸髓は皆脳に属す

あらゆる精髄(髄骨の中に通っている脂の如き液汁)はみな脳(髄海)に上り属する。(故に諸髄は皆脳に属するのである)。カッコ内鍼灸医学大系

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 加齢とともに腎も年をとり脳への栄養を送る力も衰えます、骨粗鬆症になると更に加速し認知症への入り口へとなります、こうならないために腎気丸類とウニカルカルシウムが健康の為にお役に立つ時代となります、それは水分を取れ取れと医師が勧めていて腎が弱るということも一因なのです。

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