駆け足行脚 ２

昭和感ただようお店、山形駅近くの「味の店スズラン」さんの扉を開けると～板場のおやじさんと目が合った(・・;)結構遅い時間（夜10時ぐらいだった）で営業が11時までということで、断られるかなぁ～と思ってたら、あっさり入店OK。
個室になる小上がりに通されて、ひとまずラストオーダーの10時半までちゃちゃーっと頼んでパクパク食べて出ようと夫婦で目配せ。

つきだしに茶碗蒸し♪具沢山のつるんつるんの美しいの…多少昭和感漂えども、お店のお姉さま方が昔のお姉さま方だったとしても（ぉぃ）期待度が上がるのだ。
なんといってもこのお店、再開発でなくなったMy実家の匂いがする（爆）
飲みものは千代寿の寒水江というお店のベーシックな日本酒、一合と悩んでたら「飲めるんでしょ～」と言われ…大徳利の二合でも600円だったので、エイっと思いきることにした。飲み口はあっさりと、やや甘めながら飲みやすいお酒だったよ。

イチオシっぽかったので刺盛り2人前（2000円）を頼んだ。
1人前でもいいかな～ってちと思ったんだけど、お姉さんが「お刺身お好きなら2人前がいいですよ」とおっしゃるので…。
個人的にお刺身はやっぱり地元が美味しいと思う。けれど、こうして旅先に行くと、普段お目にかかれないような食材に出会うのが楽しいのだ(*^_^*)
パッと見サバに見えるのがサワラ、他にアジ、カナガシラ、タイ、ハマチ（だっけ）、マグロ。サワラってこっちだとキハダマグロやカジキのことを言いがちなんだけど、一般的にはこういうお魚なんだ～と新鮮だった。

ナンジャコレ？なビジュアルのこちらは、シーフード（お魚）餃子（350円）ナリ。
餃子のお肉部分がくせのないお魚のミンチ、中華風のタレが揚げ餃子にパンチを与えて、確かに美味しい。日本酒飲んでたけれど、ビール系にあいそうな味。

そして山形と言えば芋煮（500円）
かなり大きめの丼的な器に入ってきて、2人で分けても十分だった。甘すぎなく甘い、薄目のすき焼き風の味付け。里芋がほっくりぬめっとしてて、牛肉が入ってるので満足度が高い。甘いんだけど妙につまみ感（笑）

他にもちまちまと…よく食べたな(・・;)
左上から時計回りに
・蒸し野菜（300円！）
野菜不足になるかなと思って頼んだんだけど、意外と付け合わせに野菜の多いお店だった～
人参が特に甘くて美味しかったな♪上に天かすがのってて、ちょっと野菜だけで物足りないのにいいアクセントとなってた。タレはソースのようなややスパイシーな味わい。何故かお店のおススメの印がついてたというナゾ（何推しなのかがホント謎なくらいメニューが多かった）
・山芋酢（500円）
山芋と言えば青森のイメージなんだが、地産地消の欄にあったので山芋好きなダンナ氏がオーダー。結構こってり系が多かったので、酢のものはスッキリ。結構量が多かった～
・日本海にぎり寿司（380円）
思わずメニューを二度見した…380円(^_^;)
シャリが大きめでやや田舎くさい風貌のお寿司であったけれど、締めにいただくには満足度が高かった！ダンナ氏とじゃんけんしながら、欲しいネタをとって半分こ。刺盛りとやや被るが、サワラがやっぱり嬉しいな。
・青しそ巻き（300円）
多分山芋のすったのを中心に、青海苔っぽい海藻を混ぜ込んだものをシソで巻いて揚げたもの…好きだわ～(^.^)日本酒に合った。アチアチだったのが尚良し♪

結局閉店ぎりぎりまで食べ続け、飲み続けた。2人とも微ヨッパーで満腹という幸せゾーンに突入して、お店を後に…私は大徳利だけだったが、ダンナ氏が結構飲んだにも関わらず、一品一品がお手頃なので、お会計したら「へ？」という価格だった。全体的に美味しかったし、地元感もあり、昭和感もバリバリありで、パッと選んで行った割にはアタリのお店でラッキーだった(^-^)

キラリーンな山形駅をパチリ☆
やっぱり諦めずに都市部の宿をとってよかった！旅先飲みはステキなのである。