ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝カエル〟か〝カワズ〟か?

2018年04月06日 | 俳句

 今日は天気予報どおり朝から雨。風も結構強くて、雨は夕方には止んだんですが、それでも何となく肌寒い一日で、また一枚羽織ったりしました。

 午後からは厚南会館で平成30年度の開講式がありましたので出掛けました。ここではいつも1時間ほどの〝人権学習会〟が同時に開かれます。今年は山口地方法務局宇部支局総務課長の廣江民江さんの「改めて同和問題について考えてみませんか」という演題でした。

 それが済んでから講師紹介です。閉会の後にはそれぞれクラブ毎の話し合いがあり、終ったのは午後4時でした。ああ~疲れました!

 ここの俳句教室は昨年のまま移動もなく、また10人でスタート。句会でも吟行でもちょうどよい人数です。二年目に入りますので、今より一歩前進を目指して頑張りましょうね…と兼題を「蛙」と決めて解散しました。

 その時、「先生、カエルですか、カワズですか?」という質問が出ました。「カワズ」はもともとは「河鹿蛙」をさしたのですが、平安初期頃から一般の蛙(カエル)にも混同して使用されるようになったのです。あの有名な芭蕉の〈古池や蛙飛びこむ水の音〉の句は、「カワズ」と読みますからね。しかし、一茶の句〈痩蛙まけるな一茶是に有り〉は、やっぱり「カエル」でしょう。歳時記の例句は全部漢字で書いてありますので、読む人がどちらに読んでもいいということになりますが、「…蛙かな」などは「カワズかな」と読む方が圧倒的に多いような気がします。

 するとまた、誰かが「蛙の目借り時でもいいんですか?」と。「それはいけませんよ!」なぜなら「蛙」は動物、「蛙の目借り時」は時候の季語ですからね。

 今日の写真は「ハナニラ」です。野菜の「韮の花」とは違います。葉が似ているし匂いもニラやネギのような匂いですが、花は全く違います。

 

 


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